【発売】グリンゴルツ、コルティ/バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1〜6番(2CD)
2025年08月26日 (火) 20:00 - HMV&BOOKS online - Classical

グリンゴルツとコルティ、名手共演によるバッハのソナタ全曲録音登場
1982年レニングラード生まれのイリヤ・グリンゴルツは、1998年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールに史上最年少で優勝して大きな注目を集め、その後も並外れた多才さを発揮して現代音楽にも意欲的に取り組むと共に、歴史的情報に基づいた古楽演奏にも深い情熱を注いでいます。かたや1984年イタリアのアレッツォで生まれたフランチェスコ・コルティは、2006年ライプツィヒのバッハ国際コンクール、2007年ブルージュ国際古楽コンクールのいずれもチェンバロで優勝、現在国際的に高く評価されているチェンバロ・フォルテピアノ奏者のひとり人であり、指揮者としても活躍中です。
方向性がやや異なる2人の名手ですが、彼らはあたかもお互いが補完し合うような良好なパートナーシップでこの数年結ばれており、大きな成功を収めてきました。ここでも作品に対する2人の深い理解と探究に裏打ちされた解釈が確かな演奏技術で生かされていますが、なんといってもその魅力は瑞々しい表現にあると言え、今ここで音楽が生まれている喜びを感じさせる活き活きとしたバッハを楽しむことが出来ます。
アルバムには併せて、アメリカのバロック・ヴァイオリン奏者にして作曲家のアンドリュー・マッキントッシュ[1985-]による『Tertia deficiens』を収録。タイトルは「偽りの短三度」といった意味で、バッハの時代には既にやや古くなっていたものの、その影響がバッハ作品にもみられるという「1/4コンマ・ミーントーン調律」のハーモニーに触発されて書かれており、少ない音を折り重ねて紡いでいく響きが、どこか日本の雅楽にも通じるような不思議な美しさを持つ作品です。過去と現在の橋渡しとして、今回のプロジェクトのために委嘱されました。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
J.S.バッハ:
1. ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
2. ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
3. ヴァイオリン・ソナタ第6番ト長調 BWV.1019.3(初期稿)
4. Adagio(BWV.1019.1)
5. Cantabile, ma un poco adagio(BWV.1019.2)
Disc2
アンドリュー・マッキントッシュ:
6. Tertia deficiens
J.S.バッハ:
7. ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
8. ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
9. ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ)
使用楽器:
ヴァイオリン:ナポリのフェルディナンド・ガリアーノ1770年制作
チェンバロ:ハノーファーのクリスティアン・ファーター1738年制作楽器(ニュルンベルク・ドイツ博物館所蔵)に基づく、ミラノのアンドレア・レステッリ1998年制作の再現楽器
録音時期:2024年11月11-16日
録音場所:スイス、チューリッヒ、マルターレン教会
録音方式:ステレオ(デジタル)
世界初録音(6)
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