【映像】ブレゲンツ音楽祭2023/ヴェルディ:『エルナーニ』
2024年09月26日 (木) 19:15 - HMV&BOOKS online - Classical
ブレゲンツ音楽祭2023
オペラ界を担うサイミール・ピルグがタイトルロール
注目の演出家ロッテ・デ・ベアによるヴェルディ初期の傑作『エルナーニ』
湖上のオペラ「ブレゲンツ音楽祭」。オーストリアの西端でドイツとスイスの国境近くに位置するブレゲンツ。裕福な市民の資金が投入され1946年からスタートしたこの音楽祭は、ボーデン湖の上を舞台とした湖上劇場をはじめ、隣接するホールなどで伝統的舞台芸術であるオペラと、最先端の技術を融合したスペクタクルなオペラが4週間にわたって上演されます。
ヴィクトル・ユーゴーの戯曲に基づくヴェルディ初期の傑作『エルナーニ』。反乱軍のリーダー、エルナーニはスペイン国王ドン・カルロが父親を殺害したことを知り、復讐を企てます。2人ともエルヴィーラを愛しており、さらに老大公シルヴァも姪であるエルヴィーラを花嫁に迎えようとしています。心を打つアリア、感動的な合唱、魅力的なアンサンブル歌唱など聴かせどころ満載で、ソプラノ、テノール、バリトン、バスの四役に優れたキャストが求められることから上演機会はそれほど多くはありません。
本上演ではタイトルロールにアルバニア出身のテノール、サイミール・ピルグ。2004年に最年少ソリストとしてザルツブルク音楽祭でデビュー。プラシド・ドミンゴも絶賛する今後のオペラ界を担うスターです。ドン・カルロは現代を代表するバリトン歌手フランコ・ヴァッサッロ。シルヴァ役にはクロアチア出身のゴラン・ユーリッチ。そしてエルヴィーラには中国人ソプラノで世界の劇場で活躍するグアンチュン・ユ。近年オペラ界で活躍する屈指の名歌手が揃う充実ぶり。さらにイタリア出身、とりわけベル・カント・オペラを愛する指揮者エンリケ・マッツォーラ。演出は2022年9月からウィーン・フォルクスオーパーの芸術監督に就任したロッテ・デ・ベア。鬼才演出家ペーター・コンヴィチュニーの下で研鑽を積んだ実力を持つ演出家です。そして戦いのシーンにはラン・アーサー・ブラウンが振付師として名を連ねており、16世紀を想起させる凝った演出となっています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『エルナーニ』全曲
サイミール・ピルグ(アラゴンの山賊エルナーニ/テノール)
フランコ・ヴァッサッロ(スペイン国王ドン・カルロ/バリトン)
ゴラン・ユーリッチ(老大公シルヴァ/バス)
グアンチュン・ユ(シルヴァの姪エルヴィーラ/ソプラノ)
アイタージュ・シュカリザーダ(エルヴィーラの乳母ジョヴァンナ/ソプラノ)
オメル・コビリャク(国王の侍従リッカルド/テノール)
スタニスラフ・ヴォロビョフ(シルヴァの侍従ヤーゴ/バス)
プラハ・フィルハーモニー合唱団
ウィーン交響楽団
エンリケ・マッツォーラ(指揮)
演出:ロッテ・デ・ベア
舞台美術&衣裳:クリストフ・ヘッツァー
照明:アレックス・ブロク
戦闘シーン振付:ラン・アーサー・ブラウン
収録時期:2023年7月
収録場所:ブレゲンツ、祝祭劇場(ライヴ)
映像監督:ティチアーノ・マンチーニ
収録時間:121分
画面:カラー、16:9
字幕:伊(歌唱言語)、英、独、仏、西、韓、日
日本語字幕:井内百合子


