第168回 芥川賞・直木賞 受賞作決定

第168回芥川賞と直木賞の受賞作が決定しました。
芥川賞は井戸川射子『この世の喜びよ』、佐藤厚志『荒地の家族』、直木賞は小川哲『地図と拳』、千早茜『しろがねの葉』が受賞となりました。

第168回 芥川賞 受賞作

思い出すことは、世界に出会い直すこと。
最初の小説集『ここはとても速い川』が、キノベス！2022年10位、野間文芸新人賞受賞。注目の新鋭がはなつ、待望の第二小説集。

井戸川射子の著作をもっと見る

あの災厄から十年余り、男はその地を彷徨いつづけた。
誰もが何かを失い、元の生活には決して戻らない。仙台在住の書店員作家が描く、止むことのない渇きと痛み。

佐藤厚志の著作をもっと見る

第168回 芥川賞 候補作

アフリカのどこかと日本のハーフで、昔モデルやってて、ゲイらしい―スポーツブランドのスタッフ専用ジムで整体師をするジャクソンについての噂。職場で流出した過激な動画の人物と疑われ、ジャクソンは3人の男に会う。痛快な知恵が織りなす鮮烈なる逆襲劇！第59回文藝賞受賞作
留学先の日本から、サウスカロライナに帰郷したラッセル。 青年は、遠くイランからこの地に根を下ろした父の来し方に想いを馳せる。
デビュー作『鴨川ランナー』で、言語と自己のはざまの揺らぎを描き、京都文学賞を受賞。
デビュー小説『ギフテッド』に続き、芥川賞候補に選ばれた鈴木涼美の第二作。
主人公は、アダルトビデオ業界で化粧師（メイク）として働く聖月（みづき）。彼女が祖母と共に暮らすのは、森の中に佇む、意匠を凝らした西洋建築の家である。まさに「聖と俗」と言える対極の世界を舞台に、「性と生」のあわいを繊細に描いた新境地。

第168回 直木賞 受賞作

ひとつの都市が現われ、そして消えた。
日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。日本SF界の新星が放つ、歴史×空想小説。

小川哲の著作をもっと見る

戦国末期、採掘最盛期を迎える石見銀山。渦巻く欲望と死に抗って生きる女の生涯を、官能の薫りと共に描き上げた著者渾身の大河長篇！

千早茜の著作をもっと見る

第168回 直木賞 候補作

『スモールワールズ』を超える、感動の最高傑作
運命の出会いから始まる、ある2人の20年。人が人を想う時に生まれる、最高純度の奇跡の物語。
ベストセラー作家、雫井脩介による「究極のサスペンス」
夫を殺した犯人は、かつての恋人だった。この男が裁判で「妻に殺害を依頼された」と証言。美しき未亡人は、悪女なのか、それとも。
その愛は、あまりにも切ない。
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。

歴代の芥川賞・直木賞

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