ジョニー・マー４年ぶり最新アルバム『Fever Dreams Pts.1-4』完成　これまでに培ってきたサウンドスタイルを縦横無尽に展開させた「４つの章」からなる全16曲を収録

2022年01月12日 (水)　22:00

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ジョニー・マー４年ぶり最新アルバム『Fever Dreams Pts.1-4』完成　リードシングル「Spirit Power and Soul」のMVも公開

スミスを卒業してから今まで、私が培ってきた一連の影響や幅広いサウンドを表現してきたが、このアルバムではその全てを聴くことができるよ。今作にはたくさんの音楽的要素が含まれているんだ。意識してそうしようと思ったわけではないけど、思うにサウンドのボキャブラリーっていうのが私の中で増えてきたんだろうな。その全てこうこうして活用することができて、とても満足しているよ。
― ジョニー・マー

UKロック / ブリットポップムーヴメントに多大なる影響を与える超重要アーティスト、ジョニー・マー。伝説的ロックアクト、スミスのギタリストであり、ソロアーティストとしても高い評価を受け、数々のアーティストに影響を与え続ける彼が、前作『Call The Comet』より約４年ぶりとなる通算４枚目の最新アルバム『Fever Dreams Pts.1-4』を完成させた。

2013年に発表したソロデビュー作『The Messenger』では全英10位を記録、続く2014年のセカンドソロ作『Playland』では全英9位を、そして2018年の前作『Call The Comet』では全英７位を記録し、その貫禄の存在感を見せつけてくれたジョニー・マーが放つこの最新作『Fever Dreams Pts.1-4』は、その名の通り、それぞれ４曲から構成される４つの章に分かれた全16曲を収録したアルバムだ。十分に練り上げられた構成力をもって創り上げられ、まさに起承転結に満ちた幻想的で広がりを感じさせる作品なのだ。

このアルバムの制作中、世界が事実上閉ざされていたため、ジョニーは自身の内面と他人の感情や心理状態を喚起することに集中しながら楽曲を創り上げていった。

ジョニーはこう語っている。「このアルバムはインスピレーションに満ちた作品なんだ。毎日レコーディングをするのが待ち遠しかったよ。でも、同時にこの作品を創り上げるために、私は自分の内面に深く踏み込んでいかなくてはならかなった」。

Spirit Power and Soul (Official Video)

本作は、現在と過去はもちろんのこと、未来にも目を向けており、最も困難な時代であっても希望は続いていく、という確固たる信念を持った作品だともいえるだろう。「Hideaway Girl」「Lightning People」「Tenement Time」といった楽曲はアンセミックな盛り上がりを持つ曲だが、「The Speed Of Love」や「Rubicon」といった楽曲では、このプロジェクトが強調する空間を最大限に活用した内省的で探求的な曲となっている。

ここにあるすべての曲に共通するのは、2つの重要な要素だ。それは、ジョニー・マーという男が歩んできたキャリアにおける多種多様な音楽の響き、そしてジョニーが「歌の言語 (The Language of the Song)」と呼ぶ、より直接的で、感情的で深い人間性を持った歌詞だ。

昨年、Crazy Face Factoryでレコーディングが行なわれ、共同プロデューサーのドヴィアック、ベーシストのイワン・グロノフ、ドラマーのジャック・ミッチェルといったジョニー・マーの長年のバンドと共に創り上げられた。また、今作にはマサチューセッツ州を拠点にするシンガーソングライター、メレディス・シェルドンがアルバム全編でバッキングヴォーカルで参加しているほか、３曲でプライマル・スクリームのシモーヌ・マリーがベースで参加している。