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注目のマイナー・ピアノトリオ 【2016年1月18日掲載分】

Monday, February 15th 2016


注目のマイナー・ピアノトリオ

 毎週各国より続々と投入されるピアノトリオ作品をまとめてご紹介。名手による堂々の新録から、小粒でもぴりりと辛い隠れ人気盤、レア本、ディスクガイド掲載の限定再プレス/再流通盤までよりどりみどり!

* 自主制作盤や海外マイナー・レーベルからの流通盤も多く、入荷が不安定な場合がありますことを予めご了承ください。






Parallax Phronesis 『Parallax』

デンマーク出身で英国で活躍する凄腕ベーシスト、イエスパー・ホイビー率いるスーパー・ピアノトリオ、フロネシス。2014年発表のライヴ盤『Life To Everything』も現代ピアノトリオ・ファンから高い評価を受けた彼ら。4年ぶりとなるスタジオ録音アルバムでも、持ち前の高揚感溢れるダイナミックなグルーヴが展開される見事な内容に!

Jasper Hoiby (b)
Ivo Neame (p)
Anton Eger (ds)



At This Time... Steve Kuhn 『At This Time...』

スティーヴ・キューン実に4年ぶりとなるトリオ新作がSunnysideから登場です。スティーヴ・スワロウ(b)、ジョーイ・バロン(ds)というこれまで数々の名演を残してきた旧知の三者によって紡ぎ上げられていく至高の、至福のピアノトリオ・サウンド。もう言葉になりません。

Steve Kuhn (p)
Steve Swallow (b)
Joey Baron (ds)



Siskiyou Benny Lackner 『Siskiyou』

師ブラッド・メルドーも墨を付けるドイツ系アメリカ人ピアニスト、ベニー・ラックナー・トリオの通算5作目がお求めやすい日本盤でリリース決定。美しいメロディ、絶妙なエレクトロ・アプローチ、洗練された音響処理、ロドリゲスの「シュガーマン」やデヴィッド・ボウイ「Cygnet Comittee」の好カヴァー・・・現代ピアノジャズの最先端を突っ走る傑作に!

Benny Lackner (p,Musser Ampli-Celesta,Wurlitzer,Nord Lead,,synth etc)
Jerome Regard (el-b,ac-b)
Matthieu Chazarenc (ds)



Nite Lites Don Friedman 『Nite Lites』

リリシズム溢れるピアノトリオ大名盤『Circle Waltz』でよく知られるドン・フリードマン 5年ぶりの新録がスペインFSNTから登場。旧知のハーヴィ・シュワルツ(b)、ウィーン出身の若手実力派クレメンス・マークトル(ds)とのトリオ・レコーディング。御年80にしてなお知的で美しいピアニズムで世界中のジャズ・ファンを魅了するフリードマン。ずばり傑作です!

Roberto Olzer (p)
Yuri Goloubev (b)
Mauro Beggio (ds)



Future Starts Now Confusion Project 『Future Starts Now』

ポーランドの若手ピアニスト、ミカウ・チェシェルスキ率いるピアノトリオ、コンフュージョン・プロジェクト。2014年のデビュー作『How To Steal A Piano』がピアノトリオ党から絶賛された彼らの最新アルバム。ハーモニーやメロディの美しさとスリリングなインプロとの配合バランスは、瞬間的なインパクトだけでなく、聴く者の”ジャズに飢えた”心をしっかりと満たしてくれる。注目の一枚です!

Michal Ciesielski (p)
Piotr Gierszewski (b)
Adam Golicki (ds)



Changes Over Time Jon Davis 『Changes Over Time』

NY俊英ピアニスト、ジョン・デイヴィスのPosi-Tone三作目となるトリオ新録。今回は、トム・ハレル・グループでの来日も記憶に新しいウゴンナ・オケグォ(b)、若手実力派ドラマー、ヨッケン・リュッカートとのトリオ作品。オリジナルほか、ジャコがフローラ・プリムに書き下ろした「Las Olas」などユニークな選曲も◎!

Jon Davis (p)
Ugonna Okegwo (b)
Jochen Rueckert (ds)



Oku Joonas Haavisto 『Oku』

キース・ジャレット、ブラッド・メルドー、エスビョルン・スヴェンソンなどに影響を受け、その繊細で美しいピアノの響きで北欧ジャズ・ファンを虜にするフィンランド次世代エース・ピアニスト、ヨーナス・ハーヴィスト。2年ぶりのトリオ新作は、日本語の「奥」にインスパイアされたタイトルを冠し、また敬愛するシベリウスに捧げた一遍も収録の独創性溢れる一枚に。

Joonas Haavisto (p)
Antti Lotjonen (b)
Joonas Riippa (ds)



On Slawek Jaskulke 『On』

様々なコンテンポラリー・アプローチが交差する2004年の『Sugarfree』が反響を呼んだポーランドの新世代ピアニスト、スワヴェク・ヤスクーケの最新トリオ作。「これまでの集大成になった」という本作も、新しい感性をアグレッシヴなプレイの中で提示してくれるあまりにも清々しく痛快な一枚に。

Slawek Jaskulke (p)
Max Mucha (b)
Krysz tof Dziedzic (ds)



Evidence: Live At Caffe Casolani Mike Melillo 『Evidence: Live At Caffe Casolani』

70年代に今は亡きフィル・ウッズのバンドで活躍していたことでも知られる名ピアニスト、マイク・メリロの最新トリオ・ライヴ作品が登場。敬愛するセロニアス・モンクやバド・パウエルの曲を採り上げながら、直球ハードバップからリリカルなバラードまでを緩急自在に快奏。

Mike Melillo (p)
Elio Tatti (b)
Giampaolo Ascolese (ds)



Sander Tournier Trio Sander Tournier 『Sander Tournier Trio』 (デッドストック最終入荷)

オランダのピアニスト、サンダー・トゥルニエールが1997年に録音したピアノトリオ秘宝盤、アーティスト所有のデッドストックが最終入荷決定!かつて「JAZZ新定番500+500」掲載で話題を呼び、エキサイティングかつエレガントなその内容さから数多ピアノトリオ・ファンを虜にした一枚。入荷数に限りがあります。ご予約はお早目にどうぞ!

Sander Tournier (p)
Aleksander Milosevic (b)
Jonas Filtenborg (ds)
1997年作品



When You Listen Lynne Arriale 『When You Listen』 (限定再プレス)

『The Eyes Have It』に続いて、人気女流ピアニスト、リン・アリエールが90年代DMPレーベルに残した人気トリオ作品が限定再プレス。知的で情熱的なピアニズム、繊細でリリカルなプレイが光るレア本掲載でおなじみの『When You Listen』。必ずやピアノトリオ・ファンにご満足いただける内容になっております☆

Lynne Arriale (p)
Drew Gress (b)
Steve Davis (ds)
1994年作品



Piano Bassi Og Tromma Olafs Stephensen 『Piano Bassi Og Tromma』 (限定再プレス)

アイスランドのピアニスト、オーラヴル・ステフェンセンが1994年に吹き込んだ王道スウィング・ピアノトリオ。タイトルの『Piano Bassi Og Tromma』が示す通り、息の合った三者がアンサンブル〜ソロオーダーにて溌剌とスウィング×2♪ 中古市場でも高値を付けはじめた一枚が嬉しい限定再プレス!

Olafur Stephensen (p)
Gudmundur R. Einarsson (ds)
Tomas R. Einarsson (b)
1994年作品



Love Letters Joyce Dicamillo 『Love Letters』 (限定再プレス)

『Touch Of Jazz』、『Sunrise Lady』といったマニア垂涎のピアノトリオ盤の再プレスが続く米・女流ピアニスト、ジョイス・ディカミロ。こちらは1999年に吹き込まれたトリオ作品。オーソドックスなスタイルと申し分のないスウィング感はもちろんのこと、彼女ならではの気品溢れるピアノも存分に楽しめる一枚です。ジャケもナイス☆

Joyce DiCamillo (p)
Rick Petrone (b)
Joe Corsello (ds)
1999年作品



Full House />


<font size=Rob Agerbeek 『Full House』 (限定再プレス)

オランダが誇るピアノ・スウィンガー、ロブ・アフルベーク1994年のレア盤『Full House』が限定再プレス。ピアノトリオを軸に、テナー入りワンホーン・カルテット、女性ヴォーカル参加とバラエティ豊かな各種フォーマットで楽しませてくれる好盤。歌心溢れるピアノで明朗軽快に踊るハッピースウィング職人アフルベークの至芸をたっぷりとご堪能あれ!

Rob Agerbeek (p)
Harry Emmery (b)
Ben Schröder (ds)
Jan Menu (ts on M5,8,12)
Daisy Oosterhuis (vo on M3,6,10,14,16)
1994年作品



Alizes Philippe Duchemin 『Alizes』 (限定再プレス)

南フランスのベテラン・ピアニスト、フィリップ・ドゥシュマンが1990年に吹き込んだレア・トリオ盤が限定再プレス。ときにソウルフルに、ときにリリカルに、ブレることなく弾き切る潔いタッチ。オーソドックスなスウィング・スタイルとヨーロッパならではの気高い香りとがナチュラルに溶け合った一枚。

Philippe Duchemin (p)
Patricia Lebeugle (b)
Jean-Pierre Souchu (ds)
1990年作品



Presage David Kikoski 『Presage』 (限定再プレス)

昨今Criss Crossからのリーダー作品でエネルギッシュな演奏とセンスの良さを見せつけているピアノ名手デヴィッド・キコースキー。こちらは1989年の初リーダー作。エディ・ゴメス(b)、アル・フォスター(ds)という強力リズム陣のサポートを得て吹き込んだ躍動感溢れる人気トリオ盤。限定再プレスが決定しました!

David Kikoski (p)
Eddie Gomez (b)
Al Foster (ds)
1989年作品



Punk Circus Eric Watson 『Punk Circus』 (限定再プレス)

スティーヴ・レイシー・グループなどでも活躍し、今ではアヴァンギャルド界隈の個性派ピアニストとして名をはせるエリック・ワトソンが1994年にドイツで吹き込んだ純正ピアノトリオ作品。ジョン・リンドバーグ(b)、エド・シグペン(ds)という両名士とのやりとりもソツがなく、且つ絶妙。10年ぶりとなる久々の再登場です。

Eric Watson (p)
John Lindberg (b)
Ed Thigpen (ds)
1994年作品



Nouvelles Aventures Guillaume De Chassy 『Nouvelles Aventures』 (限定再プレス)

子供ジャケの好カヴァー企画『Songs From The Last Century』や『Faraway So Close』といったBEE JAZZからのトリオ作品で人気のフランス名ピアニスト、ギヨーム・デ・シャッシー。1996年にこちらもピアノトリオで吹き込んだ、リリカルで歌心溢れる一枚が限定再プレス。

Guillaume de Chassy (p)
Jacques Bernard (b)
Jean Denis Rivaleau (ds)
1996年作品



Triade Cedric Piromalli 『Triade』 (限定再プレス)

俊英ピアニスト、セドリック・プリマ―リが1997年にフランスで吹き込んだ幻のデビュー作品。1曲を除き全作がオリジナルで、いずれもメロディアスでドラマ性に満ちた作品群。美しいメロディを引き立たせる、緻密で繊細でいてエネルギッシュな演奏は、マイナー・ピアノトリオ・ファンのド真ん中でしょう!

Cedric Piroumalli (p)
Sebastien Boisseau (b)
Nicolas Larmignat (ds)
1997年作品



Society By The Sea Bob Hayes 『Society By The Sea』 (限定再プレス)

御年80を超えて60年以上に渡るキャリアを誇るピアニスト、ボブ・ヘイズが2007年にトリオで録音した秘蔵アルバムがレギュラーCDで限定再入荷。ずらりと並んだ有名スタンダードの数々を心地よいスウィング感と巧みなフレージングで弾き切るアメリカン・ソングブック集です。

Bob Hayes (p)
Laird Boles (b)
Kareem Sanjaghi (ds)
2007年作品



Nachtfahrten Michael Wollny 『Nachtfahrten』

前作『Weltentraum』でも現代ピアノトリオの最進化型を見せてくれた、ACTレーベルが大プッシュするマイケル・ウォルニー率いるトリオ、待望の新作が登場。「e.s.t.以来の衝撃」と同レーベル社長のシギ・ロッホ氏が語るとおり、ジャズという枠にとどまらず、ロック、クラシック、現代音楽、映画音楽など多様なエッセンスを含んだ独自のピアニズム〜トリオ・サウンドで美しく疾駆。オススメです!

Michael Wollny (p)
Christian Weber (b)
Eric Schaefer (ds)



On A Sunny Day Alessandro Galati 『On A Sunny Day』

2014年リリースの『Seals』が今も売れ続けているイタリアのエヴァンス派リリカル・ピアニスト、アレッサンドロ・ガラーティのVVJ2作目。スタンダードを中心にした前作とは打って変わりここでは1曲を除きすべてオリジナル曲で構成。叙情感溢れるプレイから生まれた美しく心地よいメロディはさすが。複雑なハーモニックが展開されるところもたまりません。今回も全ピアノトリオ・ファン必聴の一枚です!

Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)



R Tonu Naissoo 『R』

人気ピアニスト、トヌー・ナイソー2016年最新トリオ作は、ニルヴァーナ、ガンズ・アンド・ローゼズ、オアシス、コールドプレイといった90年代ロックの名曲を中心に採り上げた、トヌーのもうひとつのルーツを垣間見る傑作カヴァー集!

Christian Sands (p)
Thomas Fonnesbæk (b)
Alex Riel (ds)



Waiting For You Mirko Signorile 『Waiting For You』

Soul NoteやEmarcyからのリーダー作が好評を博したイタリアの若手注目株ピアニスト、ミルコ・シニョーリレの最新トリオ盤。かつてニコラ・コンテ作品にも参加していたこともありポスト・バップ的なセンスも併せ持つやり手。今回はスタンダードを中心に持ち前の甘美でリリカルなピアニズムをたっぷりと聴かせてくれます。自転車ジャケにもハズレなし?

Mirko Signorile (p)
Marco Bardoscia (b)
Fabio Accardi (ds)



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