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【インタビュー】 quasimode

Tuesday, October 2nd 2012



 「ジャズ・ミーツ・ソウル」という、メンバー各自いま一度原点に立ち返る中で着手する歴史の更新。

 ジャズもソウルも「ジャズ」なのか? ソウルもジャズも「ソウル」なのか? 何はともあれ、ジャズ・ジャイアンツ、ソウル・マエストロ、ダンスフロアでは皆兄弟。魂震わす心のベストテン的名曲を各々胸に、今年結成10周年を迎えたクオシモードの新しいチャレンジが実を結ぶ。およそ1年半ぶりのニューアルバムにして本年度最高のハイブリッド・ジャズ・ストーリー、『Soul Cookin'』の完成。 

 メンバーの平戸祐介さん、松岡高廣さん、今泉総之輔さんのお三方にお話を伺いました。


インタビュー/文・構成:小浜文晶



メンバー4人それぞれの異なったルーツがあり、
その上で表れてくる共通の「ソウル感」
それが今回アルバム全体にすごく出ているかなと。


-- 10月3日にリリースされるニューアルバム『Soul Cookin'』、まずはキーワードが「ジャズ・ミーツ・ソウル」ということなのですが。

平戸祐介(以下、平戸): クオシモードはちょうど今年結成10周年を迎えて、これまでに5枚のフル・アルバムをリリースしてきたんですね。そういう中で各メンバーにも「クオシモードのサウンドが完成してきた」っていう思いがかなりあったんですよ。なので今回、この6枚目のアルバムを作ると決まったときに、メンバー全員一致で「新しいことにチャレンジしてみよう」ということになったんですよ。

 その「新しいこと」っていうのは、僕ら全員が通ってきたR&Bやソウルの要素を取り入れてみようということで。実際松岡に、DJでかけているようなソウル・テイストの強い曲だったりを色々聴かせてもらっているうちに、「これは新しいことになるんじゃないか?」っていう期待も出てきて。それで改めて今回は「ジャズ・ミーツ・ソウル」でいこうと。

 楽器に関しても、これまでアコースティックがほとんどだったんですけど、ソウル色を出すためにフェンダーローズやエレクトリック・ベースを導入してみたり。とはいえ、基本僕らはジャズ・バンドなので、あくまでソウル・ミュージックをエッセンスとして取り入れたっていう感じではあるんですけどね。


-- サウンドに関しては、具体的なモチーフみたいなものはあったのですか? 時代や地域設定を例えば「70年代のフィリー」だったり「80年代のUK」に置いてみたりだとか。

平戸: 銘打っているのは「ジャズ・ミーツ・ソウル」ではあるんですけど、所謂「70年代のマーヴィン・ゲイ的な」、もしくは「ソウル・トレインみたいな音」っていうような狭義なものではなくて、もっと広い意味でのソウル。例えば「ソウルを通過している音楽」、「ソウルに影響を受けたアーティスト」っていうようなことも含めて、そういったキーワードを拾い出しながら作ったっていう感覚なんですよ。


-- 音資料を聴く前にジャケットだけを見て、エディ・パルミエリの『Lucumi, Macumba, Voodoo』のような世界をちょっとイメージしてしまったのですが(笑)・・・ ラテン・ソウル、ブーガルー、ラテン・ディスコっぽい音などを。

松岡高廣(以下、松岡): あぁそうですか(笑)。でも結局ブーガルーも、ラテンにソウルやロックなんかの要素がミックスされたものだったりしますから、ちょっとそういう感じに近いのかもしれませんね。


-- 松岡さんがメンバーの方々に“参考音源”として聴かせたのはどういうものだったり?

松岡: それこそブーガルーだったり、あとは前2作で取り入れていたディスコだったり。ソウル・ミュージックって結局そういった音楽の源流のひとつだったりするじゃないですか? だから、その辺の音を聴くことによって自然とソウル・フィーリングの高い曲が多くなったんじゃないかなって思います。


-- 当然ながらひとくちに「ソウル」といっても皆さん各自で捉え方が違いますよね。

平戸: 勿論ダニー・ハサウェイのような音楽も「ソウル」ではあるんですけど、でもずっとジャズをやってきた僕にとって「ソウル」と言えば、やっぱりボビー・ティモンズ、ジュニア・マンス、レス・マッキャン、あるいはレイ・チャールズだったりするんですよね。


アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズでの活動でよく知られるピアニスト。ジャズ・メッセンジャーズ時代の「Moanin'」や「Dat Dare」、またはリーダー・トリオを率いる以前にキャノンボール・アダレイのグループで書いた「This Here」といった自前曲にも顕著なように、ブルースやゴスペルを下地としながら得意のブロックコードを多用した黒いフィーリングで、しばしば「ソウル・ジャズ」「ファンキー・ジャズ」という形容を以て人気を博した。前述の自作曲の再演が並ぶ初の自己トリオでの吹き込み『This Here Is Bobby Timmons』、成熟したトリオの拮抗が愉しめる『Easy Does It』、ベースにロン・カーターを迎えた同時期のヴィレッジ・ヴァンガード・ライヴ盤『Trio In Person』など、Riverside 初期のリーダー諸作はいずれも必聴。
ハンク・ジョーンズ亡き現在、現役最年長ピアニストとなったジュニア・マンス。50年代にはキャノンボール・アダレイ、ディジー・ガレスピーのグループで活躍。1960年Verveに吹き込んだ初のリーダー作『Junior』は、持ち前のブルージーでソウルフルなフィーリングが光るピアノトリオのマスターピースとして今も愛され続けている。のちのAtlantic期には、ヒューバート・ロウズ(ts,fl,piccolo)、レイ・バレット(conga)らも参加した渋みのあるファンキー盤『I Believe To My Soul』、エリック・ゲイル(g)、チャック・レイニー(el-b)、ビリー・コブハム(ds)といったソウル/R&B系御用達のバッキングを従えた『With A Lotta Help From My Friends』といった所謂「ネタ文脈」での人気盤も。83歳を迎えた2011年には、ニューヨーク「cafe loup」でのクインテット・ライヴを収録した『Letter From Home』を発表している。
オスカー・ピーターソン系のピアニストとして、ブルース、ゴスペル色の強い作風でならした60年代。その後移籍したAtlanticでは、エディ・ハリスとの『Swiss Movement』をはじめ、『Much Les』、『Comment』、『Talk To The People』などソウルジャズ〜ジャズファンク・テイストを徐々に全面に出しながら数々のヒットを放った。またロバータ・フラックやユージン・マクダニエルズらを見出したことでソウル/ニューソウル・シーンとのつながりも強く、そのスジ界隈のリスナーからも高い人気を得ている。極めてワン・アンド・オンリーなシンガーとしての魅力も持ち合わせ、前述の『Comment』やPacific Jazz 盤『Les McCann Sings』などでは味のある唄声を聴くことができる。ラテンに挑んだ『Bucket O' Grease』も昨今人気。

松岡: 僕が個人的に特にインスパイアを受けたのは、アシッド・ジャズの元にもなっているUKのモリッシー=ミューレン(ディック・モリッシー&ジム・ミューレン)ですね。あとはノーマン・コナーズだったり。この辺のサウンドにはかなり影響を受けました。


-- ジャズ畑の人ではあるけれど、ソウルやファンクもやるみたいな。

松岡: ジャズ・シーンから見た、ソウル、ファンク、ラテン、ディスコのフィーリングみたいな感じで。さっき平戸も言っていましたけど、僕らはあくまでジャズ・バンドなので、ソウル・バンドのような演奏をするのはやっぱり違うかなと。


アヴェレイジ・ホワイト・バンド全面バックアップ&プロデュース+ルーサー・ヴァンドロスら参加のレア 1stアルバム『Up』も大人気。泣く子も黙るハードバップ・テナー大家ディック・モリッシー、70年代からブライアン・オーガー・オブリヴィオン・エキスプレスやココモといったジャズロック/ホワイト・ファンク・グループで活躍するジム・ミューレン、英ジャズ・シーンを牽引してきた大御所二人によるジャズファンク・ユニット。『Up』、そして2ndアルバム『Cape Wrath』(1979年)、いずれにも70年代英国ならではのクールでメロウなジャズファンク・サウンドが溢れている。
元々はニューヨークのジャズドラマーとして、アーチー・シェップ、サン・ラ、ファラオ・サンダース、カルロス・ガーネットら所謂フリー〜スピリチュアル系アーティストとの活動で頭角を現し、70年代に入るとBuddah/Cobblestoneから『Dance Of Magic』、『Dark Of Light』、『Love From The Sun』といったアフロジャズ色の強いリーダー作を発表。その後70年代後半からマイケル・ヘンダーソンの助力を得ながら、自らのヴォーカルをフィーチャーした「アーバン・メロウ」路線へと華麗に転身。『You Are My Starship』、『This Is Your Life』、『Take It To The Limit』、『Mr. C』といったアルバムでその確固たる地位を築いた。

今泉総之輔(以下、今泉): 僕はそこまでソウルに詳しくないんですけど、でもやっていて全く違和感がなかったというか。ヒップホップが大好きなので、僕の場合その視点から捉えた感じ、所謂ネタ文脈ということになるんですよね。例えばアイズレー・ブラザーズだったり、ロイ・エアーズのR.A.M.P.だったり、結局ソウルにしてもジャズにしても、ヒップホップの質感を通した捉え方なんですよ。


オーケリー、ヴァーノン、ルドルフ、ロナルドのアイズレー四兄弟によって1954年に結成されたコーラス・グループ。「Twist And Shout」のカヴァーヒットなどを放った初期のゴスペル、ロックンロール時代を含め、今も昔もブラック・ミュージック・ファンのみならず多くのポップス、ロック系リスナーからも高いプロップスを得ている。1969年の自主レーベル「T-ネック」設立以降も『It's Your Thing』、『The Brother Isley』、『Get Into Something』、『The Isley's Live』など、アイズレー印な肉感溢れるファンク×ディープ・ソウル/R&B サウンドに腰が揺れる傑作を連発。SSWやAOR的要素を加えた70年代半ばからは、ファットでありながらよりモダンに研摩されたグルーヴを生成。『3+3』、『Live It Up』、『The Heat Is On』、『Go For Your Gun』は70年代ファンクの金字塔でありながら、「サンプリング素材としても秀逸である」とした現代のヒップホップ視点においても文句なしのクラシックとされている。
女性シンガー2人をフィーチャーしたシンシナティ出身の5人組「ランプ(R.A.M.P.)」。そのキャピタルは、「ランプ=パッと光が差す(ブレイクする)」ということを意味していたが、もうひとつは、その命名者でもあるヴァイブ奏者ロイ・エアーズによる音楽プロジェクト、つまり「Roy Ayers Music Project」というダブル・ミーニングがひっそりと用意されていたことになる。元々はスピナーズのリズムセクションを担当していた彼らは、「R.A.M.P.」に改名後の1977年にロイ・エアーズ+エドウィン・バードソングのプロデュースで結果唯一のアルバムとなる『Come Into Knowledge』をリリース。発売当時はウワサにもならなかった本作だが、ロイ・エアーズの再評価気運も高まった80〜90年代のレアグルーヴ期において急に注目されたことは有名かもしれない。ATCQが「Bonita Applbum」でサンプリングした「Daylight」や「Everybody Loves The Sunshine」の再演など、ディスコもフュージョンも取り入れながらメロウにしたたる、この時期ならではのソウルジャズ・サウンドが詰まっている。

-- そうした捉え方の違いをすり合わせたところで、アン・ヴァーグ「Give It Up Turn It Loose」のカヴァーがあったり。

平戸: そうですね。60〜70年代のリズム・アンド・ブルースやソウル・ミュージックの流れが90年代に行き着いたひとつの形として、アン・ヴォーグに代表されるようなR&Bがあったと思うんですけど、要は僕らの共通項としての「ソウル」がそこにあったんですよ。だからこの曲を僕らが新しい感覚でアレンジすることによって、その流れが断ち切られずにこの先も続いていくんじゃないかなって思うんですよね。


-- 皆さん世代的にアン・ヴォーグはド真ん中だと思うのですが、実際カヴァーしてみようと提案されたのは・・・

今泉: プロデューサーからの提案ですね。毎回そうなんですが、カヴァー曲はその都度お任せして選んでもらっていて。実は今回のカヴァーに関しては、たしかTLCの「Waterfalls」なんかもあったと思うんですけど、相当数の候補曲があったんですよ。他にもテリー・キャリアーだったり、R&Bとは全くテイストの違うものも含めて。

松岡: ただ、「Waterfalls」は歌詞の内容がかなりシビアで、クオシモードでやってもあまりリアリティがないだろうということで見送られて。それで最終的に「Give It Up Turn It Loose」に落ち着いたっていう感じですね。


驚異的なヴォーカル・ハーモニーと洗練された抜群のルックスを兼ね備え、所謂「デスチャ以前」に女性R&Bヴォーカル・グループのロールモデルとなった”クィーン・オブ・ディーヴァス”アン・ヴォーグ。「衝撃」とまで言われた1990年のデビュー・シングル「Hold On」を皮切りに、「Lies」、「You Don't Have To Worry」と立て続けにビルボードR&Bチャートで1位を記録。その後も「My Lovin'」、「Don't Let Go」など大ヒットを次々と放ち、後に誕生するSWV、ブラウンストーン、TLCなどに大きな影響を与えた。クオシモードが採り上げた「Give It Up Turn It Loose」は、92年の2ndアルバム『Funky Divas』からの通算4枚目のシングル。フォスター&マッケルロイ制作による定番「Impeach The President」使いのトラックと、フックでは「Best Of My Love」のフレーズまで飛び出す絶妙なコーラスワークがこの上ない高揚感を生む。2009年には、オリジナル・メンバーによるリユニオンが実現し来日公演も行なっている。

-- 今回のアルバムは、「ソウル」がキーワードになっているという部分もあるのかもしれませんが、それぞれの楽曲がバラエティに富んでいる一方で、全体的にはギュッとまとまっている印象を個人的には受けました。例えばサントラやミックステープを聴いているようなストーリー性みたいなものを感じたりもしたのですが、完成したものをご自身たちで聴き返されてみていかがでした?

平戸: 毎回感じることでもあるんですけど、メンバー4人それぞれの異なったルーツがあり、その上で表れてくる共通の「ソウル感」、それが今回アルバム全体にすごく出ているかなって。

 あと、この『Soul Cookin'』を作るにあたって、僕個人としては前作よりアンサンブルを重視したいと思っていたんですよ。つまり4人がもっと密に絡み合っているものにしたいなって。そういう部分では、アンサンブルの重厚感がすごくよく出ているので、「これはライヴが楽しみだぞ」っていう感じですね。

松岡: 『Magic Ensemble』を作っているときにも感じたことなんですけど、自分の中で「ジャズに対する定義」というものが僕の中ですごく広がってきていて。そういう意味では、色々なフェスに出させていただく中で、「ジャズを聴いたことがない人たちにも楽しんでもらうにはどうしたらいいか?」っていうことも常々考えてきたんですよ。今回のアルバムでは、そういったことを強く意識しながら作った曲が多いので、全体を通して聴くと、すごく親しみやすさがあって、あとは何と言うか・・・よりハッピーな感じがしますね(笑)。

今泉: ドラムに関しては、「シンガーが歌っているような感じ」というのを強く意識しながら、結構ストイックにグルーヴ感を追求していったというか。これまで以上に音色やループ感を大事にしながら作ることができたかなって。


-- 「ソウル」というキーワードがそれとなく概念としてあると、いつも以上にそうした意識が強く演奏に出てくる感じなのですか?

今泉: それはドラムだけじゃなくて、「ソウル」とのマッチングに際してエレキ・ベースやフェンダーローズを使った工夫面なんかにも言えることなんですけど、もう本当に音が違いますね。


-- すると、特に今回のレコーディングは、メンバー皆さんにとってはすごく“攻めた”ものになったというか。

平戸: 各々でチャレンジしたことが結構あったと思いますよ。それがすごく音に出ているので。今回、ベースの須長も含めた4人がそれぞれで作曲作業を分担したんですけど、その中でデモ段階での基本的なアレンジもその本人が行なうっていう試みをしてみたんですよ。そうすると、さっきも言いましたけど四者四様の微妙に異なる「ソウル感」というものが出てくるんですよね。だから、そうした4人の個性やチャレンジが基礎にあることによって、サウンド的にバラエティに富んだものができたんじゃないかなって。それを最終的に「ジャズ・ミーツ・ソウル」というキーワードで串刺しにしながら、プロデューサーにトータル的なものとして整えてもらいました。




-- リード・シングルになった「Summer Madness」には、クレイジーケンバンドの横山剣さんがフィーチャーされていますが、日本人の男性シンガーとのコラボもクオシモードにとっては初の試みになりますよね?

松岡: そうですね。僕と須長とで作った曲なんですけど、ヴォーカル入りにするという前提で、サウンド的にはジャジーなソウルでそれこそちょっとハッピーな感じのものを作りたかったんですよね。それで出来上がったデモを聴いて、「誰がいいかな?」っていう話をしているうちに、「やっぱりこれは女性じゃなくて男性がいいよね」、「しかも若い人じゃなくて」、「深みがあって・・・」、「マリオ・ビオンディみたいな・・・」っていう感じで段々とイメージが絞れてきたんですね(笑)。


-- (笑)さらにトッポさもあって・・・

松岡: レーベル・オーナーの高宮(永徹)さんに相談したら、「じゃあ剣さんがいいんじゃない?」っていうことを言われて、「実は僕もそう思っていたんですよ!」って(笑)。とはいえ、全く面識もなかったので、オファーすると言っても本当にダメモトだったんですよ。でもすぐに快諾していただいて、「すげぇマジか!?」っていう(笑)。


時代の最先端を爆走し、ナウなフィーリング・エイジ達の度肝を抜く、東洋一のサウンド・マシーン、クレイジーケンバンドのリーダーであり、一枚岩のフロントマン、ご存知“歌うメロディー・メイカー”横山剣。中学2年よりバンド活動を開始して以来地元横浜を中心に数多くのバンドで活躍し、1981年に「クールスRC」のコンポーザー兼ヴォーカルとして晴れてデビュー。以後、ダックテイルズ、ZAZOU、CK'Sなどのバンドを経て、1997年春に「クレイジーケンバンド」を発足。これを機に自分の作品に最も適したシンガーが自分である事に気付き、シンガー/ステージ・パフォーマーとしてのスキル&テクニックをも高めて行く。作曲家としては、和田アキ子、TOKIO、SMAP、一青窈、松崎しげる、グループ魂、藤井フミヤ、ジェロ、関ジャニ∞など数多くのアーティストに楽曲を提供。さらにm-flo、ライムスター、ARIA、マイティ・クラウン・ファミリーなど、ジャンルの壁を超越したコラボレーションを実現し、2011年には「堺正章とクレイジーケンバンド」の名義で『そんなこと言わないで』をリリースするなどその音楽活動は多岐にわたる。

-- 横山剣さんのような強烈な存在感があるヴォーカリストとの共演となると、バンド的にはいつもとは違うまた全く別のスイッチが入るのかなと思ったりもするのですが。

松岡: それは今回に限らず、カーメン・ランディと一緒にやったときだったり、結構頻繁に訊かれることなんですけど、そのヴォーカリストの特色とクオシモードの特色がうまい具合にマッチするように心がけているだけなので、勿論ただ単にバッキングを付けているっていう意識ではないですし、かといって特別な気負いがあるっていうことでもないんですよ。だからどの曲も結果的に、「やっぱり歌ってもらってよかった!」とか「そうそう、こういう感じで歌ってほしかったんだよね!」っていうことになるんだと思います。


-- 他に歌モノでは土岐麻子さんをフィーチャーした「Slow Motion」がありますが、これが意外にもアタマ打ちのノーザンビートで。

松岡: これはメロディも含めて僕と平戸と須長とで作った曲で、歌詞を土岐さんに付けていただいています。60〜70年代のモータウン・ビートが基本になってはいるんですけど、僕はそこにプラスして、二拍四拍でスネアが打つちょっとジャズロック的なエッセンスも入れたくて。ポップでキャッチーだけどジャズ色もしっかり残しつつ。さらにフェス映えするような感じも目指して作ったんですよ。

平戸: 土岐さんに書いていただいた歌詞っていうのが、「Summer Madness」のアンサーソング的な内容になっているんですよ。夏の出来事を秋に思い出しているって感じで。そこも聴きドコロのひとつになっているかなと。


シンバルズのリードシンガーとしてデビューした後、2004年のグループ解散を経て、実父でジャズ・サックス奏者の土岐英史を共同プロデュースに迎えたジャズ・カヴァーアルバム『STANDARDS〜土岐麻子ジャズを歌う〜』をリリースし、ソロ活動をスタート。2007年アルバム『Talkin'』でメジャーデビュー。洗練されたジャズエッセンスと土岐麻子流シティポップが天衣無縫に融け合う音楽性はミュージシャンからの支持も厚い。クオシモードとはこれまでに2010年のビルボード東京〜大阪公演でも共演。今年8月には東京・浜離宮朝日ホールで二度目のステージ共演を果たし、『Soul Cookin'』収録の「Slow Motion」や「My Favorite Things」などを披露した。

-- 例えばこの先、ヴォーカリストとイチから作り込んでいくっていうことは、可能性的にもあり得たりするのでしょうか?


平戸: う〜ん、どうでしょうね・・・でも今回もそうでしたけど、メンバー各自で作った曲もあれば、二人で組んで作った曲、三人で試行錯誤した曲もあったりで、曲作りの方法に関しては全く制約はないというか、いいものさえ出来れば手段は問わないつもりですよ。そこは常にフレキシブルでありたいですよね。

松岡: ただ、時間の問題なんかもあって中々難しいことではあるんですよ。でもできることならイチから一緒に作っていく方が、やっぱりいいモノができるんじゃないかなと。


-- タイミングさえ合えばということで。

松岡: カーメン・ランディと「Project In The Mirror」という曲を一緒にやったときには、彼女は日本に来て本当にイチから歌詞やメロディを考えてくれたりしたんですよ。だからそれが本当の理想だったりもするんですけどね。


ゴスペル仕込みの熱く包容力のある歌声で、カサンドラ・ウィルソンやダイアン・リーヴスと並び称される現代屈指の実力派シンガー。マルチプレイヤー、作曲家、さらに女優、画家など多才な一面をみせるランディは、「ベティ・カーターの再来」と評され、今もジャズ・シーンのみならずクラブ・シーンからのラブコールも絶えない。その名を決定的にしたのが1985年の1stアルバム『Good Morning Kiss』。ラテンジャズ・パーカッショニストのマイラ・カザレスとの共作となるタイトル曲は、時代やジャンルを越え朽ち果てることなく輝き続ける銘曲。スピリチュアルな「The Lump is Low」も◎。クオシモードとの共演曲には、この『Good Morning〜』収録の「Time Is Love」カヴァー、「Object in the Mirror」、「Sounds Of Peace」がある。最新アルバムは『Changes』。

-- 「Summer Madness」や「Soul Cookin'」というタイトルにしても、ヴィンテージ的なものをバシッとイメージさせるという意味で、すごくクオシモードらしいと言いますか・・・ “中古レコード屋”的な香ばしさがありますよね(笑)。

松岡: そうですね(笑)。「Soul Cookin'」にしても、とあるラテン・ジャズの曲からインスパイアして作ったものでもあるので、たしかにそういった絵はすごく浮かびやすいかもしれませんね。

 「ヴィンテージ感」という部分でクオシモードは、自分たちのルーツでもある、そういった昔のジャズ、ソウル、ラテン、レゲエなんかが持っているヒップさをすごく大事にしているバンドだと思いますし、だからこそ生まれた「Summer Madness」であり「Soul Cookin'」でありっていう感じなんですよね。勿論タイトルも含めて。元々自分たちが好きなものを自分たちの今のフィーリングとミックスさせることで、それは新しいものになると思っていますし。だから、今流行の音楽をただ単に取り入れて演奏するっていうことにはやっぱり正直抵抗があるんですよ。


-- ラテン・ディスコの「King Of Kings」は今までありそうでなかった感じかなと。

松岡: ジョー・バターンとかウィリー・ボボとか、あるいはギル・スコット・ヘロンあたりの影響を受けて作った曲です。こういう感じの曲は本当にずっと作りたかったんですよ。近いテイストのものはこれまでにもあったんですけど、実際ここまで突き抜けた感じを出したのは初めてですね。

 曲を作る上ではインパクトみたいなものも常に重要視していて、ただ起伏もなく流れているというよりは、アタックとかフックを作ることによって全体にメリハリを付けたいんですよ。


60年代半ばのニューヨーク・イースト・ハーレムで産声を上げた「ブーガルー」。ラテンにソウル/ファンクの要素が絡み生成されたそのストリート・サウンドはあっという間にニューヨーク全土を飲み込み、ハイブリッドな都市型ラテン・ミュージック時代の到来を告げた。その渦中でシーンを牽引したシンガー、ジョー・バターン。1967年にサルサ名門Faniaから『Gipsy Woman』でデビュー。その後わずか1年足らずの間に『Subway Joe』、『Riot』とヒット作を連発。計8枚のアルバムをFaniaに残した。その後は、サルサとソウル(ディスコ)の交配 Salsoul レーベルの創立にも深く関わり、その名も『Salsoul』というハイブリッドな傑作を発表。まさにストリート直系といえる独創的な音楽世界は西海岸チカーノたちのハートをもキャッチ。90年代以降はレアグルーヴを中心としたクラブ・ミュージック・シーンからも注目を集めている。「奇跡の初来日」と呼ばれサルサ/ブーガルー〜ラテンソウル・ファンを狂喜させた2010年、そして2011年に連続して来日公演を行なっている。
ティト・プエンテ、モンゴ・サンタマリアなどと並び称されるニューヨーク・スパニッシュ・ハーレム出身のラテンジャズ・パーカッション巨人。70年代屈指のラテンジャズ・ファンク盤『Do What You Want To Do』や『Hell Of An Act To Follow』、『Bobo』、または初期のVerve、TICO時代のリーダー諸作品が、所謂90年代頃のレアグルーヴ〜サバービア視点において日本で再評価された。ジャズ・パーカッション奏者の作品の中では、ラテンにジャズ、ポップス、ロック、ソウル、R&Bの要素を融合するハイブリッドなアプローチが多かったためか、特にDJからの人気が高い。ちなみに息子もパーカッション奏者で、サイプレス・ヒルなどで活躍している。
”黒いディラン” ”ゴッドファーザー・オブ・ラップ”ことアフロ・アメリカン・ポエトリー・リーディングの英雄ギル・スコット・ヘロンは、ジャズもソウルもファンクもラテンも取り込んだ素晴らしく混淆としたサウンドに乗せて放つ痛烈な言葉を武器に、誰も歩んだことのないブラック・ミュージックのケモノ道=マイウェイを突き進んだ。「兄弟よ、革命はTV放送などされない。革命は生なのだ」というメッセージが今も同志たちの心を焚き付けてやまない「The Revolution Will Not Be Televised」や、盟友ブライアン・ジャクソンのエレピをフィーチャーしながら太くソウルフルに歌うジャズ・ファンク古典「The Bottle」、「It's Your World」など、Flying Dutchman、Aristaには、今もヒップホップ、レベル・ミュージック・カルチャーに計り知れないほど大きな影響を与え続ける名読・名唱が数多く残されている。1994年には12年ぶりのアルバム『Spirits』を、また2010年にはXL Recordingsから『I'm New Here』をリリースしている。2011年5月27日没。

-- 本日こちらにいらっしゃらない須長さんについて、お三方から見た印象というのはいかがですか? 「Let's Get Down Together」や「Another Sky」といった曲のコンポージングなども含めて、今回のレコーディングではこれまで以上に制作の要になっている感じがあるのですが。

平戸: 須長は、新しい音楽を常にチェックしてるなっていう感じですね。しかもその要素をうまく曲作りに反映させている。それこそ「Summer Madness」みたいな曲もそうですし。あとはやっぱり、ちゃんとコードを知っていて。ベーシストだったら当たり前の話なのかもしれませんけど、テンション・コードだったりに興味を持っているっていうのも強みになっているのかなと。

 いいところばっかり挙げてアレなんですけど(笑)・・・彼は、aikoさんのツアーに参加したりクオシモード以外でも色々と活動していて、そこでの経験をしっかりバンドにフィードバックさせている。そういう中で、通常のジャズのコードではなくて、ポップスの視点からコードやメロディを付けたり、クオシモードに間違いなく新しい息吹をもたらしていると思うんですよ。


-- リズムセクションとして、今泉さんから見ていかがですか?

今泉: 本当に今回は彼の得意分野だったというか、傍から見ていてそんな気がしましたね。だから自分も「ドラム・パターン、これでいいかな?」とか色々相談しましたよ。しかもソウルがすごい好きなんだろうなって。やけに楽しそうでしたから(笑)。

松岡: たしかに元々ソウルは好きだったんでしょうけど、須長と一緒に本格的に曲作りを始めた前作頃から、彼はさらに色々な音楽を聴くようになったなっていう印象はありますね。自分も作曲に関わりたいっていう気持ちがそうさせたのかもしれませんけど、僕らが聴いている音楽に興味を持って吸収しようとしてみたり、なお且つ自分でもどんどん幅を広げて色々なレコードを聴くようになった。それで本格的な作曲に目覚めたと思うんですよ。

 特にすごいなと思ったのが、例えば僕が「こういうのをやりたいんだよね」って大まかなアイデアなんかを伝えると、「あ、こういう感じですよね」ってすぐに返してくれる、その勘の鋭さというかフィーリングを感じ取るうまさ。共有がしやすいんですよね。さらに彼の書く曲はキャッチーですから、それは結局ジャズ・リスナーだけじゃなくて、ポップスとかが好きな人たちにももっと聴いてもらいたいっていうバンドの方向性にぴったりマッチしているんですよ。ただ、その“ライン”というのが難しいところでもあって。


-- ライン?

松岡: キャッチーな部分とそうでない部分の境界線ですね。ただやみくもにキャッチーにしてもいいということではないんで。僕が関わった曲に関しては、その辺については色々と議論もしましたね。「これ以上やっちゃうと普通のポップスになるから、もうちょっとどうにかしないとね」とか。でも、それだけバンドとしての共同作業を密に行えるようになったということですからね。お互いの歩み寄りもある中で、僕としても、彼のコードの付け方だったりに新鮮さを感じるところもかなりありますから。クールなコードのジャズが並んでいる中に彼が作ったポップな曲があると、やっぱりバラエティに富んだものになりますしね。

 あと、エレキ・ベースやフェンダーローズを使っているということに関してなんですけど。たしかにクオシモードはこの十年来「ウチらはジャズバンドなんだ」っていうことをずっとアピールし続けてきて、ここ何作かでやっとそれが定着してきたというか、「あ、こういうスタイルもジャズなんだね」っていうことをリスナーの皆さんが受け入れてくれるようになった実感があるんですよ。だったら、「ジャズ=ウッドベース」、「ジャズ=生ピアノ」みたいな一般的なイメージを僕らとしてもどんどん打ち破っていってもいいんじゃないかなって。

 DJをやっているときもそうで。「ジャズ」の名が付いたイベントであっても、今はもう4ビートの曲をかけているDJはほとんどいないし、僕もその中のひとりで、基本はジャズですけど、「ジャジーな○○」みたいな曲をかけるようにしてるんですね。でもたまに「これもジャズなんですか?」とか「ジャズDJはジャズじゃない曲もかけるんですね」っていうようなことを言われるときもあるんですよ(笑)。何と言うか・・・昔からのジャズのイメージに沿っていないものはジャズではないみたいな。 


-- 難しいところではありますよね。ジャズが足枷になる場合もあれば、ジャズだからこそ自由にできる場合もあって。常にそこの鬩ぎ合いみたいな。

松岡: いつからかジャズに縛られていた自分がいたこともたしかで。曲作りにしろDJにしろ。でもそれが今は拓けてきたんですよ。クオシモードは当初フェンダーローズをよく使っていたんで、そこに回帰してもいいんじゃないかなって思いましたし。今回のキーワードになっているソウル・フィーリングにも合いますからね。須長からしてみてもそういう部分でウッドベースよりエレキのほうが多分表現しやすかったんじゃないかなと思うんですけどね。


-- 平戸さんもローズを弾くときは心なしかプレイにソウル・フィーリングがにじみ出てきやすかったり?

平戸: 勿論楽器の特性もありますし。ひとつのアティテュードとして、ジャズをプレイするときよりはちょっとファンキーな感じにはなりますね。だから、表現の幅が広がるという意味でも、このアルバムでローズを弾けたのはタイムリーだったと思います。


-- 「表現の幅」という部分では、今年ソロ・アルバムを出したことも大きかったんじゃないですか?

平戸: まぁでもそのときに限らず、昔ニューヨークにいた頃からソウルやR&B、あるいはヒップホップを含めたブラック・ミュージック全般はよく聴いていたので、それを今回作品に取り入れることができたのは、要するに全てがつながったような気がしますね。


-- そういう意味でも『Soul Cookin'』は、前作『Magic Ensemble』 とはまた別のリスナー層にもアピールできる内容になっているような気がします。

平戸: やっぱり今でもジャズは敷居が高い音楽だと思われていたりもするので、そういった先入観をなくして、ひとりでも多くの人に楽しんでもらいたいですね。


-- あとは、このアルバムを聴いて例えばアン・ヴォーグを知らない世代のコたちが、アン・ヴォーグや90年代のR&Bに関心を持つような流れになってもいいですよね。

松岡: そうですね。以前カヴァーしたダン・ハートマンの「Relight My Fire」だったり、僕らが採り上げることでどんどん広がっていってくれるとアーティスト冥利にも尽きますし、すごく嬉しいことですよね。


プロデューサー、ミュージシャン、シンガーソングライターとしてマルチな才能を発揮した、元エドガー・ウィンター・グループの一員としても知られるディスコ・シーンのレジェンド、ダン・ハートマンの永遠に色褪せることのない大名曲。前年のディスコ・ヒット「Instant Replay」、さらに「Boogie All Summer」に続いて1979年にリリースされた「Relight My Fire」も、ロレッタ・ハロウェイのパワフル歌唱と相俟ってヒットチャートを席巻した。また今もジョー・クラウゼル、ティミー・レジスフォードらによってピークタイムにスピンされる紛うこと無きダンクラ本丸。

今泉: とにかく、日本は勿論のこと世界中の人に「ジャズは楽しい音楽なんだ」っていうことを広めたい。それとビートが好きな人にも「ジャズのビートはストロングなんだ」っていうことを知ってもらいたいんですよね。別にセンチメンタルな音だけがジャズじゃないんだぞって(笑)。

松岡: ここ何年かライブに来ていただいているお客さんの幅もものすごく広がっていて、その中で、ジャズっていう音楽に対するイメージもかなり変わってきているんじゃないかなっていう気がするんですよ。だから、そこをさらに広げていきたいというのがひとつと、あとは伝統的なジャズも勿論かっこいいけど、「こういうのもジャズなんだよ」って、ジャズがすごく自由な音楽だっていうことも訴えていきたいんですよ。

 さらにもうひとつ、今泉が言ったようにクオシモードの活動は常に世界に目を向けていることもあって、これからはもっと海外の人たちに広めていけたらいいなと思いますね。



【取材協力:EMI ミュージック・ジャパン/フラワーレコーズ】




 quasimode 『Soul Cookin'』


クオシモードの通算6枚目となるオリジナル・アルバム。今回のキーワードは”ソウル・ミーツ・ジャズ”。従来のクオシモードのスタイル"踊れるジャズ"をベースに新しい基軸となるエッセンスを取り入れた意欲作。先に発売されたシングル『Summer Madness feat. 横山剣(クレイジーケンバンド)』でも感じられるソウルフルなサウンドを筆頭に、クールな曲から陽気な曲まで沢山のクオシモード・サウンドが詰まった、バンドとして新たな成長を感じられる1枚。


収録曲

  • 01. Opening Time
  • 02. Soul Cookin'
  • 03. Let's Get Down Together
  • 04. Febre Samba
  • 05. Summer Madness feat.横山剣 (Album Version)
  • 06. Another Sky
  • 07. Leaving Town
  • 08. Slow Motion feat.土岐麻子
  • 09. El Paso Twist
  • 10. King Of Kings
  • 11. Still In The Night
  • 12. Give It Up Turn It Loose feat.奥山みなこ
  • 13. Keep On Steppin'
  • 14. Closing Time

* DVDには、「Summer Madness」のミュージック・クリップをフル・バージョンで、さらにはそのPVメイキング映像と、8月4日に行なわれた浜離宮朝日ホールでのライヴからも3曲収録。

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quasimode 『Soul Cookin'』(DVD付き初回盤 TOCT90041 / 通常盤 TOCT29063 共通) をHMV ONLINE/MOBILE、またはHMV各店舗でお買い上げのお客様に、先着で「quasimode 缶バッヂ」をプレゼントいたします。無くなり次第終了とさせていただきます。

  クオシモード プロフィール

2006年に1stアルバム『Oneself - LIKENESS』をリリースしCDショップのクラブ・チャートで軒並み1位を獲得、2ndアルバム『The Land of Freedom』を2007年にリリース、ジャイルス・ピーターソンのBBC”WORLDWIDE”で2007 BEST JAZZ RECORDSの4位に選出、i-Tunes Music Storeでもジャズチャート1位獲得、そしてドイツの”SONAR KOLLEKTIV“よりワールド・ワイドでリリースと2007年クラブ・ジャズ・シーン最大の話題作となった。

LIQUIDROOMにて行なわれたリリース・パーティーを収録したライブ・アルバム『Straight to the Land of Freedom』を2008年3月にリリース、ライブ・アルバムとしては異例のセールスを記録。 2008年10月には待望の3rdアルバム『SOUNDS OF PEACE』をリリースし、クラブジャズでは異例のウィークリー・オリコン・チャート69位を獲得した他、iTunesジャズ・トップ・アルバム1位、タワー・レコード2008年度ジャズ・セールス・チャート第2位を獲得した。

2009年1月28日にはJAZZの代名詞「BLUE NOTE」レーベル創設70周年を記念したアニバーサリー・カバー企画の日本代表として、カバーアルバム『mode of blue』をBLUE NOTEよりリリースし、iTunseはもとよりAMAZON、HMV、タワーレコードなどの各JAZZチャートで1位を獲得。更に4月、 quasimodeがこれまで行なってきたリミックス作品をコンパイルした『GOLDEN WORKS』を発表。

2009年、名門ジャズ・レーベルのBLUE NOTEと正式契約を交わし、堂々たるジャズ・アーティストとしての地位を築く。同年12月、通算4枚目となるフル・アルバム『daybreak』をBLUE NOTEよりリリース。一大ダンス・クラシック・ナンバー「Relight My Fire」をカヴァーし、全国各地のFMステーションのうち10局でパワープレイを獲得。さらに、アルバム収録曲の「All Id One」は日本経済新聞社のTV-CMタイアップ曲として採用される。また、「Rules Of The Blood」は、集英社発刊のファッション雑誌マリソルのTV-CMタイアップ曲として採用される。

2010年2月からスタートした”daybreak Release Tour”も各地で大成功を収める。非常に多くのライヴ・パフォーマンスをこなしつつも、驚異の制作ペースで作品を生み出し続けている。2010年7月フジロック・フェスティヴァル'10にも出演、そして上海万博でのライヴも大好評を博した。

2010年12月、CDフォーマットとしては彼ら初となるシングル「WHISKY’S HIGH」をリリース。 ヒューマン・ビートボクサー、AFRAをフィーチャーし、ビデオクリップとともに大きな話題となる。そしていよいよ2011年1月、彼らの通算5枚目となる最新作アルバム『Magic Ensemble』を発表した。iTunes Storeでは、配信開始当日にアルバム総合第1位を獲得。また、アマゾンのジャズ・セールスも第1位を獲得する。

2011年3月よりバンド史上、最多となるライヴツアーを敢行し、全国22ヶ所、24公演を大成功に収めた。9月に開催された日本最大のジャズの祭典「東京JAZZ」では、グラミー賞を獲得した上原ひろみ、イギリスのインコグニートと肩を並べて出演し、「東京JAZZ」史上でも稀な、観客全員が総立ちになるなど、大きな話題を振りまいた。

2012年3月、バンド結成10周年を記念した初のベスト・アルバム『Four Pieces - The Best Selection』をリリース。7月にはクレイジーケンバンド 横山剣とのコラボ・シングル「Summer Madness」、10月には6枚目のフル・アルバム『Soul Cookin'』をリリース。



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quasimode Soul Delivery Tour 2012


・2012年10月4、5日 motion blue yokohama 「quasimode Soul Delivery Tour 2012」
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・2012年10月12日 福島・郡山#9
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