HMVインタビュー： Baroque

Baroque： 以前からミックスCDのリリースを考えてはいました。フル・アルバムという考えもあったのですが、まずその前にDJとしてのBAROQUEを知っていただきたく、このような形態を選びました。

Baroque： 元々アルバム用に書き溜めていた楽曲を収録しています。ミックスCDに収録することで楽曲を紹介し、後にコンパイルしてアルバムやミニ・アルバムという形でリリースできればと思っています。色々なサウンドを試すなかで曲のタイプは豊富になっていますが、BAROQUEの色はしっかりと出せていると思います。

Baroque： 特に意識したことは選曲なんですが、細分化されたジャンルの中でいわゆるエレクトロというものを中心に選びました。あとは全体の流れです。現場の雰囲気を残しつつCDでしか楽しめない要素を盛り込みました。

Baroque： そうですね。ケミカル・ブラザースを聞いてきた世代の一つの返答といった感じです。

Baroque： ZZTの『The Worm (Original Munich Version)』とWINKの『Higher State Of Consciousness (Tweekin Acid Funk)』です。それぞれリリースがZZTは2008年と少し前、WINKは16年前の1995年なんですが、今聴いてもかっこいですし、今回のMIXでもうまくはまりましたね。

Baroque： 最も意識していることはその場にあった選曲をすることです。どんなにいいプレイをしてもその場の空気に合わなければ、決していいDJとは言えないと思います。こうした作品にする場合、その場にあった選曲という意識からは離れてしまいますが、気持ち良く聴けるように流れにはこだわりました。これを聞いてぜひクラブに遊びにきてほしいですね。

Baroque： DJでは自身のトラックや他のアーティストのトラックを使い全体を通して自分の色を出すように心がけていますが、トラックメイクはその時期の流行りや周りの音に流されずに、自分の根底にあるものをそのまま出すようにしています。

Baroque： Erol Alkanです。選曲、全体の構成、自身の曲の使い方などいつ聴いてもすばらしいです。

Baroque： KIDZ REC.の仲間になりますが、KIDO YOJI、SCAM SIRCLE、NOBです。タイプは違いますが、それぞれ曲がすばらしいので音源を楽しみにしています。

Baroque： 具体的な予定は決まってはいませんが、そのために曲をストックしています。今年中にみなさんにお届けできればと思っています。

Baroque： 最後まで見ていただきありがとうございました。Baroque Rockin' Beatsを楽しんでください！