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テテ インタビュー

Thursday, March 24th 2011

interview


“10 years, 1000 concerts”
デビュー10年目を迎えたフランスのシンガー・ソングライター、テテ Tété。
この10年間で彼が世界を旅しながら行ってきたアクトの数は実に1,000回以上にのぼります。

2011年4月に予定されていた3年半ぶりの日本ツアーは残念ながら開催中止となりましたが、日本公演に向けて事前にお話を伺っておりましたのでそのままこちらに掲載させていただきます。
ギターを背負って世界を巡り、ますます太くたくましくなったテテの歌に再び出会えることを信じて。


--- まずはデビュー10周年おめでとうございます。

ありがとうございます (日本語で) 。

--- “10 years, 1000 concerts” 。つまりこの10年で小さなものも含め世界中でライヴを1,000回行ったとのこと。現在もツアー中で日々忙しく飛び回っていらっしゃるのにタフですよね。現在の体調はいかがですか。

基本的に疲れは感じないんです。音楽活動が自分のエネルギーの源になっているので、音楽をやっていれば僕は幸せ。

--- テテさんにとって 「旅」 とはどのような意味がありますか。旅先で出会ったものが作品に影響を及ぼすことはありますか。

旅には “人々との出会い” そして “異文化との出会い” がある。それが創作活動の大きな源になっています。

--- 日本という国についてはいかがでしょう。

来日は今回で5回目になりますが、来るたびにどんどん日本に惹かれていきます。とにかく大好き。
街なら東京、大阪はもちろん福岡、沖縄・・・。あの大きな大仏があるのは何処だっけ?奈良?そういうった名所もいいですね。
音楽では、たとえば沖縄の島唄。それから僕はクラムボンの大ファンで、僕の方からリクエストしてライブにゲスト出演してもらったこともあるくらい。他にもJ-POPのCDは来日のたびにたくさん買って帰ります。

--- では、最新アルバム『夜明けの最初の輝き Le Premier Clair de L'aube』 についてお伺いします。まずはアルバムタイトルの意味を教えてください。

夜明けに目覚めると、太陽がキラキラと輝いている。太陽が僕に 「今日は素晴らしい一日だよ」 と言ってくれているような、何か素晴らしい約束をしてくれているような気がするんです。その思いをタイトルに込めました。そして、この4年間の外国への旅のまとめのような作品でもあります。

--- このアルバムから何か新しいものがスタートする、そう捉えてもよろしいでしょうか。

ある意味そうですね。このアルバムを通して新しいものを皆さんにお見せしたいとは思っていました。

--- 初のアメリカ・ポートランドでの録音ですね。なぜアメリカだったのでしょう。

アメリカ録音は僕の子どもの頃からの夢でした。これまで聴いてきた音楽はとりわけアメリカ志向が強いものが多かったので。今回は新しい体験ばかりだったし、凄く楽しいレコーディングになりました。
僕はフランスの中でもドイツの国境に近い小さな町で育ったんですが、その故郷の町とポートランドの気候がすごく似てるんです。冬は長いし、雪も降れば雨も降る。ポートランドの地が自分自身にぴったりくるようなところがあったので、今回のアルバムの中にもポートランドの気候や空気が流し込まれてるかもしれませんね。

--- スティーヴ・バーリン (ロス・ロボス) との共同プロデュースに至った経緯を教えてください。

スティーヴがポートランドに住んでいることは前から知っていたので、同じくポートランドに住んでいる友人を介して 「僕のアルバムをプロデュースしてもらえないか」 と頼んでみたのがきっかけです。

--- スティーヴはテテさんの音楽を聴いたことがあったんでしょうか。

以前からインターネットで聴いてくれていたみたい。とてもオープンマインドな人で、僕の依頼にもすぐ 「いいよ!じゃあ会おうよ!」 と言ってくれて、その後はトントンと話が進んでいきました。

--- 彼からどんな刺激を受けましたか。

とにかく僕を勇気づけてくれた。 「もっともっと、遠くへ行けるように頑張れ」 と。それから、いろんなリスクをも背負ってくれました。

--- アルバム制作にあたってテテさんがスティーヴに宛てたメール (※ 日本語訳は 『夜明けの最初の輝き Le Premier Clair de L'aube』 日本盤に封入) には、作りたい音楽のイメージがとても具体的に記されていました。当初イメージしていた通りの作品になりましたか。

スティーヴとの素晴らしい出会いによって、予期していた以上のものを作ることができたと思っています。

--- いつも以上にテテさんの歌が骨っぽく感じました。人間の身体に例えるならば、ただ見た目がガッチリしているだけの人ではなく、インナーマッスルをしっかり鍛えて、芯からより太くしなやかな体幹になったという印象です。

ありがとう。つねづね思っていることなんですが、自分ひとりでは何もできない。でもこうやってみんなで力を合わせて作品を作っていけばちゃんと人々の心に届くんだということを何度も経験してきた。だから今回もそれを大事にしたつもりです。

(次項へ続きます)


最新作Le Premier Clair De Laube 夜明けの最初の輝き
ギター片手に文学的な言葉をリズミカルに放つ至高のポップ・スター=テテによる4thアルバム (2010) 。ロス・ロボスのスティーヴ・バーリンとの共同プロデュースによる初のアメリカ・ポートランド録音。10年もの間歌いながら世界を旅をして行き着いた、より骨っぽく、ダイレクトでエネルギッシュな音の感触。フランスitunesチャートで1位を獲得。アルバムについての詳細はこちら



profile

テテ Tété
1975年7月25日セネガル、ダカール生まれ。
フランスの南西部で育った後、母親と友に北東部のサンディジエに移住。テテに15歳の誕生日のときにギターをプレゼントしたのは、母親であった。

高校と大学で、テテは友達といくつかのバンドを組み、作曲と作詞(特に英語詞)を手がける。間もなく彼はこれを本業とすることを決め、コンサート活動で生活を支えるようになった。彼の住む北東部のナンシー、ストラスブールのストリートでの演奏、バーや小さいライヴハウスで小銭を稼ぎ、デビューを目標にステージの経験を積んだ。

1998年パリに移る。街のバーやストリートの他に、メトロやパリ東部の小さいライヴハウスで演奏し始めた。そして1999年にドラムスのアルベルト・マロとベースのエヴィ・ムーンの2人と共にグループを結成、様々のレーベルから注目を集めた。そして2000年にFrance Sony/Epicと契約。

2001年1月ファースト・アルバム『レール・ドゥ・リヤン』リリース(日本では2005年3月発売)。
2003年5月アクースティック・ライヴ・アルバム『パル・モン・エ・ヴァロン』リリース。
2003年12月スタジオ録音アルバムとしての2作目『ア・ラ・ファヴゥール・ドゥ・ロートン』をリリース(日本では2004年9月発売)。les Valentinsとの共作。ヴィクトワール賞ノミネート。
2005年3月初の日本ツアー。名古屋、大阪、広島、東京でライヴを行う。
2005年4月〜2006年3月NHK教育TV『フランス語会話』のオープニングとエンディングにテテの曲が使われる(「モンレアル」と「ラ・チャーヴ」)。
2006年11月スタジオ録音アルバムとしては3年振りとなる3作目『ル・サクル・デ・レミング』をリリース(日本では2006年12月発売)。同時にフランス〜ベルギーで30カ所に及ぶツアーを開始。
2007年5月2回目のプロモーション来日。東京都内のレコード店でのインストア・イヴェント、ラジオへの出演など多数。
2007年9月2回目の日本ツアー。福岡、広島、大阪、名古屋、東京でライヴを行う。

2007年12月以降 オーストラリア(ジェフ・ラングとの共演も)、アメリカ(ニューヨーク、ロサンゼルス等)、アフリカ、南米、ロンドンなど演奏旅行に明け暮れる。

2009年4月キリン缶チューハイ氷結のTVCMで、THE BOOMの「風になりたい」をカヴァーして歌う。

2009年6月から新作に向けたソロ・ライヴ・ツアー “LABO SOLO”を開始。フランス、イギリス、アメリカを回る。
在米フランス人ミュージシャン、エリック・ジョン・カイザーとの出会いを経て、次作の録音を、ここ最近インディー・ロックのメッカとなりつつあるオレゴン州ポートランド(Gossip, The Shins, Modest Mouseらの出身地)で行うことを決意。

2009年秋から共同プロデューサーにスティーヴ・バーリン Steve Berlinを迎え、ベーシストのDavey Faragher、ギターやマンドリンなど達人Val McCallumのサポートを得て、アメリカのオレゴン州ポートランドで新作の録音を開始。

2010年2月22日約3年振りとなる4枚目のアルバム『夜明けの最初の輝き ル・プルミエ・クレール・ドゥ・ローブ』をフランス発売。

2010年3月4日からフランス〜ヨーロッパ〜アメリカを回るツアーを開始。
2010年12月プロモ来日。
(メーカー資料より)

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