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ズート・シムズ 10インチ & CD復刻

Thursday, June 17th 2010


デュクレテ・トムソンのズート・シムズ復刻

 
 ジャズ・レコードの頂点とも言える「御万人の宝」にして「高嶺の花」、『ズート・シムズ・オン・デュクレテ・トムソン』が澤野工房よりオリジナルの10インチ仕様でついに復刻! 完全限定生産につきお早目のご予約をおすすめいたします。

 
On Ducretet-Thomson
 
Zoot Sims
On Ducretet-Thomson
 
 澤野工房 2010年8月27日発売 完全限定生産
 幻の逸品『ズート・シムズ・オン・デュクレテ・トムソン』が澤野工房よりオリジナルの10インチ仕様でついに復刻! ジェリー・マリガン・グループ在籍中の1956年3月、興行訪欧の際に現地パリのピアニスト、アンリ・ルノーに誘われるがままに行われた真夜中のお忍びセッション。ふくよかなズートのテナーに酔いしれる、仏Ducretet-thomson(デュクレテ・トムソン)レーベルが誇る究極のコレクターズ・アイテム。





「完全オリジナル仕様」のハイクオリティ・サウンドにて再CD化も決定!

 
On Ducretet-Thomson
 
Zoot Sims
On Ducretet-Thomson
 
 澤野工房 2010年8月27日発売
 上掲アナログ10インチと同時発売でのCD化。過去にも何度かCD化はされているが ”音”への拘りからあえて澤野が自信をもって送り出す。ズートの生涯を通して、最高傑作に挙げられる本作は、自身3度目の訪仏の折パリのデュクレテ・トムソンに、相棒ジョン・アードレイ、フランス・ジャズ界の貴公子アンリ・ルノーのトリオとともにセッションを行った際の貴重な記録である。





ジャズの夢は、パリにて夜ひらいた

 1956年当時、その後20年以上の関係を築くこととなる同じテナー奏者のアル・コーンとの双頭アルバム『From A To Z』を吹き込んだズート・シムズは、時をほぼ同じくしてジェリー・マリガンのセクステットにも籍を置いていた。同年3月にマリガン一行がツアーのためにヨーロッパへ飛ぶと、ズートも当然ながら帯同。3月15日の深夜、つまりは16日の早朝、その日パリでのギグを終えホテルに宿泊していたズートに、ご当地パリのジャズ・ピアニスト、アンリ・ルノーからセッションの誘いが入ったと言われています。マリガンの目を盗み(?)ホテルを抜け出すズートは指定されたスタジオへ一路。こうして真夜中にお忍びで行なわれたセッションの模様はしっかりと記録され、こちらの『ズート・シムズ・オン・デュクレテ・トムソン』(原題:Zoot Sims Avec Henri Renaud)として、フランスのジャズ・レーベル=Ducretet-thomson(デュクレテ・トムソン)からリリースされました。

こちらはUK盤の「オン・デュクレテ・トムソン」
こちらはUK盤のズート・シムズ・オン・デュクレテ・トムソン
 ズートとアンリとの相性のよさというのは、『Jazz in Paris -Zoot Sims Et Henri Renaud』『Zoot Sims in Paris』でジャズ・ファンには広く知られていますが、パリの夜にひっそりと咲いた、月見草のようなセッションの記録盤『ズート・シムズ・オン・デュクレテ・トムソン』は、この2つの録音作品以上の名演として永く愛され、と同時にその原盤の稀少性から”幻の逸品の最高位”としてファンを狂喜させ続けている1枚でもあるのです。

 アンリのオリジナルとなる冒頭の「Captaen Jetter」をはじめ、「Everything I Love」、「Little Jon Special」といったハードバップ楽曲におけるズートのアドリブは、リラックスした真夜中のセッションの場においても、抜群の音色と伸縮性、切れ味をキープし、まさに「ジャズ史に残る快演」と語り継がれています。盟友のトランペット奏者ジョン・アードレイもそこに負けじと応戦し、滑らかで張りのあるハイノートを絡ませます。また、エスプリの利いたアンリのピアノが洒脱にバックアップする、クインシー・ジョーンズの「Evening in Paris」やスタンダードの「On the Alamo」などバラードで覗かせる歌心に溢れた柔らかい表情も最高です。

 2002年にEMIから「ジャズ決定盤1500」シリーズの1枚としてリイシューされたCDもとっくの昔に廃盤となり、現在中古市場でも高値で取引されている状況。そんな中においてのうれしい復刻。しかもオリジナル10インチ・レコードで。精巧な復刻に定評のある澤野工房だけに、その期待はさらに高まります。巴里の夜、ひっそり咲いた、ジャズの夢。お買い逃しなく。


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Zoot Sims et Henri Renaud
 デュクレテ・トムソン盤と同じく1956年3月、「クラブ・フランセ」と「ブルースター」の超貴重な音源を集大成した、ズート・シムズのパリ録音盤。当時現役バリバリでピアニストとして活躍をしていたアンリ・ルノーがピアニストとして参加してる。ズート初期の傑作。






In Paris
 ハードにスイングするズート・シムズの魅力が全開のパリでのワン・ホーン作品。タイトル通りパリで録音されたことから、バックにも同地で活躍しているミュージシャンが集まっています。とりわけピアノのアンリ・ルノーは評論家としても著名で、ここではズートに匹敵する見事なプレイを繰り広げています。一方のズートはいつも以上にスインガーぶりを発揮、豪快なトーンの中にも渋さを加えたプレイで独特の雰囲気を醸し出しています。


Zoot
 ズート最初のピーク年とも言われる1956年は10月22日録音の初期の代表的な作品。完全に確立しきれていない部分もあるが、次第にテナーの最高峰に近づきつつあるズートの輝かしいプレイが記録されている。







Plays Alto,Tenor & Baritone
 ズートの「超」人気盤に、多重録音の異色作をカップリングした徳用盤。前半8曲はワン・ホーン・カルテットの傑作『Zoot』。後半8曲が表題アルバムとなり、ズートが本職のテナーに加え、アルト、バリトンと3つのサックスを持ち替えて吹き込んだ1956年録音作品。さらに「Where You At?」では珍しいズートの歌も聴くことができ、チェット・ベイカー風のアンニュイなフィーリングが秀逸。


From A To Z
 50〜60年代最強のテナータッグ・チーム、アル・コーン&ズート・シムズの記念すべき第1号作品。デイヴ・マッケンナ、ハンク・ジョーンズ(p)、ミルト・ヒントン(b)、オシー・ジョンソン(ds)というリズムにディック・ジャーマン(tp)が加わったセクステット編成。1956年1月23、24日のNY録音。




The Sax Section
 アル・コーンのディレクションで吹き込まれた1956年の作品。ズート・シムズ、ジョン・クイル(ふたりは別々のセッションで起用されている)に加え、ピーナッツ・ハッコーやロメオ・ペンクなどによるクラリネット&フルートのアンサンブルをフィーチャーしたセッション。ジョニー・ウィリアムスとハンク・ジョーンズも参加。




Jon Eardley Seven
 ズート「デュクレテ・トムソン」とほぼ同時期、ジェリー・マリガン・セクステット在籍時にジョン・アードレイが吹き込んだ1956年1月録音のレア作。フィル・ウッズやズートを迎えた厚みのあるセプテット・サウンドで、アードレイはプレイだけでなく作・編曲の才能も披露。






Presenting The Gerry Mulligan Sextet
 50年代西海岸ジャズの立役者ジェリー・マリガン。ズートはじめ、ジョン・アードレイ(tp)、ボブ・ブルックマイヤー(tb,p)、ペック・モリソン(b)、デイヴ・ベイリー(ds)らを擁するマリガン・セクステットの1955年NY録音作品。







Original Sextet
 1955年から56年にかけて、ジェリー・マリガンがEmarcyレーベルに残した3枚のアルバムをまとめ、その後発見された別テイクなどを追加収録した徳用盤。セクステットによるマスター・テイクは完全収録し、さらに後年発見された別テイクを収録。ディスク1の前半8曲が『Presenting』、後半6曲は『A Profile Of Gerry Mulligan』、ディスク2の前半6曲は『Mainstream Of Jazz』からそれぞれ収録。


George Wein Presents...Zoot Sims / Bob Brookermeyer Quintet
 ズートが、ジェリー・マリガン楽団の盟友でバルブ・トロンボーン奏者のボブ・ブルックマイヤーと組んだ1956年録音のスインギーな名盤2枚をカップリングした徳用盤。前半8曲が『Tonite's Music Today』、後半8曲が『Whooeeee』からの収録。ともにピアノはハンク・ジョーンズ。「Blues My Naughty Sweetie Gives」と「I Cant Get Started With You」ではズートの歌声も聴くことができる。




Stretching Out
 ボブ・ブルックマイヤーが1958年にUAに残した2枚の人気盤をカップリングした徳用盤。前半6曲が『Stretchng Out』、後半6曲は『Kansas City Revisited』からの収録で、前半はブルックマイヤー、アル・コーン、ビル・ポッツらの編曲で軽快にスイングするアンサンブルを聴くことができる。後半はカウント・ベイシーに代表されるカンザス・シティのジャズを模範とした演奏で、ソロイストではハリー・エディソン、アル・コーン、ポール・クイニシェット、ハンク・ジョーンズ、ズート・シムズらが活躍。


Jutta Hipp with Zoot Sims
 NYにやって来た翌年の1956年7月、ズート・シムズを迎えたクインテット編成にて録音したドイツの女流ピアニスト、ユタ・ヒップの人気リーダー作。情感が全体を支配する名演「コートにすみれを」収録。かつてはブルーノートを代表するレア・アルバムでもあった。