テクノニューウェイブのカリスマ的存在であるＹＭＯの記念すべきデビューアルバム。収録曲１０曲の内、リーダーの細野晴臣氏が４曲提供で、坂本龍一氏と高橋幸宏氏がそれぞれ１曲ずつの提供、そしてＹＭＯで３曲、カバー曲１曲という構成になっています。細野氏の楽曲である収録曲３、４、９、１０は勿論ですが、特に坂本氏の収録曲６と高橋氏の収録曲７に於いてはベストセラーとなった次作のブレイクと名曲「テクノポリス」と「ライディーン」誕生の布石となっているのは間違いないと思います。また高橋氏は当時作曲経験がまだ浅く、坂本氏から作曲の方法を教えてもらっていたというから驚きですよね。本作と約半年後にリリースされた「米国版」とを聴き比べてみるのもまた乙なものだと思います。

名盤です。たぶんYMOでこのアルバムが一番好きです。ソリッドステートサバイバーは全部シングルみたいだし、BGMとテクノデリックは音色を楽しむアルバムですが、このアルバムはトータルとして聴きやすいと思います。まぁ今挙げたアルバムはどれも一番好きですが、初めに聞くならこれが一番いいと思います。

ライブアルバムですが音が凄く良く、基本的にライブはこれだけ聞いてりゃいいやって気持ちになります（グリークシアターが音源だけで出たらそっちも聞きたいかも）。YMOのベストとして聞いてもいい気もしますが、良く考えたら還暦以後のライブも足して欲しいかも。

個人的には三人がそれぞれ監修したベストの中で、これが一番バランスが取れているような気がします。やはり細野さんはプロデューサーだから、一歩引いて全体像を見れていた感じなんじゃないでしょうか。サウンドもこれが一番好みですが、やや細野さん色が強いか？という気はします（ベースは別に目立っていませんが）。

40周年リマスターのシリーズで一番良いです。というか、40周年の他のCDはリマスターした人が違うので、個人的には全面的に砂原さんにやって欲しかったです。選曲もまぁいいかなと思いますが、BGMとテクノデリックは意外と音質が違うので苦労されたんではないでしょうか。

大名盤ですがリマスターを聞いているとマスターテープの調子が悪いような気がします。でもむっちゃクリアになったBGMとかもおかしいからこれでいいのか。楽曲の質というより、音の質を楽しむアルバムではないでしょうか。

名盤ですし、ジャケットの復活が嬉しいです。渋いアルバムに見せかけて、今聞くとかなりポップな曲が多い気がします。歌やメロディ中心というか。当時のサンプラーによる音も聞きどころ。

なぜか評価が低いですが、今なお聴くたびに新しい発見がある傑作アルバムです。今から評価すれば８０年代の作品の同様に素晴らしい作品ではないかと思います。このアルバムの収録曲をライブで見てみたい！

代表曲RydeenやThe Beatlesの異色なカバーなど多様な内容のアルバム。 国内外に関わらず後進に与えた影響は計り知れない。

スネークマン・ショーの5枚目のアルバム....は？そうじゃない？そうでした。これはあくまでYMOのアルバム。まぁ、そうなんですが、実際、評価ポイントはYMO なのかしらね.....というね.......とか言うと怒られちゃうんでしょうけれども。でも、やはりある種のアウト・オブ・スタンダード感はスネークマン・ショーの部分に強く出てしまうのだよなぁ、と思ったり。