クサイ歌い方だとは思いつつも、「ジス・タイム」でのハーマン御大の唄は妙に好きです。エレクトリック・ピアノとギターも効果的に使われています。

　ビリー・コブハムの「クロスウィンド」収録！ピアノは若き日のアンディ・ラバーンです(長髪がまぶしい)。

　ジャケット、選曲、そしてアンサンブルと三拍子揃った痛快作。とくに�Bや�Fをビッグバンドで料理するのには大変でしょう。それを難なくクリアしているこのバンドの技量と結束力は凄い。�Bでソプラノで(若作りな)ソロを取るハーマン御大がちょっと微笑ましい。