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シンベリン シェイクスピア全集 22 ちくま文庫

William Shakespeare

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480033222
ISBN 10 : 448003322X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ブリテン王シンベリンの娘イノジェンは、イタリア人ヤーキモーの罠にはまり、不貞を疑われる。嫉妬に狂う夫ポステュマスの殺意を知らぬまま、イノジェンは男装してウェールズへ行くが、薬で仮死状態になった彼女の傍らにはいつしか夫の首のない死体が―。悲劇と喜劇が入り混じり、波瀾万丈のなか、最後は赦しと幸福な結末を迎える「ロマンス劇」の傑作。

【著者紹介】
W.シェイクスピア : 1564‐1616、イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ36編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた。その作品の言語的豊かさ、演劇的世界観・人間像は現代においてもなお、魅力を放ち続けている

松岡和子 : 1942年、旧満州新京生まれ。東京女子大学英文科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家・演劇評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    アウグスティヌスがローマ皇帝の時代、イギリス王はシンベリン。ヨーロッパ地図的にみれば、シーザーが征服したイギリスはローマに年貢を払っていたが、シンベリンはローマからの使者にもう払わないとこたえ、両者は戦いに。ただ、シンベリンの息子や娘は行方不明になるし、娘の婚約者は追放されて、それぞれが異なる人物となって戦争にかかわることで、物語は捻れる。解説にあるように多くのシェイクスピア作品が混ぜこまれている。それが破綻せず悲喜こもごもですすんでいく。細かく読めば考えるところは多そうだが、今回はさらりと楽しむだけで。

  • KAZOO

    この作品については、あまり印象がありませんでした。昔全集などを読んでいたのですがほとんど記憶にも残っていません。私のあまり好みでもなかったのかもしれません。男女の関係が主で様々な思惑が書かれています。最後はハッピーエンドでの終了ということなのですがあんまりすっきりとした感じは持てませんでした。シェイクスピアらしさをあまり感じないのかもしれません。

  • アナーキー靴下

    お気に入りの方の面白いとの評が気になり読む。好みかどうか、で言ったら、破局まっしぐらな悲劇の方が好きだな、と思いつつ、これはシェイクスピアの巧みさが光る傑作で唸らされた。徳高く聡明、優れた資質に恵まれた若き夫婦が、幾多のごたごたに巻き込まれた後に幸福な結末を迎える、といった話なのだが、高潔さゆえに卑しい相手に対して狭量な態度を取ったり、激しい怒りに身をやつしたり、かと思えば塞翁が馬、誰かの悪巧みが転じて吉となったりと、白も黒も視点次第な上、複雑なマーブル模様なのである。でもクロートンはちょっと可哀想…。

  • 優希

    ブラックな感じがしますよね。悪事に悪事が重なり交錯していく感じがします。復習や望みを叶えるためだったりとはいえ、誤解が誤解を生み続けるのが面白いところです。悲劇と喜劇が入り混じり、波瀾万丈の物語が展開していくので見所だらけですね。不貞を疑われたイノジェンも最後は赦されて幸福な終わり方をするのが良かったです。シェイクスピア劇のエッセンスが全て入れこまれた作品なのではないでしょうか。

  • 絹恵

    間違えるか間違えないかという判断において、間違えるから物語が始まります。それがたとえ喜劇でも悲劇でも大真面目に間違えることで、女性の貞淑さや男性の勇敢さ、人間の聡明さは失われても、本来の熱情を浮かび上がらせるようです。それでも人間は赦し赦されるからこそ、これからを続けて行くことが出来るのだと思います。

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