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シェイクスピア全集 マクベス

William Shakespeare

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560070291
ISBN 10 : 4560070296
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1983
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まふ

    4大悲劇の一つ。悪人になり切らないマクベスの弱さを叱咤激励する妻も結局は罪の重さに負ける。ダンカン王の他、息子のドナルベーン、バンクォーとその息子フリーアンス、さらにはシーワードの息子などの有為な人材も殺されてしまう実に殺伐としたストーリーである。第1幕冒頭でダンカン王が語る「あの血まみれの男は誰だ」というセリフがそのままサイモン・ブレットの推理小説の題名になっており、これがCWA推理小説100選に入っているので読んだことがある。(今回の小田島訳では「なにものだ、あの血まみれの男は」となっていた)

  • れみ

    三人の魔女の言葉をきっかけに王座に就く野望を抱いたマクベスの物語。ふと思ってしまったのは、マクベス夫妻が手を下すことなく王になる展開ってありえないのかなということ。ないか^^;シェイクスピアの時代のスコットランド王ジェームズ6世の祖先が、王を殺し王座を奪った暴君から国を取り戻した…という、リアルとフィクションが織り交ぜられたところが興味深い。イギリスの人々がシェイクスピアの歴史劇や実在の人物をモデルにした劇を観る時の気持ちって日本人が大河ドラマとか見るような気持ちに近いのかなあ。ちょっとうらやましいかも。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール共演の映画を観たので再読。映画では自分が野心を抱く事のリスクや恐れを感じたが故に我が身を運に任せようとしたマクベスの狂乱ぶりが印象的だった。複数ある予言は信じ難いものを無視できず、変えられない。しかし、戦は忠臣任せで野心もないダンカン王はマクベスでなくても何れは王位を奪われて居ただろう。今回、注目したのが、マクベスに忠誠を誓う二人の暗殺者。日陰者であり、マクベスの戦いを知っている彼らが、マクベス同様、戦いで心に傷を負い、人生の虚無を見出した者に見えてならない

  • 明智紫苑

    アクの強い既婚男性政治家(やその他有名人)を見るたびに「この人の奥さんってマクベス夫人みたいな野心家だろうな」と邪推するのは私だけだろうか? 具体的な名前はあえて挙げないが。

  • りえこ

    マクベス、とてもわかりやすいしドラマがあって、魔女やバーナムの森が動いたり、ファンタジー要素もあり好きです。マクベスの葛藤と、マクベス夫人の強さ、弱さ、とても人間らしいです。

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