William Shakespeare / Kazuko Matsuoka

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シェイクスピア全集 11

William Shakespeare / Kazuko Matsuoka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480033116
ISBN 10 : 4480033114
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

求婚しようとした王女とその父の近親相姦を見抜いてしまった時から、ペリクリーズの波瀾万丈の旅が始まった―。詩人ガワーの語りという仕掛けのなかで、次々と起こる不思議な出来事。苛酷な運命を乗りこえ、長い歳月をへて喜びに包まれる、ペリクリーズと家族の物語。イギリスで人気の高い、シェイクスピア最初のロマンス劇を新訳で。

【著者紹介】
W.シェイクスピア : 1564‐1616イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ36編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた。その作品の言語的豊かさ、演劇的世界観・人間像は現代においてもなお、魅力を持ち続けている

松岡和子 : 1942年、旧満州新京生まれ。東京女子大学英文科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家・演劇評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    解説によると、『冬物語』や『テンペスト』、そしてこの『ペリクリーズ』はシェイクスピア晩年作品。波乱万丈の後に訪れる収束。テンペストしかり、航海で様々なことに見舞われるのは、シェイクスピアの時代がイギリスが海に乗り出して行った頃と重なるのかもしれないな。ヘンリー七、八世の頃は、フランス、スペイン、オランダぐらいとの行き来が主だったのが、エリザベス一世の時には海を含めた戦略となっていたようだから。それにしても、ペリグリーズの波乱万丈はもう神話レベルだった

  • KAZOO

    出てくる人物などがギリシャ時代のような感じで、ギリシャ劇のような感じです。悲劇ではなく最後にハッピーエンドになるのですが、途中様々な事件などがあったりして結構面白い感じの劇です。松岡さんが蜷川さんのために訳した劇ではペリクリーズが内野聖陽、その奥さんと娘が田中裕子という出演者であったということでぜひ見たいきがしました。

  • 優希

    スケールが大きいですよね。求婚しようとした女性の近親相姦を見抜いてしまったことから波瀾万丈の旅が始まるペリクリーズ。漁師たちの会話に感心したり、サイモニディーズから好意を抱かれれば陰謀だと思い込んだりとつまづきながら再生していくのが面白かったです。幸と不幸の間を行ったり来たりしながらも最後は大団円で終わるので安心しました。タイーサの甦りや女神ダイアナの神託などお伽噺のような要素もあるロマンスが素敵です。

  • 絹恵

    海で始まった幸と不幸の連鎖によって、探すように、求めるように、旅をするけれど、その航海は容易なものではありませんでした。それでも疑念と理解を重ねながら、陸上でしっかりと幸福のほうへ歩き出すことが出来た構造が良かったです。海で生まれた幸福の象徴は娘のマリーナという名前が何よりも表していると思いました。

  • 鐵太郎

    ペリクリーズという地中海東岸にあるタイアの領主が、艱難辛苦とたぐいまれなる幸運の果てに失ったと思われていた妻と娘を取り戻して、無事ハッピーエンドに至るお話。筋立てはいささか荒唐無稽ですけど、ある意味「水戸顧問」か「暴れん坊将軍」のような予定調和の物語ですな。面白い。テクストにハチャメチャなところがあって、その解釈に研究家が何百年も費やしているのだそうな。しかも、いまだ定説は出ていないとのこと。ウィルくんがちゃんと記録を残してくれればよかったのにねぇ。(笑)

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