William Shakespeare / Kazuko Matsuoka

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シェイクスピア全集 10

William Shakespeare / Kazuko Matsuoka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480033109
ISBN 10 : 4480033106
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

もし借金が返せなければ、その体から1ポンドの肉を切りとらせろ―。ユダヤ人の金貸しシャイロックが要求した証文が現実となった。ヴェニスの法廷が下した驚くべき判決とは?そして裁判官の正体は?商業都市ヴェニスとロマンティックな愛の都市ベルモントを舞台に、お金とセックスの陰喩をちりばめて繰り広げられる喜劇。

【著者紹介】
W.シェイクスピア : 1564‐1616。イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ36編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた。その作品の言語的豊かさ、演劇的世界観・人間像は現代においてもなお、魅力を持ち続けている

松岡和子 : 1942年、旧満州新京生まれ。東京女子大学英文科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家・演劇評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    子供向けの本を読んだことはあったが、とても怖いと思った記憶しかない。大人になってから、シャイロックという名前と肉1ポンドという知識だけが加わり、肉を切り落とす残忍さに対して恐ろしさを覚えたのかと思っていた。全く違うでは無いか。シャイロックの嘆きを聞こう。ユダヤ人が金貸し以外に何ができたか。ユダヤ人だからと足もとを見られたことも何度もあっただろう。こんな人間を作り上げたのはキリスト教徒ではないのか。ボーシャの指輪の話に至っては嫌悪感しかない。シャイロックの独白を通じ、多角的見方をさせるシェイクスピアに脱帽

  • KAZOO

    当時からユダヤ人は差別されている様子が伺えます。シェイクスピア作品の中でも好きな人が多いのでしょうが、ドラマ性が多いからなのでしょう。結構せりふも小気味よくて楽しめます。私は劇は見ていないのですが、映画ではいくつか見ていて数年前に見たシャイロックをアル・パチーノがやっているのがぴったりで今も印象に残っています。

  • クプクプ

    2004年に30代で北杜夫の『どくとるマンボウ航海記』を読んで読書にハマった私ですが、今回の『ヴェニスの商人』は船乗りも出てくるので、懐かしさを感じました。確かに私は『どくとるマンボウ航海記』が好きですが、いつまでも同じ船に乗っていなくてもいいと気づいた読書になりました。『ヴェニスの商人』は文章が平面でなく立体的に見え、登場人物の動きが手に取るようにわかりました。私はヴェニスに行ったことがないですが、この作品の良さは理解出来ました。松岡和子訳のこの本が出版されたのが2002年なので時代背景もプラス要素。

  • みゆき・K

    これは良かった。アントーニオは友人の急場を救うため、ユダヤ人の高利貸しシャイロックから借金。もし返済が不可能になったら、その体から1ポンドの肉を切り取る。この証文が現実になった。さて判決の行方は?最初は「これぞ大岡裁き!」と拍手したくなったが、そうではない。一見勧善懲悪ものと思いきや、その根底にあるのはユダヤ人への宗教的迫害ではないか!そう思ったら、アントーニオやバサーニオの男性陣が不甲斐なく見えてきたし、ポーシャは夫の愛を試す嫌な女に思えてきた。見る側によって悲劇にも喜劇にもなる深い作品だ。

  • miki

    ユダヤ人という点で興味を持ち読んだシェイクスピアの戯曲。シェイクスピアはこれがウケるとわかっていて書いてるんだな。当時の人種差別が色濃く表されている作品だと思う。けれど描かれるユダヤ人、シャイロックはどこか喜劇性も持ち合わせていて、そこが滑稽でもありおかしみと哀しみを感じた。

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