CD

Sym, 1, 2, Konzertstuck: Flor / Wiener Concert-verein Krumpock(P)

Weber (1786-1826)

User Review :4.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
PC10183
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

フロール/ウェーバー:交響曲第1番、第2番、他

色々なレーベルで何かと充実した企画を聴かせている名匠クラウス・ペーター・フロールが、さりげなくPan Classicsに登場してくれました。しかも曲目はウェーバーの隠れ名作3曲。どちらも30分に満たぬながら後期古典派のスタイリッシュな語法がみっしり詰まった2曲の交響曲、単一楽章構成で緩急自在の変化をみせるコンツェルトシュトゥック=ピアノ小協奏曲(19世紀には作曲家の死後も、とりわけ人気の高い曲目のひとつでした)、つまり『魔弾の射手』、『オイリアンテ』、『オベロン』の3歌劇に次ぐヴェーバーの傑作が1枚で堪能できてしまう嬉しいプログラムです。
 気になるオーケストラは、ウィーン交響楽団の若いメンバーが集まって結成されたコンツェルト=フェライン管弦楽団。これがなかなか侮れない団体。古楽奏法をうっすら意識しつつ、スピーディにキビキビ、完璧なアンサンブルで突き進んでゆくのですが、管も弦も硬めのティンパニも、みな凄くインテンスに弾き込んでいて、いわば思いの篭もった音色を作ってくるわけです。聴いていてどんどん引き込まれること請け合い! 2004年の来日公演をお聴きの方はご存知の通りです。
 コンツェルトシュトゥックでのピアニストは、昨今ブリュトナーばかり弾いているクセ者若手クルンペック。この人がまた“雰囲気ある”ピアノを弾く人で、ヴェーバーらしい仄暗めの情緒をふわっと漂わせたピアニズムは結構たまりません。筋の通った演奏を求める玄人も満足の1枚です。(マーキュリー)

ウェーバー:
・交響曲第1番ハ長調 op.19, J.50
・交響曲第2番ハ長調 J.51
・ピアノと管弦楽のためのコンツェルトシュトゥック op.79
 フロリアン・クルンペック(ピアノ)
 ウィーン・コンツェルト=フェライン管弦楽団
 クラウス・ペーター・フロール(指揮)

Track List   

Carl Maria von Weber [1786-1826]:

  • 01. Symphony No.1 op.19, J 50
  • 02. Symphony No.2 J 51
  • 03. Konzertstück for piano and orchestra, op.79

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劇を観たり物語を聴いた後のようだ ウェー...

投稿日:2017/08/31 (木)

劇を観たり物語を聴いた後のようだ ウェーバーの音楽はドラマなのだと改めて識る 指揮者でありドイツ語オペラ創作でドイツ・ロマン主義音楽を先導したウェーバーだが シンフォニーをはじめとする管弦楽曲は少しく コンサートではコンチェルト以外ではなかなかその名前を聞かないのが実情だ この交響曲を聴いたのも久方ぶりだ フロール&WCVが爽快な演奏で応えてくれた ウェーバー二十歳の頃に二曲とも書かれているが 不惑を迎えるか否かで没するまで竟に交響曲には手を出さなかった これも残念なことだ ほぼ同じ1820年代に同じく若くして逝ったシューベルトとは行き違いが多かったという 優れた才能同士が火花を散らしたのにはお互いが持たぬものを相手の中に見出したからだろう シューベルトは短い生涯に15ものオペラを書きながら この世界で成功することはなかった 一方ウェーバーは動機を無限に向かって展開していくような構築性を獲得できなかった しかし感情の機微を美しく表現する才に長けていたからKonzertstuckのような小協奏曲をも情感溢れるドラマに仕立てることができた そうシューベルトはコンチェルトが書けなかった‥ お聴きを 

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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フロールは90年代の初めにもフィルハーモニ...

投稿日:2008/06/05 (木)

フロールは90年代の初めにもフィルハーモニア管とウェーバーの交響曲をRCAに残している。その演奏をウェーバーの交響曲のベスト盤と思っていた私はかなり期待して購入したが、結果はイマイチだった。もともとパワー全開の派手な演奏をする指揮者ではないが、やはり少し物足りない。ただ、それは前作と比較しての話で、相変わらずウェーバーの交響曲の1、2を争う演奏であることは変わらない。コンツェルトシュトックの方はなかなかの演奏。

ベルフィオーレ さん | tokyo | 不明

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