Blu-ray Disc

Aida: Carsen Pappano / Royal Opera House Stikhina F.meli Rehlis Tezier

Verdi (1813-1901)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
NYDX50360
Number of Discs
:
1
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
Blu-ray Disc

Product Description


日本語解説付き
コヴェント・ガーデンが放つ、巨匠アントニオ・パッパーノと
鬼才ロバート・カーセンのコラボによる圧巻の『アイーダ』登場!


コヴェント・ガーデン王立歌劇場より、2022/23シーズンの開幕ラインナップのひとつとして上演された新制作の『アイーダ』の登場です。一作毎に話題を集める鬼才ロバート・カーセンによる演出は、舞台に戦闘シーンや軍事パレードのビデオ映像をコラージュ的に投影し、軍事大国の対立と紛争の中で、国家への忠誠と男女の愛憎のはざまで葛藤する人々の姿を浮き彫りにします。
 アイーダ役を高い歌唱力で情感豊かに歌い上げるエレナ・スティヒナ、軍人としての矜持とアイーダへの愛に揺れる陰影に富む表情が出色のフランチェスコ・メーリ(ラダメス役)、愛と嫉妬に苦しむ誇り高い王女を見事に演ずるアグニェシュカ・レーリス(アムネリス役)に加えて、リュドヴィク・テジエ、ソロマン・ハワード、シム・インスンら世界中で活躍する名歌手を起用した豪華な配役。コヴェント・ガーデンでの20年余に渡る芸術監督としてのキャリアの仕上げとして、ヴェルディ作品を精力的に取り上げるアントニオ・パッパーノの、細やかな情感とダイナミックな息吹を両立させた円熟の音楽が聴きものです。(輸入元情報)


【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『アイーダ』全曲


 アイーダ/エレナ・スティヒナ(ソプラノ)
 ラダメス/フランチェスコ・メーリ(テノール)
 アムネリス/アグニェシュカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
 アモナズロ/リュドヴィク・テジエ(バリトン)
 ランフィス/ソロマン・ハワード(バス)
 エジプト王/シム・インスン(バス)
 使者/アンドレス・プレズノ(テノール)
 巫女/フランチェスカ・チェジナ(ソプラノ)
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団(合唱指揮:ウィリアム・スポルディング)
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
 サー・アントニオ・パッパーノ
(指揮)

 演出:ロバート・カーセン
 美術:マリアム・ビューター
 衣装:アンマリー・ウッズ
 照明:ロバート・カーセン&ピーター・ヴァン・プレート
 ビデオ・プロジェクション:ダンカン・マクリーン
 振付:レベッカ・ハウエル

 収録時期:2022年10月3,6,12日
 収録場所:ロンドン、コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)
 映像監督:ピーター・ジョーンズ

● 特典映像:『アイーダ』について/『アイーダ』の音楽/キャスト・ギャラリー

 収録時間:167分
 画面:カラー、16:9、1080i High Definition
 音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1
 字幕:日本語、イタリア語(歌唱言語)、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。
 輸入盤国内仕様(日本語解説付き)


Customer Reviews

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『アイーダ』は好んで聴くオペラではなく、...

投稿日:2024/12/28 (土)

『アイーダ』は好んで聴くオペラではなく、DVDはあったが、これが初ブルーレイ。お目当ては、もちろんカーセン演出で、キャストを見てから演出プランを考えたのか、演出プランが出来てから人選したのか、常識的には前者だと思うけど、実に面白い舞台になっている。主役スティヒナがロシア生まれ、国王役のシム・インスンが(中国人じゃなく韓国人だけど)東洋人なので、国境を接する例の二超大国のことを考えないわけにはいかない。さらにランフィス(この演出では宗教色薄く、軍司令官といった役どころ)のハワードが黒人歌手なのでアメリカをも連想させるという仕掛け。架空のエジプト国旗がスターひとつだけ&白、青、赤(ロシア国旗の色)のストライプスなのはマジで笑える。ラダメスを裁く「軍事法廷」の様子を舞台上でリアルに見せるのは、むしろ異例とも言えるが、それも効果的。 歌手陣ではメーリとテジエが抜群。メーリは伸びやかな声のいいテノール、かなり重い役も歌うようになったので、歌い過ぎにだけは気をつけて。ハルテロス/カウフマン以下を擁したパッパーノ指揮の録音にも出ていたテジエは、この種の役では今や無敵状態。出番は僅かたが、圧倒的な存在感だ。スティヒナは細やかな表情の美しさに見るべきものがあるが、とにかくストレートに声が出てこないので、イタリア・オペラを聴いている気がしない。アムネリスはアリアこそもらっていないものの、見せ場山盛りの「映える」役。舞台ではしばしばアイーダ役を食ってしまうので、今回もあまり華のないアイーダとのバランスに配慮した人選と見た。パッパーノの指揮は例によって緻密かつ周到。「ピアニッシモで始まり、ピアニッシモで終わるオペラ」だとご本人は述べているが、そのピアニッシモが極端に弱いので、だいぶ音量を上げないと聞こえない。この弱音の精妙さに対し、ドライとも言える暴力的な強音とのコントラストが最大限につけられている。彼としては、オペラはたくさん振ったから今度はシンフォニーを、という気持ちなのだろうが、しばらくオケピットの中の彼が見られなくなるのは、何とも残念。 

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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