Genius Of Modern Music Vol.2 (Blue Note)

いつの時代も最もヒップな音楽ファンやミュージシャンを魅了してきたピアニスト、セロニアス・モンクの1951年、52年の録音。モンクが敬愛して止まなかったコールマン・ホーキンスやクーティ・ウィリアムスがヴォーカリストの多くに影響を与えていた一方、バド・パウエル、マイルス・デイヴィス、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーンは多大な影響をモンクから受けたため、モンクの作曲スタイル、レコーディング形式はモダンジャズの美しい土台となったほど。本作にはアメリカン・ミュージック史上において最も素晴らしい楽曲や演奏、コラボレーションが収録されている。そのブルージーなアウトライン、クラシック・リズミック・ブレイク、そしてメロディの見事な輪郭をもった「Straight No Chaser」は、このレコーディングで初めてモンクは披露し、それ以降ジャズ・スタンダードとして確立。全てのモンクのチューンはティージーかつインタラクティヴなテーマや驚くべき構造的コントラストを持っており、「Four In One」、「Skippy」、「Hornin' In」などでの演奏などが聴きどころ。

Thelonious Monk (p)
Art Blakey (ds)
Sahib Shihab (as)
Milt Jackson (vib)
Al McKibbon (b)
Kenny Dorham (tp)
Lou Donaldson (as)
Lucky Thompson (ts)
Nelson Boyd (b)
Max Roach (ds)