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Queen of Spades : Zhuraitis / Bavarian State Opera, Varady, Obraztsova, Atlantov, etc (1984 Stereo)(2CD)

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ORFEOR811112
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

オールスター・キャスト。
旧ソ連が国の威信をかけた上演の貴重な記録


バイエルン国立歌劇場の貴重なライヴ音源を世に出す人気シリーズ、今回はジュライチスの『スペードの女王』1984年11月公演です。
 アルギス・ジュライチスはソ連時代のボリショイ・バレエで一時代を築いた名指揮者で、オブラスツォワの夫君。バレエの巨匠と称された彼がオペラを振るのは珍しいと言えます。それは1978年にシュニトケがチャイコフスキーの『スペードの女王』を改編し、ロジェストヴェンスキーがその版を用いてパリ上演を企てた際、ジュライチスとオブラスツォワ夫妻は新聞「プラウダ」でこれを「国辱」と攻撃し、中止にさせたことに起因します。その両者が6年後、国の威信をかけてボリショイの正統派『スペードの女王』をミュンヘンで示すこととなりました。その任務の重大性ゆえか、驚くほどの緊張感あふれる凄い名演となっています。
 1966年に行われた第3回チャイコフスキー国際コンクール声楽部門優勝のアトラノトフ十八番のゲルマンは美声、声量、演技いずれも完璧。ソ連時代の演奏家の凄さを改めて実感させられます。リーザ役のヴァラディが絶品。実はヴァラディとたいして年の変わらない祖母役のオブラスツォワの伯爵夫人も怖いまでに真に迫りまさに神業。カード・ゲームでゲルマンに勝つチェカリンスキー役を夭折の山路芳久が演じているのも注目。彼の数少ない録音でもあり超貴重。勝ち組を朗々と演じています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
チャイコフスキー:歌劇『スペードの女王』全曲

 ゲルマン:ヴラジーミル・アトラントフ(テノール)
 リーザ:ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)
 伯爵夫人:エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)
 トムスキー伯爵:アレクサンドル・ヴォロシロ(バリトン)
 エレツキー侯爵:ボド・ブリンクマン(バリトン)
 チェカリンスキー:山路芳久(テノール)
 スーリン:カール・ヘルム(バリトン)、他
 バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 アルギス・ジュライチス(指揮)

 録音時期:1984年11月24日
 録音場所:バイエルン国立歌劇場
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

Track List   

  • 01. Overture - Bayerisches Staatsorchester
  • 02. Gor, Gor Ysno
  • 03. Chem Knchilas' Vcher Igr?
  • 04. Ya meni Yey Znyu
  • 05. Mne Strshno!
  • 06. Kakya Vd'ma... Odnzhdy V Verslye
  • 07. Se Non E Vero
  • 08. Uzh Vecher
  • 09. Obvorozhtelno!... Da, Vspmnila... Podrgi Mlie
  • 10. Mesdemoiselles
  • 11. Otkda Eti Slyzy
  • 12. Ostanovtes'... Lisa, Otvor!
  • 13. Rdostno, Vselo V Den' Sei
  • 14. Khozyin Posit Dorogkh Gosti... Ya Vas Lyubly
  • 15. Psle Predstavlniya... Kto Plko I Strstno Lyuby!
  • 16. Vsyo Tak, Kak Mne Ona Skazala
  • 17. Blagodtel' Nitsa Nsha
  • 18. Akh, Postl Mne Etot Svet!...'Je Crains de Lui Parler la Nuit'
  • 19. Ne Pugaites!
  • 20. Ya Neveryu Chtoby
  • 21. Mne Strshno! Strshno!
  • 22. Uzh Plnoch Blzitsya
  • 23. A Ysli Mne V Otvt
  • 24. Bdem Pit' I Veselt'sya
  • 25. Yslib Mlie Devtsy
  • 26. Za Dela, Gospoda
  • 27. Chto Nsha Zhizn'? Igr
  • 28. Idyt Yeshch?

Customer Reviews

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アトラントフのゲルマンのライブではボリシ...

投稿日:2012/12/28 (金)

アトラントフのゲルマンのライブではボリショイのものもあるけれども、こちらの方がデモーニッシュな面で大きく歩がある。他の歌手も良いけれど、アトラントフが全体を牽引していると言っても過言ではないだろう。ここまでやってくれればこの段階で★5つ進呈だ。 で、演奏の方はジュライチスの指揮がとにかく速い。CD2枚組なので予想はしていたが、バレエはカットされていたし、合唱も抜けてたり、、、(そう言えば、オープニングの子供の合唱をそのままカットしている演奏もあったなぁ)、、、ノーカットでCD2枚組に収まっているメリク=パシャイエフ盤より速い(藁)。なので、最後の方は気持ち息切れ感は否めないものの(なので2幕までは圧倒的な内容である)、総じて好演であったと言えよう。

小田春永 さん | 東京都 | 不明

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バレエファンにはお馴染みのジュライチスの...

投稿日:2012/04/07 (土)

バレエファンにはお馴染みのジュライチスの指揮が素晴らしい。 冒頭から終始異様なまでのテンションに満ち溢れ、特に各幕の後半の劇的な盛り上がりが凄い。バイエルンのオケの反応も鋭く、美しさと荒々しさを兼ね備えながらジュライチスの要求によく答えていると思う。 歌手陣では、やはり全盛期のアトラントフが抜きん出ており、自身による数種類のゲルマンの中でも出色の出来といえるだろう。オブラスツォワのドスの効いた響きも、必ずしも声の出番の多い役ではないものの、要所をよく締めている。 ヴァラディはなんとなく異質な感じがしないでもないが、ファンの一人としては貴重なオペラ全曲盤だけに大いに満喫。どこか熱病にうかされたような異様なテンションは、むしろこの役に「ハマって」いるのかも・・・ 第2幕第1場の劇中劇がごっそりカットされているのは、この公演の背景からすると解せないところもあるのだが、個人的には聞いていてだれてしまうパートなので、これもありといえば「有り」だろうか。 その第2幕以降、作品の緊張感の高まりとともに歌手、オケ、聴衆までも巻き込んで渦巻くような興奮の坩堝と化す様子がよく収められている。スペードの「狂気」は、やはりこのぐらいやってもらいたいのだ。 オペラハウスでのライヴながら、録音は極めて優秀。スペードファンなら是非手元に置きたい一組である。

天然芝 さん | 秋田県 | 不明

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