SACD

Piano Trio : Ashkenazy(P)Perlman(Vn)Harrell(Vc)(Hybrid)

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
TOGE12058
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SACD

Product Description

EMIクラシックス名盤SACDシリーズ
チャイコフスキー:偉大な芸術家の思い出
パールマン、アシュケナージ、ハレル


パールマンとアシュケナージ、そしてハレル、この3人は誰もが認める20世紀後半のヴィルトゥオーゾです。この3人がトリオを組んで残した名盤がこれ。雄大なスケールを造型しながら、その中に豊かな情感を漂わせた、巨匠ならでは風格をみせる演奏により、作品の魅力を最大限に引き出すことに成功しています。
 アビイ・ロード・スタジオによる最新リマスター音源。(EMI)

【収録情報】
・チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調 op.50『偉大な芸術家の思い出』

 イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
 ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
 リン・ハレル(チェロ)

 録音時期:1980年
 録音方式:ステレオ(セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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好きということを抜きにして、ピアノ三重奏...

投稿日:2024/02/12 (月)

好きということを抜きにして、ピアノ三重奏曲でトップクラスの名曲と私が独断で挙げるのは、ベートーヴェンの(大公)とシューベルトの2番目のトリオである。そこへいくと、シューマンやブラームスやこのチャイコは名曲だがちょっと落ちると思っている。それは良いとして、このアシュケナージのトリオは前から好ましいと思っている。演奏が気に入っているからで、演奏家を気に入っているから演奏も良いとは(中には、好きな演奏家のものは何でもすべて良し、としている御仁もいる)思っていない。ベートーヴェン、ブラームス等期待外れの演奏がなかったから好きになったのである。このチャイコもチョントリオと肩を並べる出来だ。わたしの聴いた限りでは、このアシュケナージのトリオやチョントリオの更に上をいく演奏がある。何事にも上には上があるものだ、と思う。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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チャイコフスキーのピアノ三重奏曲「偉大な...

投稿日:2012/03/18 (日)

チャイコフスキーのピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出」は、必ずしも室内楽曲を得意とはしていなかったチャイコフスキーの作曲した室内楽曲の中でも異例の名作であるだけでなく、古今東西の作曲家によるピアノ三重奏曲の中でも、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲「大公」と並ぶ傑作と言えるのではないだろうか。ベートーヴェンの楽曲ほどの深みはないかもしれないが、それでも旋律のロシア風の憂愁に満ち溢れた美しさは実に魅力的であり、楽曲全体の構成的にも非常によく書けた作品であると言える。これだけの名作だけに、チョン・トリオやウィーン・ベートーヴェン・トリオによる名演、そして、いわゆる百万ドルトリオ(ルービンシュタイン、ハイフェッツ、ピアティゴルスキー)による歴史的な超名演など、数々の素晴らしい名演が成し遂げられてきているところだ。また、アルゲリッチ、マイスキー、クレーメルによる現代的なセンスに満ち溢れた名演も存在しており、おそらくは、今後も、名うてのピアニストやヴァイオリニスト、チェリストによる様々な個性的名演が生み出されていく可能性を秘めた懐の深い名作と言っても過言ではあるまい。本盤には、アシュケナージ、パールマン、ハレルの3者による同曲の演奏がおさめられている。本演奏は、個性という意味においては、前述の海千山千の個性的な錚々たるピアニストやヴァイオリニスト、チェリストによる名演と比較すると、若干弱いと言わざるを得ないところだ。しかしながら、聴かせどころのツボを心得た語り口の巧さには出色のものがあり、加えていい意味でのヴィルトゥオーゾ性も見事に発揮していると言える。要は、同曲の美しさ、魅力を十二分に描出した演奏を行っていると言えるところであり、我々聴き手が同曲の魅力を安定した気持ちで味わうことが可能な演奏と言えるのではないかと考えられる。いずれにしても、本演奏は、前述のように強烈な個性にはいささか欠けるところがあるが、いい意味での演出巧者ぶりを十二分に発揮した素晴らしい名演と評価するのにいささかも躊躇するものではない。音質については、1980年のスタジオ録音であり、従来CD盤でも比較的満足できる音質であったと言える。しかしながら、今般のSACD化で大変驚いた。従来CD盤とはそもそも次元が異なる見違えるような、到底信じられないような鮮明な音質に生まれ変わった言える。あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。アシュケナージのピアノタッチや、パールマンによるヴァイオリン演奏、ハレルによるチェロ演奏の弓使いまでが鮮明に再現されるのは殆ど驚異的ですらある。いずれにしても、アシュケナージ、パールマン、そしてハレルによる素晴らしい名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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