SHM-CD

Piano Concerto, 1, : Ashkenazy(P)Maazel / Lso +schumann: Concerto: Segal /

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :4.5
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCD52093
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SHM-CD

Product Description

デッカ定盤PREMIUM
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番/シューマン:ピアノ協奏曲
ヴラディーミル・アシュケナージ


【グリーン・カラー・レーベルコート】【HRカッティング】
アシュケナージ(1937- )が26歳のときに録音したチャイコフスキーと、40歳で録音したシューマンのピアノ協奏曲をカップリングしたアルバムです。2曲の名作ピアノ協奏曲を、アシュケナージが卓越した技巧を披露しながら瑞々しい表現で聴かせます。(メーカー資料より)

【収録情報】
チャイコフスキー:
1. ピアノ協奏曲 第1番 変ロ長調 作品23
シューマン:
2. ピアノ協奏曲 イ短調 作品54

ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
ロンドン交響楽団
指揮:ロリン・マゼール(1)、ウリ・セガル(2)

録音:1963年4月(1)、1977年6月(2) ロンドン

Track List   

  • 01. Piano Concerto No.1 In B Flat Minor. Op.23. Th.55 1. Allegro Non Troppo E Molto Maestoso - Allegro C
  • 02. Piano Concerto No.1 In B Flat Minor. Op.23. Th.55 2. Andantino Semplice - Prestissimo - Tempo I
  • 03. Piano Concerto No.1 In B Flat Minor. Op.23. Th.55 3. Allegro Con Fuoco
  • 04. Piano Concerto In A Minor. Op.54 1. Allegro Affettuoso
  • 05. Piano Concerto In A Minor. Op.54 2. Intermezzo (Andantino Grazioso)
  • 06. Piano Concerto In A Minor. Op.54 3. Allegro Vivace

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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 私の耳が悪いのか、装置が悪いのか。この...

投稿日:2011/09/02 (金)

 私の耳が悪いのか、装置が悪いのか。この盤は音がやせていて、何度聴いても生演奏の豊かな音のイメージが湧かない。CDでももっと音の良いものは数え切れないほどある。これほどの高規格SACDを開発しながら、いかに巨匠の演奏とは言え、どうして音の良くない古い音源ばかりを取り上げるのか。巨匠の名演を可能な限り良い状態で残すことにはもちろん意味がある。だがそれはこの最高の高規格をもってしなければならぬことではないだろう。音源自体に限界があることは疑いないのだから、他の高規格CDで十分間に合うことではないか。4500円は決して安くはない。それでも愛好家が購入するのは、それに見合う高音質を期待するからだ。旧盤に比べれば音が格段に良くなったとしても、規格一杯に良くなっていなければ価値以上の価格設定だと言われても仕方あるまい。私が購入した高規格盤SACDの中では、サロネン/ロサンゼルスフィルの「春の祭典」は文句なしに良かった。まるで演奏会場にいるような感覚で音楽に没入出来た。しかし実際はそうでない場合の方が多く、その都度私は羊頭狗肉の思いをさせられてきた。ユニバーサルミュージックには名録音の音源がたんとあるはず。それらを一つずつでよいから、出し惜しみせずに、順番にこの高規格SACDで出して欲しいと思う。

愚猿 さん | 茨城県 | 不明

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本盤には、若き日のアシュケナージのピアノ...

投稿日:2011/06/18 (土)

本盤には、若き日のアシュケナージのピアノによる協奏曲が2曲おさめられている。このうち、特に、素晴らしい超名演は、アシュケナージが若干26歳の時の演奏であるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番だ。アシュケナージについては、音楽評論家の間でも賛否両論があるのは周知の事実だ。特に、とある影響力の大きい有名な某音楽評論家が、アシュケナージの演奏を甘口で厳しさが微塵も感じられないなどと酷評しており、それを真に受けた相当数の聴き手がアシュケナージに対してある種の偏見を抱いていることは十分に想定されるところだ。某音楽評論家の見解の真偽はさておき、本演奏におけるアシュケナージは、そのような見解を一喝してしまうような凄みのあるピアニズムを披露していると言える。楽曲の核心に向かって畳み掛けていくような凄みのある気迫や生命力は、圧倒的な迫力を誇っていると言える。卓越した技量は当然のことであるが、技量一辺倒の薄味な演奏に陥ることはいささかもなく、どこをとっても、切れば血が吹き出てくるような灼熱の如き情感に満ち溢れている。アシュケナージは、その後もチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を何度も演奏・録音しているが、本演奏の凄みに迫っているものはないのではないだろうか。こうした阿修羅の如きアチュケナージのピアノを下支えしているのが、若き日のマゼールとロンドン交響楽団による豪演だ。1960年代のマゼールは、楽曲の核心に鋭く切り込んでいくような前衛的な指揮を行っていたところであり、本演奏でも、そうしたマゼールの凄みのある指揮を堪能することが十分に可能だ。いずれにしても、本演奏は、若き指揮者と若きピアニストの才能が奇跡的な化学反応を起こした一世一代の超名演と高く評価したい。これに対して、シューマンの方は、アシュケナージはなお若いとは言え、チャイコフスキーから14年後の録音であり、随分と落ち着いた演奏のように聴こえる。もちろん、演奏自体は決して悪い演奏ではなく、アシュケナージの美しさの極みとも言うべきピアニズムを味わうことが可能な演奏には仕上がっているとは言えるが、チャイコフスキーほどの魅力がないことは指摘しておかなければならない。録音は、かつて発売されていたSACDハイブリッド盤でも十分に高音質であったが、今般のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤はそもそも次元が異なる極上の超高音質である。特に、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の超名演を、このような至高の超高音質録音で味わうことができることを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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音そのものはレジェンズ盤とウリ二つなので...

投稿日:2011/06/03 (金)

音そのものはレジェンズ盤とウリ二つなので、オリジナルアナログマスターからのDSD変換ではなく、レジェンズで使用された96khz24bitデータからDSD変換されたものと思われる。とはいっても御大K・ウィルキンソンによる名録音のSACDがまた一枚増えたことを素直に喜びたい。SACD化のメリットは左右奥行き方向へのサウンドステージの圧倒的な広がりと、ピアニッシモ部分のミクロダイナミクスの拡大にあるが、このメリットはウィルキンソンのようにホールの空間をまるごとマイクに収録する優秀録音でより顕著に確認することができる。シューマンのコンチェルトの冒頭に、何か物を落としたノイズが、キングスウェイホールの豊かなレゾナンスを伴いながら自然に減衰していく部分など、気味が悪くなるほどリアルだ。録音の古いチャイコフスキーもレジェンズ盤で聴かれた高域のピーク感が見事に解消され、ナチュラルかつスウィートなサウンドなった。Decca録音好きにとってマストバイの名ディスクだ。

meji さん | 神奈川県 | 不明

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