CD Import

Burleske, Ophelia Lieder, etc : Gould(P)Golschmann / CBC Symphony Orchestra, Schwarzkopf(S)etc

Strauss, Richard (1864-1949)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88725441362
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

グールドが偏愛したR.シュトラウスの作品集
1966年に行われたシュヴァルツコップとの伝説的なセッションから未発売の3曲と、
『ブルレスケ』をピアノで弾きつつ歌うグールドの貴重な練習風景を収録


グールドはその生涯を通じてR.シュトラウスの音楽に魅了されていました。1962年にはCBC TVで『リヒャルト・シュトラウス−個人的見解』という番組を制作し、さらに1966年のハンフリー・バートンとの『グレン・グールドとの対話』4部作でも、バッハ、ベートーヴェン、シェーンベルクと並んでR.シュトラウスについて1章をささげているほどです。ソニー・クラシカルへの正規録音としては、テニスンの戯曲を語りとピアノ伴奏で構成した『イノック・アーデン』という珍しい作品を1961年に録音しているほか、生涯最後の録音となったのも、R.シュトラウス若書きのピアノ・ソナタ(1982年録音)でした。
 当アルバムは、そうしたグールドによるR.シュトラウスへのオマージュともいうべき演奏を集めたもので、彼がソニー・クラシカルに正規のセッション録音を残さなかった『ブルレスケ』がCBCの音源から復刻されているのみならず、これまでどんな形でも発表されたことのない音源が3曲含まれているのが要注目。1955年ごろの『ブルレスケ』の自宅での練習風景では、オーケストラ・パートをピアノで弾きまた歌いながら作品に没入するグールドの姿が捉えられており、また1966年に行われながらも完成を見なかったエリーザベト・シュヴァルツコップとの歌曲集のセッションからは、既発売の『オフェーリア歌曲集』に加えて、初発売となる3曲が収録されています。(SONY)

【収録予定曲】
R.シュトラウス
1. オフェーリアの3つの歌 op.67
(1)どうしたら私は本当の恋人を
(2)お早う、今日はヴァレンタインのお祭り
(3)むき出しのまま、棺にのせられ

2. ピアノと管弦楽のためのブルレスケ ニ短調(リハーサル/ピアノ演奏)【世界初発売】
3. ピアノと管弦楽のためのブルレスケ ニ短調
4. 愛そうと思う者は、悩まねばならない op.49-7 【世界初発売】
5. 明日の朝 op.27-4 【世界初発売】
6. 冬の霊感 op.48-4 【世界初発売】

 グレン・グールド(ピアノ)
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ:1,4,5,6)
 CBC交響楽団(3)
 ヴラディーミル・ゴルシュマン(指揮:3)

 録音
 1:1966年1月14,15日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
 2:1955年ごろ(グールドによるプライヴェート録音)
 3:1967年9月1日〜4日(1967年11月15日、CBC放映『カナダ建国百年記念コンサート』より)
 4,5,6:1966年1月15,17日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ
 ステレオ(1,4,5,6)、モノラル(2,3)

Track List   

  • 01. Ophelia-Lieder, Op. 67 (Three Songs After William Shakespeare) / No. 1: "Wie Erkenn Ich Mein Treulieb?"
  • 02. Ophelia-Lieder, Op. 67 (Three Songs After William Shakespeare) / No. 2: "Guten Morgen, 's Ist Sankt Valentinstag"
  • 03. Ophelia-Lieder, Op. 67 (Three Songs After William Shakespeare) / No. 3: "Sie Trugen Ihn Auf Der Bahre Blo゚"
  • 04. Burleske for Pianoforte and Orchester in D minor (Piano Rehearsal)
  • 05. Burleske FR Pianoforte Und Orchester in D minor
  • 06. Wer Lieben Will, Muss Leiden, Op. 49 No. 7
  • 07. Morgen, Op. 27 No. 4
  • 08. Winterweihe, Op. 48 No. 4

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
面白いアルバムです。

投稿日:2013/06/13 (木)

面白いアルバムです。

bmw さん | 東京都 | 不明

1
★
★
★
★
☆
「リヒャルト・シュトラウス論」を雑誌に投...

投稿日:2012/12/01 (土)

「リヒャルト・シュトラウス論」を雑誌に投稿するほどのシュトラウス好きだったグールドが、1966年にエリザベート・シュヴァルツコップと残した貴重な共演記録。 後のインタビューでシュヴァルツコップがこの共演を「不運な愛」と形容したこと、また録音後長きにわたり「お蔵入り」になっていた(一部の楽曲(オフィーリアの歌)が発売されたのは1980年)ため、いろいろな憶測をよんでいたが、今回、新たに3曲が日の目を見ることとなった。 演奏は他の伴奏作品同様、グールドらしさが前面に出ているが、シュヴァルツコップとは波長が合っていない。これは、当時のプロデューサーが指摘しているように、歌手をaccompanist(伴奏者)と考えるシュヴァルツコップと、collaborator(共同制作者)と考えるグールドとの違いが録音に残ったものといえるのではないか。 そういう意味では、バーンスタイン/NYPとのブラームス・ピアノ協奏曲第1番同様、グールドの音楽的嗜好が共演者によって図らずも浮き彫りになった、隠れた名盤だと思う。 なお、歌曲の他に「ブルレスケ」が収録されているが、本編はともかく、音質が貧弱なリハーサル(「歌付き」の表記あり)を初出としてわざわざ収録する意味があったのかは疑問である。

北の旅人 さん | 神奈川県 | 不明

1

Recommend Items