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[USED:Cond.B] Don Quixote, Till Eulenspiegel, Macbeth : Francois-Xavier Roth / SWR Symphony Orchestra

Strauss, Richard (1864-1949)

User Review :5.0
(1)

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Non
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HANSSLER SWR MUSIC/CD93.304
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Genre
Catalogue Number
93304
Label
Germany
Format
CD
Other
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Product Description

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ロト率いるバーデン=バーデン&フライブルクSWR響
リヒャルト・シュトラウスの交響詩シリーズ第2弾
「ティル」「ドン・キホーテ」「マクベス」


プログラムに応じて柔軟にピリオド、モダンの楽団を運用する実力派の指揮者として知られるフランソワ=グザヴィエ・ロト。2011年よりロトが首席指揮者のポストにある「モダンの手兵」バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団とともに進めるシュトラウスの交響詩シリーズの第2弾が登場します。
 2012/13年のシーズンも引き続き、実演でシュトラウスに力を注いでいる当コンビですが、前作『死と浄化』と収録時期が重なる『ティル』は、2012年6月24日のフライブルクでの実演をはさみ、その前後にセッション録音されたもの。以下、収録順に『ドン・キホーテ』は、2012年12月20日のマンハイムと翌21日のフライブルクとにおける実演の模様をライヴ収録したもので、最新の『マクベス』が2013年3月フライブルクでのセッション録音となっています。じっくりセッションを組んで録音された2作品の高い完成度もさることながら、楽団の首席奏者ふたりをソリストに起用した『ドン・キホーテ』も、ロトと共にシリーズのおおきな流れのなかでシュトラウス作品を検証しつつ、その解釈を深める機会を得て臨むことが可能であったメンバーゆえの人選と考えられ、ここでの演奏内容にはおおいに期待がつながります。
 ロトの的確な棒さばきで引き出された情報量も豊富で、録音がたいへん優秀なこともあり、シュトラウスによる大編成管弦楽の傑作群を味わうのにまたとないアルバムといえるでしょう。(キングインターナショナル)

【収録情報】
リヒャルト・シュトラウス:
・交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 op.28 [14:33]
 録音時期:2012年6月23-29日
 録音場所:フライブルク、コンツェルトハウス
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

・交響詩『ドン・キホーテ』 op.35 [40:41]
 録音時期:2012年12月20,21日
 録音場所:マンハイム、ローゼンガルテン(20日) フライブルク、コンツェルトハウス(21日)
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

・交響詩『マクベス』 op.23 [18:36]
 録音時期:2013年3月14,19日
 フライブルク、コンツェルトハウス
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 フランク=ミヒャエル・グートマン(チェロ:op.35)
 ヨハネス・リューティ(ヴィオラ:op.35)
 バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

【フランソワ=グザヴィエ・ロト】
1971年パリに生まれたフランスの指揮者。父はオルガニストで作曲家、教育者としても高名なダニエル・ロト。指揮者に転向する以前はフルートも学んでいたため、パリ音楽院でアラン・マリオンとヤーノシュ・フュルストのもとで研鑽を積み、ロンドンのドナテッラ・フリック指揮コンクールで第1位を獲得。この受賞により、ロンドン交響楽団のアシスタント・コンダクターに任命され、ジョン・エリオット・ガーディナーのアシスタント・コンダクターも務めることになる。
これに並行して、ロトはアンサンブル・アンテルコンタンポラン、カーン劇場と密接な関係を築き、さらにトゥールーズ・キャピトール管弦楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、パリ管弦楽団とも関わりを深め、2003年9月にパリ音楽院の指揮科教授となる。2011年9月にはドナウエッシンゲン音楽祭/フライブルク・コンツェルトハウスにて、ヴェーベルン、ブーレーズ、マーラーの交響曲第1番を指揮して、バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者としてデビューを果たす。
ロトのレパートリーは幅広く、17世紀から現代作品に至るまで、また交響曲、オペラ、室内楽など、精通するジャンルも多岐に亘る。2003年に、ピリオド楽器の室内オーケストラ「レ・シエクル」を創設、ときにはモダン楽器も柔軟に使用して多様なプログラムを取り上げている。「レ・シエクル」とは、日本のラ・フォル・ジュルネのほか、フランス、イタリア、ドイツ、イギリスで公演を行う。
手兵であるバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団とレ・シエクルとの活動を軸に、今後もロンドン響、ベルゲン・フィル、フィンランド放送響への客演を予定するロトは、現在、同世代の中でももっとも多忙な活動をきわめる指揮者のひとり。(キングインターナショナル)

Track List   

  • 01. Till Eulenspiegels Lustige Streiche
  • 02. Introduktion. Miges Zeitma
  • 03. Thema. Don Quixote, Der Rotter Von Der Traurigen Gestalt
  • 04. Sancho Panza
  • 05. Variation I. Gemchlich
  • 06. Variation II. Kriegerisch
  • 07. Variation III. Miges Zeitma
  • 08. Variation IV. Etwas Breiter
  • 09. Variation V. Sehr Langsam
  • 10. Variation VI. Schnell
  • 11. Variation VII. Ein Wenig Ruhiger Als Vorher
  • 12. Variation VIII. Gemchlich
  • 13. Variation IX. Schnell Und Strmisch
  • 14. Variation X. Viel Breiter
  • 15. Finale. Sehr Ruhig
  • 16. MacBeth, Op. 23

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ロトのR.シュトラウスはどれも面白い。従来...

投稿日:2015/09/12 (土)

ロトのR.シュトラウスはどれも面白い。従来の演奏伝統を無視して、冒頭のティンパニ連打のくだりから快速テンポで突っ走る『ツァラトゥストラ』も痛快だが、曲との相性という点で言えば、やはりパロディ、アイロニーの気配が最も濃い『ドン・キホーテ』かな(最近では『英雄の生涯』も自己パロディだという声が高いけど)。さて、『ドン・キホーテ』の最終変奏、彼が友人カラスコとの決闘に負けた直後の部分ではティンパニの打ち続けるリズム、弦の主旋律の裏でトロンボーンが派手な下降グリッサンドを奏している。ドン・キホーテ(あるいはサンチョ・パンザ?)の嘆きの声といったところか。これまでの指揮者だって総譜にそう書かれていることは知っていたはずだが、ロトほどこの裏の旋律をはっきり聴かせようとはしなかった。これはいささかはしたない、どぎつすぎる、クラシック音楽の品位に関わるとでも思ったからではないか。これに対して、ロトの演奏姿勢はまことに単純明快であるように見える。そう書いてあるんなら、聴衆に聴かせなきゃ駄目でしょ。まして、この作曲者たるや、「品位」なんぞ蹴っ飛ばしてしまえと思っていた人なんだから。ロトのシュトラウスはまさにそういうスタンス、総譜に書いてあるものなら残らず引きずり出してしまえというスタンスの演奏だ。さらに『ドン・キホーテ』は決して協奏曲ではないにもかかわらず、いわば中途半端な曲だから、大物チェリストを招くと指揮者と独奏者が遠慮し合ってしまいがちだ。このディスクでのソリストは同じオケの首席奏者だから、その点でも遠慮なし。しかもドイツの放送オケは、今やどこも驚異的にうまい。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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