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江戸の味を食べたくなって

Shotaro Ikenami

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101157528
ISBN 10 : 4101157529
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2010
Japan

Product Description

東京で、パリで。池波先生が見つけた江戸のおもかげ、至福の味。幻のエッセイ&絶筆小説を収録。池波正太郎没後20年。

春の宵につまむ鯛の刺身、秋には毎日のように食べた秋刀魚、冬の料理に欠かせぬ柚子の芳香……季節折々の食の楽しみと、それらが呼び覚ます思い出を豊かに描いた「味の歳時記」。フランス旅行で偶然出会った、江戸の面影を感じさせる居酒屋“B・O・F”への偏愛をつづる「パリ・レアールの変貌」など。食を愛し、旅を愛した大作家の、絶筆となった小説や座談会も収録した傑作随筆集。

Content Description

春の宵につまむ鯛の刺身、秋には毎日のように食べた秋刀魚、冬の料理に欠かせぬ柚子の芳香…季節折々の食の楽しみと、それらが呼び覚ます思い出を豊かに描いた「味の歳時記」。フランス旅行で偶然出会った、江戸の面影を感じさせる居酒屋“B・O・F”への偏愛をつづる「パリ・レアールの変貌」など。食を愛し、旅を愛した大作家の、絶筆となった小説や座談会も収録した傑作随筆集。

目次 : 第1部 味の歳時記(一月―橙/ 二月―小鍋だて/ 三月―白魚と蛤 ほか)/ 第2部 江戸の味、東京の粋(山口瞳×池波正太郎/ 細井浩二×今村英雄×池波正太郎/ 吉行淳之介×池波正太郎)/ 第3部 パリで見つけた江戸の味(あるシネマディクトの旅―居酒屋“B・O・F”ほか/ パリの味・パリの酒/ パリ・レアールの変貌 ほか)

【著者紹介】
池波正太郎 : 1923‐1990。東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • クプクプ

    オムニバスの主に食のエッセイでした。第一部「味の歳時記」1月〜12月。第二部「江戸の味、東京の粋」山口瞳氏などとの対談。第三部「パリで見つけた江戸の味」。フランス旅行や対談もよかったですが、第一部「味の歳時記」の8月の「海軍から復員し焦土と化した浅草で敗戦の日から半月もたっていないのに氷水を売る店が出ている」という部分に一番感動しました。

  • yamatoshiuruhashi

    池波正太郎の食べ物エッセイとくれば読めば読むほど腹が減る。本巻も面白い。堪らなく腹が減ってきて、口中に唾が溜まってくると、俺って本当にイヤシンボだと思わざるを得ない。東京の下町と同じようにパリの街での経験を綴った第3部も続けて読むと同じ内容が重なってくどくは感じるが面白い。赤線を引いて、パリを次に仏蘭西へ行く機会があったら此処へ行ってみやうと思ふ。ところがその店はもうないと後の方で書かれればがっかりした。

  • saga

    果たして本書のタイトルが相応であったかは疑問であるが、久しぶりに池波氏の文章を楽しんだ。味の歳時記では、江戸から東京へと引き継がれ、そして今は味わえないような食材の話も交えて四季が語られる妙味。第二部の対談では江戸っ子の会話の雰囲気を堪能。第三部ではフランスが舞台となっていたが、エッセイ、語り下ろし、小説と同じ素材を使い回したような構成だったが、これも絶筆を盛り上げんがための趣向なのだろう。

  • みやび

    感想は令和になってしまったけど、これが平成最後に読み終わった本です💦三部構成になっているけれど、第一部の味の歳時記が特に良かった。その季節ごとの旬を五感でじっくり味わう贅沢。その時々の食材が持つ風味や食べ方の表現が抜群で、思わず食べてみたくなります。だけど、この当時の段階で既に「ほとんど見られなくなった」風景や食べ物の味を、懐かしみ嘆いておられるのが小さな驚きでした。当時でそんななら今は…、そう考えると少し寂しくも感じます。

  • たまきら

    (ん?読んだことがないぞ?)読み友さんの感想を読んで不思議な気持ちで手に取ったら、後に再構成された三本仕立てのお得な文庫でした。古典落語を愛する神田生まれの祖母に洗脳され、下町のすべてが好きだった自分にとって、著者の語り口はたまりません。読んだことがある文章がほぼ全部でしたが、インタビュー系はなぜか頭に入ってこないので読んだことがなく、ちょっとおかしかったです。女に生まれてよかったと思うことは多いですが、この男だけの友情というか、阿吽の空気の流れは男として体験してみたかったな。

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