SACD

Symphony No.8 : Eliahu Inbal / Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra (Hybrid)

Shostakovich, Dmitri (1906-1975)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
OVCL00635
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc

Product Description


ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
エリアフ・インバル&東京都交響楽団


好評、インバル&都響のショスタコーヴィチ・シリーズ第5弾アルバムです。圧倒的なパワーと推進力を兼ね備えた、現代のショスタコーヴィチ像と言っても過言ではない当シリーズ。今作でも、同様のアプローチで、聴衆を興奮の坩堝へと導きます。
 インバルの一点の妥協も許さない引き締まったサウンドによって、ショスタコーヴィチの真髄を抉り取ります。東京都交響楽団のライヴとは思えない機能性の高い演奏も聴きものです。強固なアンサンブルとパワー漲る重厚なサウンドをベースに、インバルが存分にショスタコーヴィチを表現していきます。両者の驚くべきクオリティの演奏をお聴き下さい。(メーカー資料より)

【収録情報】
● ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調 Op.65


 東京都交響楽団
 エリアフ・インバル(指揮)

 録音時期:2016年9月20日
 録音場所:東京、サントリーホール
 録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
 SACD Hybrid
 2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)


Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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これもまたナマで聴いて震撼させられたが、...

投稿日:2017/08/25 (金)

これもまたナマで聴いて震撼させられたが、恐るべき集中力と苛烈さを感じさせる演奏。8番は演奏時間60数分の曲で、たとえばネルソンス/ボストン響は約66分と、余裕のあるテンポをとって細部まで細密に描く演奏が近年は増えてきているのだが、このディスクの演奏は58分を切っている。もちろんムラヴィンスキー/レニングラード・フィルの荒涼たる風景をここに求めるわけにはいかず、あれに比べたら都会的な、洗練された演奏なのではあるが、それでもこの緊迫感とオケのヴィルトゥオジティは凄まじい。長大な第1楽章も全く弛緩することなく、強い表出力をもって奏でられているが、第2楽章アレグレットが5:29で片付けられると、ちょっと皮肉っぽい舞曲楽章という従来のイメージは一変。早くもきわめて緊張した音楽になる。そして都響の全楽員がまなじりを決して突進する第3楽章は5:35。ムラヴィンスキーのどの録音よりも速いし、ウィーン交響楽団とのインバル自身の前回録音6:52より遥かに速い。この速いテンポにもかかわらず、細部まできわめて克明に作り込まれており、中間部での高橋 敦以下、トランペット群の妙技もお見事。80歳を超えて、見た目はかなりお腹が出てきたインバルだが、苛烈な音楽作りに弛みは全く感じられない。来年の第7番「レニングラード」、「幻想交響曲」、「悲愴」も楽しみだ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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