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Sym.5, Etc: Batiz / Rpo

Shostakovich, Dmitri (1906-1975)

User Review :3.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
EB8
Number of Discs
:
1
Format
:
CD

Product Description

許光俊の言いたい放題 から

ショスタコーヴィチの第5交響曲。これは掛け値なしにすごい。最初聴いたとき、第2楽章で耳を疑った。低弦楽器のズビズビといった弾き方は、まるで巨象が何十頭も集まって踊っているかのようだ。可笑しすぎるその様子はさながら「動物の謝肉祭」。ソヴィエト何するものぞ、マルクス主義何するものぞ、バティスが指揮すると何でもユーモア音楽になってしまうのか。唖然。このあとでムラヴィンスキーを聴くと、おとなしくて物足りなく感じられてしまうほど。

 そこから一転、ゆっくりした第3楽章はとてもしっとり。が、心を許してはならない。次のフィナーレでは、恥も外聞もない猛烈な突撃ぶりが発揮されるのだ。基準テンポが速い上に、ところどころでアクセルをふかすものだから、たいへんなことになっている。トランペットの咆吼、ティンパニの乱れ打ち、ヴァイオリンの悲鳴・・・ロイヤル・フィルがこんなに野蛮な演奏をしたことなんて、かつてなかったのでは。しかし、やはり叙情的なところは実にしっかり歌って美しいのが表現の振幅を広げている。そして、いよいよやってきました最後のクライマックス。走り出さないで意外とじっくりと進めていくので、じらされてしまう。

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メインのシンフォニーはこの指揮者らしから...

投稿日:2009/09/04 (金)

メインのシンフォニーはこの指揮者らしからぬ演奏だ。どこかノリきれてないような気がする。ついで録音もやや悪い。逆に最も出来がいいのはノボシビリスクの鐘という、あまり演奏されない珍しい曲。オマケのように収録されているがこれが最も楽しく聴けた。他にもロシアとキルギス民謡による序曲と交響詩『10月革命』が収録されているがこれもイマイチ。全体的には不調と言うべきか。

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