Chamber Symphony Op.110a : Plish / BPO Strings

ベルリン・フィル・メンバーによるショスタコーヴィチ：室内交響曲
２０１１年４月２６日、ベルリンにておこなわれた
原発事故の犠牲者に捧げられた演奏会

ＩＰＰＮＷ（核戦争防止国際医師会議）からの新録音は、1945年に広島と長崎に投下された原爆、1986年のチェルノブィリの原発事故、さらに2011年３月11日の東日本大震災による福島第一原発事故の犠牲者に捧げられた演奏会のライヴです。インパクトの強いドイツ語による朗読と、スターリン政権下で抑圧されながらも、その恐怖を耐え抜いたショスタコーヴィチの音楽とが、核の引き起こす悲劇を描き出しています。同原発事故が、いかに世界に影響を与えたか、またその放射能汚染を被ったドレスデンを含めるヨーロッパの地域でどのようなことが起きたのかを、ブックレットの解説（日本語は掲載されておりません）を読みながら歴史的プロセスに沿って見ていくことができます。
　世界に名高いベルリン・フィルの弦楽アンサンブルによる演奏で、極めて完成度の高い内容となっており、ショスタコーヴィチの暗惨とした気分が見事に表現されています。（キングインターナショナル）

【収録情報】
・ショスタコーヴィチ：室内交響曲ハ短調 Op.110a（バルシャイ編曲：弦楽四重奏曲第8番）
　ベルリン・フィル弦楽アンサンブル
　アレクサンダー・イヴィッチ（コンサートマスター）

・朗読「Russische und ukrainische Chorsatze」
　テレーゼ・アッフォルテル＆クリスチャン・ブリュックナー（朗読）
　クレド室内合唱団、ボグダン・プリッシュ（指揮）

　録音時期：2011年4月26日
　録音場所：ベルリン、フィルハーモニー
　録音方式：デジタル（ライヴ）