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Symphony No.2, Piano Concerto : Vasily Petrenko / Oslo Philharmonic, Kirill Gerstein(P)

Scriabin (1872-1915)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
LWC1139
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ペトレンコ&オスロ・フィルのスクリャービン
第2弾は交響曲第2番&ピアノ協奏曲!


2013年に北欧、ノルウェーの名門、オスロ・フィルの第15代首席指揮者に就任したワシリー・ペトレンコ。今、世界各国から大きな注目を集める21世紀の若き巨匠と、オスロ・フィル、ノルウェーのレーベル「ラウォ(LAWO)」とのコラボレーション・プロジェクトの第3弾は、スクリャービン・サイクルの続編となる交響曲第2番とピアノ協奏曲。
 1901年、初期から中期へと作風が移り変わる真っ只中にいた当時29歳のスクリャービンが完成させた交響曲第2番。首席指揮者就任以降、共演を重ねさらに進化を遂げたペトレンコとオスロ・フィルのコンビが、5楽章形式で書かれた大規模なスクリャービンのシンフォニーを壮大なスケールで繰り広げます。
 交響曲第2番から遡ること数年、1896年から97年にかけて作曲されたピアノ協奏曲でソリストを務めるのはキリル・ゲルシュタイン。アメリカでジャズを学び、その後、クラシックの世界へ舞い戻ったという経歴を持ち、その圧巻の実力で欧米の楽壇を沸かせ続けているロシアの鬼才と、ペトレンコ&オスロ・フィルとの共演に期待が高まります。(photo by Trygve Indrelid)(輸入元情報)


【ペトレンコ】
1976年にサンクト・ペテルブルグに誕生。サンクト・ペテルブルグ音楽院で学び、ムーシン、テミルカーノフ、ヤンソンス、サロネンらに師事。18歳からムソルグスキー記念サンクトペテルブルグ国立アカデミー劇場(旧レニングラード国立歌劇場)でオペラ指揮者としての経験を積み、30を超えるオペラのレパートリーを持つようになります。21歳の時には、ショスタコーヴィチ合唱指揮コンクールで優勝、26歳でカダケス国際指揮者コンクール優勝し、30歳となった2006年よりロイヤル・リヴァプール・フィルの首席指揮者を務め、当地で絶大な人気を博しています。
 ペトレンコのスタイルは、ロシア的な激しさを備えながらも精緻でクリアなサウンドを追求し、作品の情報量をバランス良く最大限に表出しようというもので、素材引用や展開の様子のよく分かるシンフォニックなアプローチが魅力十分です。(HMV)

【収録情報】
スクリャービン:
1. 交響曲第2番ハ短調 Op.29
2. ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 Op.20


 キリル・ゲルシュタイン(ピアノ:2)
 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
 ワシリー・ペトレンコ(指揮)

 録音方式:ステレオ(デジタル)

Track List   

  • 01. Scriabin - Symphony No. 2, Op. 29 I Andante
  • 02. II. Allegro
  • 03. III. Andante
  • 04. IV. Tempestoso
  • 05. V. Maestoso
  • 06. Piano Concerto, Op.20 - I Allegro
  • 07. II. Andante
  • 08. III. Allegro Moderato

Customer Reviews

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ワシリー・ペトレンコとオスロ・フィルによ...

投稿日:2017/11/13 (月)

ワシリー・ペトレンコとオスロ・フィルによるスクリャービン録音の第二弾。最初の交響曲第3番/第4番はこの指揮者としては普通の出来だと思ったが、今回の第2番は特筆すべき名演。第2番はけっこう稚拙なところもある若書きの曲だけど、作曲家生誕百周年の1972年に最初のLPが入手可能になった時から、不思議に気に入っている。その時聴いたスヴェトラーノフの旧録音は終楽章で鳴り渡る金管のファンファーレ音型があまりにド派手かつ下品で、いま聴くと笑ってしまうけど。マーラーの5番と同じく5楽章だが3部から成る曲で、第1楽章冒頭の主題(ハ短調)がそのまま「変容」して終楽章第1主題(ハ長調)になるという、ロマン派音楽を席巻した主題変容技法の見本のような作品。さて、ペトレンコのこの演奏、直近の競合盤であるゲルギエフ/LSOと比べると全体で10分も演奏時間が違うのに驚くが、これはゲルギエフの方がやりすぎ。退屈なところもある曲だから、速いテンポで締めようと思ったのだろうが、事務的で無味乾燥な演奏になってしまった。演奏時間の大きな違いをもたらしているのは真ん中の楽章(マーラーと違って緩徐楽章)であるアンダンテだが(ゲルギエフ11:55/ペトレンコ18:01)、メシアンを先取りするように鳥の声も響くこの美しい楽章はペトレンコのこの演奏がこれまでで最美と断言してはばからない。「光が欲しいと思ったのだが、軍隊行進になってしまった」と作曲家自身もボヤいている終楽章も、この楽章の陳腐さをうまく抑えたセンシティヴな演奏。全くヴィルトゥオーゾ的でなく、ショパン以上に「触ると壊れてしまいそうな」ピアノ協奏曲も非常にデリケートな出来ばえ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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クラリネットの音が深い印象を残す OPOの...

投稿日:2017/10/23 (月)

クラリネットの音が深い印象を残す OPOのクラリネット奏者を知らないが優れた演奏家だと確信する 20世紀初頭その初めの10年で マーラーは第5シンフォニー以降の全てを書いた ハイドン以来受け継がれ変容してきた交響曲の系譜が一つの終焉を迎えようとしていたと言っても好いだろう 時を同じくして 北のロシアで新たな交響曲像を築こうとする男がいた スクリャービンの第2シンフォニー以降もこの10年に生まれている マーラー以上に短命で終わってしまったスクリャービンは第6番を書き掛けて没する まだロマン派の残り香を強く放つ”第2番”だが ペトレンコ=OPOは音楽の自然な流れを大切にする演奏で克明な表情を描いていく 決してデュナーミクの差異に頼らずノーブルな響きを醸成して深い情感を引き出している ピアノ・コンチェルトも交響楽に負けない濃密な管弦楽が愉しめる ゲルシュタインのピアノもオーケストラと拮抗する生命力と技巧を披瀝して雄々しい風情だ これだけ美しい”ことば”で歌いだされたスクリャービンはとんと聞かなかった お聴きになっては如何   

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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