Blu-spec CD

Schubert: Symphony No.8(9)`the Great`& `rosamunde`

Schubert (1797-1828)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SICC20102
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
Blu-spec CD
Other
:
Limited

Product Description

Blu-spec CD(TM)で聴く、ジョージ・セルの芸術
シューベルト:交響曲第9番『グレート』、『ロザムンデ』より

完全生産限定盤

シューベルトの最後の交響曲とされる大作『グレート』と、セル晩年の67年の録音である『ロザムンデ』。厳格な古典主義者セルによって磨き上げられた演奏が光る1枚です。『グレート』は、死の直前に録られた再録音もありますが、このコンビが絶頂期にあった50年代終わりの録音は、きびきびとしたテンポ、引き締まった造形美でシューベルト渾身の名作交響曲の代表的な録音で、Blu-spec CD(TM)によって、さらに素晴らしいサウンドになっています。(ソニー・ミュージックエンタテインメント)

【収録情報】
シューベルト:
・交響曲第9番ハ長調 D944『グレート』
・劇音楽『ロザムンデ』D797〜序曲
・劇音楽『ロザムンデ』D797〜間奏曲第3番
・劇音楽『ロザムンデ』D797〜バレエ音楽第2番
 クリーヴランド管弦楽団
 ジョージ・セル(指揮)

 録音時期:1957年、1967年
 録音方式:ステレオ(セッション)

※Blu-spec CD(TM)は、ソニー・ミュージックエンタテインメントがBlu-ray Discの素材と製造技術を応用して開発した高品質CDです。お手持ちのCDプレーヤーでお楽しみ頂く事が出来ます。

Track List   

Customer Reviews

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本盤におさめられたシューベルトの交響曲第...

投稿日:2012/09/08 (土)

本盤におさめられたシューベルトの交響曲第9番「グレート」は、セル&クリーヴランド管弦楽団による二度にわたる同曲のスタジオ録音のうちの最初のものである。全盛期のセル&クリーヴランド管弦楽団の演奏はそれは凄いものであった。セルは、同じくハンガリー出身の先輩であるライナーや、ほぼ同世代のオーマンディなどとともに、自らのオーケストラを徹底して鍛え抜いた。その結果、オーケストラ史上でも稀にみるような、あらゆる楽器セクションの音色が一つの楽器が奏でるように聴こえるという「セルの楽器」とも称される鉄壁のアンサンブルの構築に成功したところであり、セルは、正に自らの楽器を用いて数々の演奏を行っていたのである。そのアンサンブルの精緻さは、聴き手の度肝を抜くのに十分ではあったが、あまりの演奏の緻密さ故に、メカニックとも言うべきある種の冷たさを感じさせたのも否めない事実であり、名演の名には値するものの、感動という点からするといささかコメントに窮する演奏も多々存在したとも言えるところだ。本盤の演奏も、全体の造型の堅固さ、そして一糸乱れぬアンサンブルを駆使した演奏の緻密さにおいては、同曲の他のいかなる演奏にも引けを取らないハイレベルに達しており、その意味では名演の名に十分に値すると言えるが、最晩年の1970年の演奏と比較すると、ゆとりというか、味わい深さにいささか欠けているのではないかとも思われるところである。したがって、セルによる同曲の代表盤ということになれば、最晩年の1970年盤を掲げることにならざるを得ないが、いわゆるセルの個性が全面的に発揮された演奏ということになれば、本演奏を掲げるのにいささかも躊躇するものではない。いずれにしても、本演奏は、今一つゆとりというか、鷹揚なところがあってもいいのではないかと思われるところもあるが、セル&クリーヴランド管弦楽団の全盛時代を代表する名演として高く評価したいと考える。他方、併録の劇音楽「ロザムンデ」からの抜粋については、1967年というセルの死の3年前の演奏ということもあり、交響曲第9番「グレート」よりも懐の深い演奏に仕上がっていると言えるのではないだろうか。セルも1960年代後半になると、クリーヴランド管弦楽団の各団員に自由を与え、より柔軟性に富んだ味わい深い演奏を行うようになってきたところであり、本演奏においてもそうしたセルの円熟の至芸を存分に味わうことが可能である。各旋律の端々からは豊かな情感に満ち溢れた独特の味わい深さが滲み出していると言えるところであり、おそらくは同曲の演奏史上でも、ベーム&ベルリン・フィルによる名演とともにトップの座を争う至高の超名演と高く評価したい。音質は、録音年代が古いこともあって、従来盤は今一つ冴えないものであったが、数年前に発売されたシングルレイヤーによるSACD盤は、これまでの従来盤のいささか劣悪な音質を一新するような、とてつもない鮮明な高音質に生まれ変わったと言える。Blu-spec-CD盤も発売されており、それも十分に良好な音質であると言えるが、所詮SACD盤の敵ではないと言える。もっとも、当該SACD盤は現在では入手難であるが、セルによる素晴らしい名演でもあり、可能であれば、中古CD店などで購入されることを是非ともおすすめしておきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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贅肉を落とし早めに進めて行く「グレイト」...

投稿日:2009/07/12 (日)

贅肉を落とし早めに進めて行く「グレイト」はセルらしい演奏だと思います。純音楽的と言えば肯けるのですが果たしてそれが正解なのか(音楽で「正解」というのは無いのですが・・・)評価をする場合の根本的な課題なのかもしれません、所謂演奏者の演奏スタイルは各々聴く者にとって一長一短というより一好一嫌なのでしょう。確かに上手いとは思いますがこのグレイト演奏にマシンを感じさせるのは何故か今もって分からないのが小生の現状です(セルの演奏が全てそうというわけではありません)。「ロザムンデ」の方は他の曲とのカップリングでLP盤で聴いておりアンサンブルのキッチリした締まった演奏が素晴らしいです。仕様変更アップは注目されますね。

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