CD

Saint-Saens: Symphonie No.3 >>orgel-Symphonie<<

Saint-Saens (1835-1921)

User Review :4.5
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCG2045
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

ドイツ・グラモフォン定盤
「ドイツ・グラモフォン・ベスト100」に続く強力ラインナップ、まさに『定盤』で構成されたシリーズです。クライバーのベートーヴェン5番&7番、ポリーニのショパンのエチュードを筆頭に、カラヤン、アルゲリッチ、マイスキー、アバド、ムター、ブーレーズら、DGの豪華な顔ぶれによる名盤中の名盤が揃っています。

サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調作品78『オルガン付』
ピエール・コシュロー(オルガン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1981年9月、ベルリン
デジタル録音

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
カラヤン(73歳頃)唯一のサン=サーンス交響...

投稿日:2013/01/28 (月)

カラヤン(73歳頃)唯一のサン=サーンス交響曲第3番「オルガン」演奏盤で1981年にオルガニストに即興演奏の大家P.コシュロー(当時57歳)を迎えての録音で演奏タイムは@10’37+11’49A6’58+8’24となっております。演奏自体はオーケストラとオルガンとの別々の録音編集が如何にもなされた不自然さが伴って時折カラヤン自覚?通り場違いな感触も露呈していますがいつもの強引さで実に華々しくBPOの豊麗な機動性を活かしたサウンドでよーく鳴り切った仕上がりになっていると思います。第1楽章などは「しゃくり」を噛まして中々効果を上げていますが難しい事に触れなかったらそれはそれで片付いているのではないでしょうか。第1楽章後半でのゆったりしたベースはカラヤン得意のアダージョ雰囲気であの世に持って行かれそうになる程でした。第2楽章後半は冒頭から轟音的全開のオルガンでコシュローの濃厚な面がカラヤン節と相まってやや饒舌には感じましたが分り易いクライマックスにはなっております・・・。まぁビジネス臭の強いカラヤンプロジェクトの意欲作として割り切った楽しみ方で聴いておきましょう。素晴らしいランクに・・・。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

1
★
★
★
★
★
本盤におさめられたサン・サーンスの交響曲...

投稿日:2011/07/08 (金)

本盤におさめられたサン・サーンスの交響曲第3番は、カラヤンによる唯一のスタジオ録音である。カラヤンは、同曲をコンサートで採り上げたことも皆無であることから、レコーディングのためにのみ演奏したということにもなる。この当時のカラヤンは70代の半ばに達していたが、同曲のほか、ニールセンの交響曲第4番やR・シュトラウスのアルプス交響曲など初録音が目白押しであり、カラヤンの老いても衰えない音楽に取り組む前向きな姿勢に心から頭が下がる思いがする。同曲の独墺系指揮者による演奏は、カラヤンによる本演奏以外には現在でも皆無であるところだ。その意味でも、本演奏は極めて希少価値のある存在なのであるが、音楽評論家の評価は押しなべて低いと言わざるを得ない。本盤のLP発売時のレコード芸術誌の月評担当者は故大木正興氏であったが、徹底して酷評していたことを今でも鮮明に記憶している。確かに、同曲の数々の名演は、フランス系の指揮者によるものが多く、そうしたフランス風のエスプリ漂う瀟洒な味わいのある演奏からすれば、本演奏は極めて異質な演奏ということになるだろう。加えて、本演奏の当時は、カラヤン&ベルリン・フィルの黄金コンビがその最後の輝きを放った時期でもある。分厚い弦楽合奏、ブリリアントなブラスセクションの響き、桁外れのテクニックをベースに美音を振り撒く木管楽器群、そして雷鳴のように轟きわたるティンパニなどが、鉄壁のアンサンブルの下に融合し、およそ信じ難いような超絶的な名演奏の数々を繰り広げていたと言える。カラヤンは、このようなベルリン・フィルをしっかりと統率するとともに、流麗なレガートを施すことによっていわゆるカラヤンサウンドを醸成し、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマを構築していた。本演奏など、かかる圧倒的な音のドラマの最たるものであり、オルガンの壮麗な迫力も相まって、故大木正興氏がよく使っておられた表現を借りて言えば、サン・サーンスの交響曲第3番という大運動場で、ベルリン・フィルが大運動場全体を使って運動しているようなイメージの演奏と言えるのかもしれない。重厚で華麗なカラヤンサウンドも、同曲においてはいささか場違いな印象を与えると言えるのかもしれない。しかしながら、これだけの圧倒的な音のドラマを構築することによって、同曲演奏史上空前のスケールと壮麗な迫力を有する演奏を成し遂げたと言うことも可能であり、聴き終えた後の充足感においては、他のフランス系の指揮者による名演と比較しても何ら遜色はないと言える。いずれにしても、私としては、本演奏はカラヤン&ベルリン・フィルによる異色の名演として高く評価したいと考える。録音は、リマスタリングがなされたこともあって従来盤でも十分に満足できる音質であると言えるが、カラヤンによる名演でもあり、今後はSHM−CD化、そして可能であればSACD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

0
★
★
★
★
★
いろいろダメだしされることの多いカラヤン...

投稿日:2010/02/24 (水)

いろいろダメだしされることの多いカラヤンのオルガンですが、これはこれで大迫力でおもしろいです。アナログLPではオルガンが大音量でびっくりでしたが、バランスは改善されてます。 フランス音楽を聴くのでなく、カラヤン&ベルリンフィルのオルガンシンフォニーとして聴けばこれは最高の名演でしょう。 なんと言っても迫力が圧倒的です。 元気回復におすすめです。 

みどりがめ さん | 大阪府 | 不明

1

Symphonies Items Information

Recommend Items