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坂の上の雲 6

Ryotaro Shiba

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163230207
ISBN 10 : 4163230203
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2004
Japan

Content Description

「皇国の興廃、此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ」。明治38年5月27日午後1時55分、遂に日本海海戦は始まった。そして「最後の武士」として生きた秋山兄弟の人生を追って、大長編は幕を閉じる。

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 大正12(1923)年、大阪市生れ。大阪外国語学校(現・大阪外語大)蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。59年、新潮日本文学大賞学芸部門賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大仏次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。5年、文化勲章受章。8(1996)年2月12日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    ロシア国内の革命前夜の雰囲気がすごいな。クロパトキンにもう少し能力があったら日本史が変わってたかもなぁ。

  • 旅するランナー

    本日天気晴朗ナレドモ浪高シ。敵艦隊見ゆ。ついに始まる日本海軍vsバルチック艦隊。日本の勝利への喜びよりも、戦争の無情さ無惨さ無意味さが残る。でも、ここで負けていたら、日本やアジアの姿は今と大きく変わっていただろう。そう思うと、この薄氷の奇跡の勝利と、犠牲になって日本を守り抜いてくれた人々に感謝しかありません。だけどこの後、日本は暴走していくんだよなぁ。やっぱり戦争反対です。

  • ケロリーヌ@ベルばら同盟

    紺碧の空に浮ぶ一朶の雲を目指し、急坂を駆け上がる青春群像から始まった、この長く濃密な物語は、雨の坂で結ばれる。大陸の風雪と黄色い砂塵、万里の波涛を超え押し寄せる強大な帝国ロシアと、極東の島国を制し、亜細亜の利益を切り取りにせんとする列強諸国の思惑に抗い、敗れる事の出来ぬ戦を戦った明治の日本。政府、軍部はもとより、国際社会に幼い一歩を踏み出した若い日本を無邪気なまでの真摯さで支えた名もなき人々の物語を胸に刻んで、現代に生きる自分が為すべき事は何かを考え続けて行きたいと思った。

  • KF

    陸軍、露海軍、そして明石元二郎。読み応えがあった。 戦闘は満洲が舞台だが、大日本帝国の舵取りは自国の軍部に留まらず、対欧州外交、国内外を問わぬ財政策と幅が広く、奥が深い。 ロシア側の視線でもこの時代を読んでみたいものだが、この作品を読む限りは昭和初期、転落に迫った大日本帝国を思わせるような国家だったように思われる。アジアをなめていたのだろうか。アフリカや新大陸をむしり取りまくった西欧諸国のような膨張を描いていたのだろう。不足した戦力を投入する事で欧州での存在感は更に弱化。敗戦も革命も間近。 あと二巻。

  • 文公

    長い。実に長かった。途中何度も繰り返される論評(特に乃木・伊地知がいかに無能であるか)には、辟易したが、なんとか読み通すことができた。血沸き肉踊る描写も多々あったものの、読み終えた感想は「読み終えられたな」という、あっさりしたものでしかない。それが、かつて歴史学の門扉を叩いた経験がそうさせているのかはわからない。『項羽と劉邦』に続き2作目の司馬作品だったが、次はエッセイでも読んでみようと思う。

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