むさっ苦しい革ジャンとジーンズの観衆がひしめくN.Y.のライブハウスを想起させるような音です。ヘヴィメタルと言えばそうですが、R＆Rの要素も感じられる。ある意味に初期のMANOWARやANVIL, RAVENあたりが好きななら気に入るかも。真剣に聴きこむよりかは、肩の力を抜いて楽しめるＨＭです。

長らく入手困難だったアルバムがロックキャンディのリマスターで再発という事で入手出来てとてもうれしいです。楽曲は相変わらずのストレートなハードロックでRODS節全開という感じでカッコいいです。オリジナル盤は持っていないのでわかりませんが聞いてみてリマスター効果も中々だと思います。

Heavy Metallic American Rock’n’roll。RODSの音は正にこんな感じです。熱のこもった演奏が気持ちいい。「ぐだぐだ言ってねぇで、まずは聴いてみろよ!!!」そんな声が聞こえてくる音です。インナースリーブの写真にある御代リッチー･ブラックモア氏の前でグルーピーらしき上半身裸の女性と戯れているメンバーの写真にはちょっとうんざりしたけど･･･。「西のY＆T。東のRODS。」という宣伝文句がありましたが、はっきり言ってY＆Tと同等に語るバンドではありません。両バンドとも素晴らしいですが、音楽性は違います。