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プレイバック 創元推理文庫

Raymond Chandler

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488131081
ISBN 10 : 4488131085
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

【名作ミステリ新訳プロジェクト】フィリップ・マーロウはある弁護士の依頼を受け、ひとりの女の動向を探る。彼女は男につきまとわれ脅されているらしい。ホテルに宿泊した彼女は同じホテルに部屋を取ったマーロウのもとに現われ、自分の部屋のベランダに男の死体があると助けを求めてきた。しかし、行ってみると死体は消えていた。 いったい何が起きているのか? この女は何者なのか? チャンドラーの遺作を名訳で。

【著者紹介】
レイモンド チャンドラー : 1888年、アメリカ合衆国シカゴ生まれ。両親の離婚後、母親とともにイギリスに渡り、ロンドンのパブリック・スクールで教育を受ける。英国籍を取得し、海軍省勤務、新聞記者を経て、1912年にアメリカに戻る。第一次世界大戦後に小説を書き始める。1933年に“ブラックマスク”誌に「脅迫者は射たない」を発表したのを皮切りに執筆活動に専念。1939年に発表した長篇第一作『大いなる眠り』は、フィリップ・マーロウものの第一長篇でもある。1959年没

田口俊樹 : 1950年生まれ、早稲田大学第一文学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    チャンドラーの作品は、むかし有名なセリフがある「長い別れ」を読んだのみでそれ以降はハードボイルドはほとんど読んできませんでした。この作品は作者の遺作のようですがやはり昔のアメリカのイメージが浮かび上がるようです。文章も短く読みやすいのですが、物語としては若干最近のこのような分野の小説に比べては起伏が少なく感じました。ただ解説が堂場瞬一さんによるものでこれは楽しめました。

  • ふみふみ

    私的にチャンドラーの名セリフは酒が絡んだもの。依って「プレイバック」で私がチョイスする台詞は依頼主が「私のボスはこの街に水源持ってるのよ(権力者なのよ)」に対するマーロウの返し「誰が水を欲しいといった?僕がウイスキーを飲むときはストレートをビールで飲むんだ」(清水訳)なんですけど、本書は水を生でビールのチェイサーと一緒に飲むって、訳の分からない日本語訳になってます。原文は I take mine straight with a beer chaserでmineを前文からの流れで水と解釈したのでしょうけど、

  • kei-zu

    40年前にハヤカワ文庫の清水訳を読んで以来。田口訳の「長い別れ」がものすごくよかったので本書を期待したが、やっぱり読みにくかったです(個人の感想です)。かの名台詞(「男はタフでなければ〜」)が本書ではどのように訳されているかは、手に取られた方のお楽しみということで。

  • おもろい於間抜

    解説の堂場瞬一によれば、本作はチャンドラーの奥様が亡くなられて後の作品ということだ。フィリップ・マーロウが「長い別れ」などに比べるとどこか精彩を欠いている感じがするのはそのためなのか。私はやはり「やさしくしなれないようじゃ私など息をしている値打ちがない」というセリフに全面的に同意するのであって、本作のフィリップ・マーロウも好きなのである。

  • きゅー

    ちゃんとした探偵小説を読むなんて久しぶり。なんとも言えずカッコいい。ストーリーは王道だけど、一つ一つのディテールが細かくて物語に没入する。しかし後書きによると、この作品は著者が精神的に不安定な時期に書かれたもので質としてはイマイチとのこと。そう言われたら他の作品も手にとりたくなる。探偵小説そのものは苦手だけど、レイモンド・チャンドラーは追ってみたくなった。

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