Symphonies Nos, 1, 2, : Provatorov / Moscow State So, Moscow Rso

User Review ：4.5

(7)

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Item Details

Genre

Classical

Catalogue Number

CDVE04386

Number of Discs

Label

Venezia

Release Country

Russia

Format

Other

Import

Product Description

プロヴァトロフ／ポポフ：交響曲第１番、第２番

ロシア・アヴァンギャルド音楽の名作「交響曲第１番」、1946年のスターリン賞を得た「交響曲第２番　祖国」。暴力的且つ暗示的な音楽。（アルブレー）

【収録情報】
ポポフ：
・交響曲第1番 op.7（1989年6月録音）
　モスクワ国立交響楽団

・交響曲第2番『祖国』 op.39（1961年5月録音）
　モスクワ放送交響楽団

　ゲンナジー・プロヴァトロフ（指揮）

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4.5

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やはり１番が凄い。冒頭の一撃でもうやられ...

投稿日：2012/05/03 (木)

やはり１番が凄い。冒頭の一撃でもうやられてしまう。魂が削られるようなあのオネゲルの５番の出だしと双璧だ。不協和音の嵐なのにむしろそれが快感となり、あの「トリスタン」をも上回るトランス状態に陥ってしまう。ただしあまりの飽和感のために体調の良くない時にはクタクタになってしまうので注意。プロヴァトロフの指揮も凄絶極まる。ちなみに私が持っているのは消滅してしまった英OLYMPIA盤だが、それを復活させてくれたVeneziaレーベルには拍手喝采である。

現代ハイエンドを見限った男さん | 不明 | 不明

やはり、ポポフ作品のファースト・チョイス...

投稿日：2011/11/30 (水)

やはり、ポポフ作品のファースト・チョイスといったら本番をおいて他にない。ロシア･アヴァンギャルドの音楽には、殊オーケストラ音楽にあっては主に２つの類型がある。後期スクリャービンのようなネオ・ロマンティシズム派と、ルリエのような新古典派だ。本盤に聴かれるポポフの音楽は、明らかに前者で、交響曲第1番のフィナーレなどは、スクリャービンの《プロメテウス》やグリエールの交響曲第3番《イリヤ・ムーロメッツ》を髣髴とさせる。その素材の多くが、戦争ドキュメンタリー映画『モスクワ近郊におけるドイツ軍の壊滅』（1942年）への深い感銘から製作された、F・エルムレル監督作品『彼女は祖国を守る』のサウンドトラックからとられた交響曲第2番は、１９４３年の作品で、モダニズム性は大きく後退しているが、音楽の傾向は同様だ。プロヴァトロフは1929年生まれでロジェストヴェンスキーより２つ、フェドセーエフより３つ年上、スヴェトラーノフの１つ下の中堅指揮者（2010年5月3日没）。ショスタコーヴィチのオペラ《カテリーナ・イズマイロヴァ》、プロコフィエフの《３つのオレンジへの恋》、チャイコフスキーの《オプリチニク》など、主にオペラの録音で知られる（かの有名な、ネミローヴィチ＝ダンチェンコ音楽劇場の指揮者だったこともあり、その際、《カテリーナ・イズマイロヴァ》を初演した）。コンサート指揮者としては、７１年から８１年までクイブイシェフ（現サマーラ）・フィルのシェフを務めた他は、主に劇場を活動の場としていた模様。劇場で、様々な作品の初演を手がけたためか、初演以来一度も演奏されたことがないような作品の演奏も実に堂に入ったもの。また、なんといっても、これ以上ないというパワフルなオーケストラのサウンドはこの種の音楽を聴くには最適で、特に両曲のフィナーレで何分も続く、コーダの壮大なコラールのド迫力は、異盤では決して体験することが出来ないものだ。しかし、モスクワ国立響やモスクワ放送響（ロジェヴェン時代の録音）にとっては、これが普通なのであろう。従って、その中には十分感興がこもっており、決してコケ威しでない意欲的な表現に満ちており、造形的にも無理がない。

MISPRISIONER さん | 東京都 | 不明

何れの交響曲（特に第１番）も忘れ去られた...

投稿日：2011/06/27 (月)

何れの交響曲（特に第１番）も忘れ去られた曲ながら最高に素晴らしい曲で、とても満足しました。しかも演奏も充実しており、正に名盤といえます。

ヒデさん | 神奈川県 | 不明

Symphonies Items Information

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