日本を代表するピアニストで尚かつヨーロッパのクラシック音楽に精通している宮谷理香が、このような日本人の作品だけで１枚のCDを発表する、というのはとても貴重であるし、その演奏の完成度の高さに驚かされました、

聞いていて奏者の天分がよくわかる。各曲を自分の解釈で弾き分けており、引き込まれる。これからも自信を持って進んでもらいたい奏者である。

同じイギリスとはいえ、異なるタイプの作品を充実した音で聞かせる。独奏ピアノも音域が豊で、オーケストラも音に深みがあり多彩な表現を見せ、時間がすぐに過ぎれ行く。