アメリカン・フォークの祖、生ける伝説の人、ピート・シ―ガ―の、ジャケットの通り、若かりし頃の、アット・ホームなライヴ、2枚組、完全盤。ピーター・ポール＆マリーの｢花はどこへ行った｣、最近、ブルース・スプリングスティーンが、カヴァーした｢We Shall Overcome｣　も、元は、この人の歌。アイルランドの歌も、古いアメリカの歌も、スパニッシュも、ブルースも、インドネシアの歌も、関西のコマーシャルで流れているおなじみの歌も、昔、ラジオの英語講座で聴いた懐かしい｢マイケル・ロウ・ザ・ボート」も、バンジョー(と、ギター)一本で、歌う。語りかけるように、楽しませる。スピリッツに溢れた、52年前、アメリカの大学での、吟遊詩人的ライヴ。時空を超え、私も、”参加”してみたくなる。

ﾌｫｰｸｿﾝｸﾞの父的存在、勝利をわれらになどﾌﾟﾛﾃｽﾄｿﾝｸﾞは胸をうつ、ﾃﾞｨﾗﾝにも影響あたえた。文献によると来日したとき、なぎらけんいち氏などﾌｫｰｸの重鎮が見に来たとのこと、またにはﾌｫｰｸｿﾝｸﾞも聴いてみては。

ﾌﾟﾛﾃｽﾄﾌｫｰｸの父と言われる彼、確かにﾃﾞｨﾗﾝなどには多大な影響は与えただろう。ｷﾞﾀｰ一本で奏でる音楽、ある意味職人を感じる！