Books

人間失格 角川文庫

Osamu Dazai

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041099124
ISBN 10 : 4041099129
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2007
Japan

Product Description

角川文庫の名作が読みやすくなって新装!
自己の生涯を壮絶な作品に昇華させた太宰文学の代表作品。ほかに、家族の幸福を願いながら、自らの手で崩壊させる苦悩を描いた「桜桃」も収録。小中学生にも読みやすいように文字組を変えて新改版する。

「恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです」。青森の大地主の息子であり、廃人同様のモルヒネ中毒患者だった大庭葉蔵の手記を借りて、自己の生涯を壮絶な作品に昇華させた太宰文学の代表作品。
「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます」
ほかに、家族の幸福を願いながら、自らの手で崩壊させる苦悩を描いた「桜桃」も収録。


※こちらの商品は、期間限定カバーの実施などにより、表示されている画像とお届けする商品の表紙が異なる場合がございます。あらかじめご了承下さい。

Content Description

「恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです」青森の大地主の息子であり、廃人同様のモルヒネ中毒患者だった大庭葉蔵の手記を借りて、自己の生涯を壮絶な作品に昇華させた太宰文学の代表作品。「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます」ほかに、家族の幸福を願いながら、自らの手で崩壊させる苦悩を描いた「桜桃」も収録。

【著者紹介】
太宰治 : 1909年(明治42年)、青森県金木村(現五所川原市)生まれ。本名、津島修治。東大仏文科在学中に非合法運動に従事し、やがて本格的な執筆活動へ。1935年、「逆行」で第1回芥川賞の次席となり、翌年には処女作品集『晩年』を刊行。以後「走れメロス」「斜陽」など多くの佳作を執筆。「人間失格」を発表した1948年、玉川上水に入水し、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ナイスネイチャ

    読んだのは高校生だったので、二十年以上経って再読。当時は最低な主人公だなぐらいしか記憶にない。改めて今読むと私が恥の多い生涯を送って来たからだろうか?ぐっと沁みる言葉の数々。「善悪の概念は人間が作ったものだ。人間が勝手に作った道徳の言葉だ」「世間とはいったい、何の事でしょう。人間の複数でしょうか。」何度でも読み返したい。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    人間失格って自分のことじゃないか心配しながら読みました。 太宰のことなんだということが推測できました。 これだけの文章が書けるのだから、失格ではないと思います。

  • 優希

    角川文庫で再読です。これを読むと葉蔵は自分のようだと錯覚してしまいます。三葉の写真とそこから語られる一人の人生。それは道化と闇の同居のように感じました。無垢で純粋が故に汚れて堕ちていくのが悲しい。人を信じることができないことの苦しさが自分を演じることだったように思います。その結果が感情を失うことに通じたのではないかと。また、『桜桃』では幸福と崩壊のどちらを望んでいたのか考えさせられます。人間として生きる意味がわからなくなった極限を見ずにはいられませんでした。それでも大好きな作品です。

  • けいご

    「人間合格の証明書」なんてそもそも無いのになぜ「人間失格の烙印」はあるんだろうね?「合格人間」もふとした拍子に「失格人間」になる危うさと隣り合わせであるはずなのに自覚がないだけと言うかなんと言うか。「合格人間」も「失格人間」も「所詮ただの人間」なのにな〜っと思った1冊です。(今の時代だから言える事でもあるんだけどねw)初めて太宰治読んだけど73年前の人ってすっごい深いねw本質的には現代と変わってはいないんだろうけどその深さを形にする力は現代には無いものだとも思いました★

  • 優希

    何度も読んでいますが、葉藏は自分のようだと錯覚してしまいます。三様の写真とそこから語られる人生は道化と闇が同時に存在した感情だと思いました。無垢で純粋が故、汚れて堕ちていく様子は悲しいですね。人を信じることができないことの苦しさを、自分を演じていたからなのでしょう。結果的に感情を失うことに通じたのだと思います。世捨て人のような感覚を持つ葉蔵に、全てを諦めているように感じられてなりません。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

HMV&BOOKS online Recommend