戦場のメリークリスマスのサントラがSHM-CDで商品化。しかも、これまで商品化されなかった音源とセットで2枚組。ファンなら必携です。

中学生の頃、ラジオ番組のエアチェックからさまざまな映画音楽をセレクトし、オリジナルのカセットテープを作成していました。坂本氏のこの楽曲は必ず最後に入れていました。

坂本龍一といえば、戦場のメリークリスマス！30周年記念エディションで別バージョン、別ミックスなど未公開テイクを多数収録したディスク２を堪能。お腹いっぱいになりました。最高です！

私の思う「トロピカル」の形。プロフェット・シンセの重い部分を全て活用した重厚で忘れられない作品。これより『ＣＯＤＡ』が好きだ、なんて人は聴かなくてよろしい。『千のナイフ』が意図的に設計図まで見せたテクノなら、本作は美に発展したテクノである。こんなのが作れるならＹＭＯは確かに要らないかもね。今のＨＡＳＹＭＯは単なるお付き合い・・・。何がいいって、輸入盤のジャケ！！

'83年発表｡もしかして映画を知らない人でも､このﾃｰﾏ曲は聴いたことがあるはず｡それくらい映画音楽なのに､ひとり立ち｡緊張感とﾒﾛｳﾈｽが交錯する編曲が圧巻｡

これは独立した音楽としても聴けるしｻﾝﾄﾗとしても無論聴けます｡戦乱中の緊張感漂うﾒﾛﾃﾞｨ｡映画を観た後には音と共に場面が映像化されるでしょう｡ｲｷﾞﾘｽ兵の捕虜､男同士の禁断､ﾃﾞﾋﾞｯﾄﾞﾎﾞｳｲの拷問､北野氏の最後の顔(笑)D.ｼﾙﾋﾞｱﾝのﾐｽﾀｰﾛｰﾚﾝｽ歌ver.必聴!!泣けます｡

「映像を見なくても、独立した作品として十分鑑賞できる」とは、発表当事によく言われた言葉。確かにその通りだが、逆にサントラであることをいつまでも引きずらなければならない宿命に哀れさを感じる。実際はこの後シェルタリング〜やラストエンペラー等、次々と傑作サントラを発表するわけで、壮大な序章に過ぎない。

(仄馨堂のレヴュー No.0006) このサントラを聴く事になったのは、昨冬、AIというB-GIRLシンガーが元々詩の無い「戦場のメリー・クリスマス(Merry Christmas Mr.Lawrence)」に詞を付けてカヴァーしたからなんです。でもその時、耳馴染みある曲だったんだという事に気づき、感動も倍増しましたね。坂本教授、さすが!他にもサントラを手がけているそうじゃないですか｡あのサントラベスト聴いてみようかな。 それに、この戦メリの映画も見てみよ。大体、サントラ先に聴いてどうすんねん!って話だよな(笑)

センメリは、誰がなんと言おうと坂本龍一の最高傑作だと思います。 坂本龍一は天才だと思いました。 初めて聞いた時、まだ小さかったけど、弾けるようになりたい、と思い、一生懸命ピアノを練習しました。個人的にも強い思い入れのある曲です。