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Don Giovanni : Himmelmann, Hengelbrock / Balthasar Neumann Ensemble, Schrott, Netrebko, etc (2013 Stereo)(2DVD)

Mozart (1756-1791)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88843040109
Number of Discs
:
2
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
DVD
Other
:
Import

Product Description


モーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』全曲
アーウィン・シュロット、アンナ・ネトレプコ
ヘンゲルブロック&バルタザール=ノイマン・アンサンブル


アーウィン・シュロットとアンナ・ネトレプコという、現在世界中のオペラ・ハウスから引っ張りだこの人気歌手が共演し、ヘンゲルブロックが指揮した画期的な『ドン・ジョヴァンニ』の映像が登場!
 今作は、2013年5月のバーデン=バーデン祝祭劇場でのライヴ映像。題名役を歌っているバス・バリトン歌手アーウィン・シュロットはウルグアイ出身。デビュー時から注目を集め、瞬く間に世界中の歌劇場を席巻、その豊穣な声と勇ましい姿で数多くのファンを獲得しています。コヴェント・ガーデン、スカラ座、フィレンツェ五月祭、メトロポリタン歌劇場などの常連で、2006年のメト日本公演ではドン・ジョヴァンニを披露し、日本デビューを飾っています。2012年にはウィーン国立歌劇場の『フィガロ』で来日し、素晴らしい声で聴衆を魅了したことも記憶に新しいところです。シュロットのほか、ドンナ・アンナ役のネトレプコを始め、現在注目の歌手を揃えた万全の布陣。ここ数年オペラ公演に力を入れているバーデン=バーデン祝祭劇場らしく、「巨大目玉トスカ」でも話題になったフィリップ・ヒンメルマンを演出に迎えた舞台も注目です。
 しかも、バックはヘンゲルブロック率いるピリオド楽器による「バルタザール=ノイマン・アンサンブル」。モダン・オケの響きとはまた違う、鄙びた軽やかな響きが新鮮です。  ちなみに、ドン・ジョヴァンニ役のシュロットと、父を殺され自らも襲われて敵対するドンナ・アンナ役のネトレプコは、プライヴェートでは、2013年11月に正式に離婚したことを発表しているので、このライヴ映像は、2人の関係がそろそろ終盤に差し掛かった頃(?)に収録されたものということになります。



【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 K.527 全曲

 アーウィン・シュロット(ドン・ジョヴァンニ)
 アンナ・ネトレプコ(ドンナ・アンナ)
 ルカ・ピサローニ(レポレッロ)
 マレーナ・エルンマン(ドンナ・エルヴィラ)
 チャールズ・カストロノーヴォ(ドン・オッターヴィオ)、他
 バルタザール=ノイマン・アンサンブル&合唱団
 トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)

 演出:フィリップ・ヒンメルマン
 舞台装置:ヨハネス・ライアッカー

 収録時期:2013年5月23,26日
 収録場所:バーデン=バーデン祝祭劇場(ライヴ)

 画面:カラー、16:9
 NTSC
 Region All

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演出はなかなか秀逸。映像投影を全く使わず...

投稿日:2015/01/19 (月)

演出はなかなか秀逸。映像投影を全く使わず、最小限の装置と星空を散りばめた前面扉の開閉だけで手際よく見せるが、型通りではない一味違った趣向があちこちにある。もちろん人物の服装は現代のもので、ドンナ・アンナは婚約者は押さえておきたいが、ドン・ジョヴァンニとはしっかり「お楽しみ」してしまうし、ツェルリーナも純朴な田舎娘ではなく、もう少しヤンキーな姐ちゃんになっている。第2幕のセレナードの場で、天井から垂らされたシーツを伝ってエルヴィーラのメイドが降りてくるというアクロバットがほぼ唯一の派手な見せ場。地獄落ちの場も地味ながらしっかり作られていて、舞台に置かれた石像たちはこの伏線だったのかと合点がいく。 スター揃いの歌手陣だが、まずシュロットの主役が魅力的。今どきこんなスーパースター型ドン・ジョヴァンニをやって、サマになるのは彼ぐらいだろう。ネトレプコにとってドンナ・アンナは既に手に入った役。堂々たる安定感だが、女声陣の中で最も目立つのは、実はエルンマン。シリアスかつ滑稽、かなりパロディの気味を漂わせつつ、狂気さえ垣間見せる役作りで、見事に主役の対抗軸になっている。完全なプラハ版なので第2幕のアリアがないのが惜しいほどだ。画像つきカタログの収集に余念のないカメラ小僧のピサローニも相変わらずの芸達者。カストロノーヴォの繊細さも出色だ。ヘンゲルブロックの指揮がまた実に素晴らしい。そんなにピリオド臭を前面には出さないが、緩急自在の指揮で、抱腹絶倒の場面が一瞬にして修羅場に変ずるこの難しいオペラを鮮やかに仕切ってみせる。コンティヌオのフォルテピアノはかなり雄弁、歌手たちも随時、即興的なカデンツァを加えるというスタイルの演奏だ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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