毎作ジャケのアートワークのセンスはいただけないが、そのサウンドセンスは紛れもなくホンモノです。マリンバなどのアフリカンな楽器も使用し今まで以上に幻想的でミステリアス。

デンマークの3ピースバンド、ミューのキャリア１４年で初のベストアルバム。作品ごとにコンセプトもサウンドも大きく異なる彼らの音楽性。ジャケットはメンバーをモンタージュさせた写真になっている

1stの頃からMarilynMansonやＸＩＵＸＩＵよりずっと変態だと思っていたけどやっぱり変態です（全然違う意味でですが）。 何度聴いても全体像が掴めない不思議なアルバム。 Ｍ13『Sometimes Life Isn’t Easy』でら名曲だがや！

ジャケットはお笑い、サウンドはハイクォリティー。

これまでの作品でも比較的変則的なリズムを使っていた彼らだが、あまり印象的ではなかった。けれど、本作ではリズムが前面に出ており、ギターですら強力なグルーヴを生み出している (特にM2)。曲調はヘヴィなものからふわふわとドリーミーなものまで、これまでで一番多彩。Mewらしさ (ヨーナスのエンジェルボイス、美しいメロディ、複雑な曲展開) はちゃんと残しつつ、新しいものに挑戦していると感じます。4年間待った甲斐がありました。

本当に素晴らしいアルバムです。mewのアイデンティティはきちんと残しながらもきちんと進化を感じることができました。相変わらずなのは美しいファルセットヴォーカルに、この世の美しい音を全て集約したかの様な音色、ドラマティックな曲の組み立て、唯一無二なほど詩的な歌詞。全てが相まって思考が停止し、体験したことの無い世界に飛び立っていけます。 まだまだmewのファンでいけそうです。気が早いですが次回作にも期待！

なんというか不思議なアルバム。初めて聴いたときはいまいち耳に残らなかったけどだんだんよくなってくる！特に9曲目『HAWAI』は感動的な曲で中毒てきに何回も繰り返して聴いてしまう ただ今までの作品が好きな人には抵抗があるかも

前作の流れを汲みながら、それでいてさらに進化した音の玉手箱感はすごいの一言。フレーミングリップスを聞いている時のような幸せな気分を味わえます。しいて言えば前作は良かったのに、今作のジャケはちょっと・・

'03年発表｡今や聴きやすいﾒﾛﾃﾞｨとか気持ちのいいｻｳﾝﾄﾞなんて専売特許にならない｡もちろん難解すぎても相手にされない｡このﾃﾞﾝﾏｰｸの4人組はそのことを意識的なくらい意識している｡予想されるﾌﾚｰｽﾞを小気味良く裏切っていく曲展開｡ｷﾞﾀｰ･ﾊﾞﾝﾄﾞの限界にとらわれない発想力｡面白い曲はいくつかあるが､壮大な秀作9曲目を聴けば誰もがうなってしまうだろう｡驚きの名盤｡

レビューの多さにびっくり！ 祝2009サマソニ楽しみですね皆さん！