Hi Quality CD

Symphony No.7 “Night Song” Leonard Bernstein & New York Philharmonic (1985)(2CD)

Mahler (1860-1911)

User Review :4.5
(5)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCG90783
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
Hi Quality CD
Other
:
Limited

Product Description

グスタフ・マーラー
交響曲 第7番 ホ短調 《夜の歌》

ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1985年11月、12月 ニューヨーク〈ライヴ・レコーディング〉

【バーンスタイン生誕100年記念】【DG創立120周年特別企画】
【UHQCD仕様】【グリーン・カラー・レーベル・コート】【初回限定盤】
前作とは対照的に明るく楽天的な雰囲気に溢れた交響曲第7番。標題は第2&第4楽章に付けられた〈夜の音楽(ナハトムジーク)〉に由来していますが、正式なものではありません。マーラーの交響曲の普及に大きな役割を果たしたバーンスタインが最初の全集録音と同じニューヨーク・フィルを振って再録した当アルバムは、彼の円熟の境地を示す彫の深い演奏が繰り広げられています。(メーカー資料より)

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Comprehensive Evaluation

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良い演奏の部類だと思う。しかし、極端にテ...

投稿日:2021/07/07 (水)

良い演奏の部類だと思う。しかし、極端にテンポの遅いクレンペラー盤を聞いた後に聞くと、強烈さやおどろおどろしさが少なく、物足りない内容に感じてしまう。また、近年の優秀な録音に比べるとやや音質が劣っている。

gakusei さん | 北海道 | 不明

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この曲を聴くと世紀末、幾何学的、混沌、多...

投稿日:2011/12/23 (金)

この曲を聴くと世紀末、幾何学的、混沌、多義的とかの言葉をいつも連想してしまいます。その点でバースタイン+NYPの現代的なイメージがマッチしてマーラーの交響曲の中でこのコンビが一番相性が良いような気がします。いろいろ議論の多い曲のようですが、器楽曲群の中で特に異質のものとは思われず、マーラーの独特なロマンチックな要素があふれていて大変好きな曲です。NYPの合奏技術はスキがなく、それでも二つの夜曲楽章はこってりと演奏し、この曲の演奏ではトップクラスと思います。

コーキロマンハ さん | 兵庫県 | 不明

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1960年代というとまだそんなにマーラー交響...

投稿日:2011/05/31 (火)

1960年代というとまだそんなにマーラー交響曲全曲を演奏・録音する時代ではなかったのにバーンスタインはマーラー交響曲広告塔の如く持前の情熱的な推進力でもってNYPO他を振って断行した指揮者でそれは自他共に認じていたと思われます。私もLPでその大半を求め時折聴いたものでした。曲によっては中々馴染みにくく殊に第7番はスコアの第2,4楽章に「ナハト・ムジーク」と記せられていた事から「夜の歌」というタイトルもついていながら支離滅裂な感じでとっつきにくい印象を長年持っており今言った全集盤中の第7番(1965年収録、タイム@20’52A16’38B9’37C14’38D17’50)も積読状態であります。今回本盤演奏(1985年ライブ、タイム@21’30A16’57B10’27C14’33D17’15)に接して勿論完全に手中におさめたわけではなく更に聴き込む必要というか義務感も伴っているのが現状ではあります。まぁ、プラハでマーラー自身の指揮での初演も聴衆の反応はかなり鈍かったらしくまして我々素人はそのレベル以下で当然なのかもしれませんね。この聴き様によっては単に「音の瓦礫」にしか聞えかねない世紀末芸術的作品を自己顕示欲に駆られつつその起伏経路の流れをマーラー演奏の先駆者、67歳になったバーンスタインが前回同様NYPOを振って如何に表すかがポイントに置きました。この曲はマンドリンとかカウ・ベルなど交響曲には珍しい楽器も使われ矛盾・分裂気味の印象を更に煽ります。最終楽章と対をなす第1楽章は冒頭葬送雰囲気の陰鬱なリズムでスタートしますがオーケストレーションにおける長短調の絶えざる行き来やシェーンベルク的不協和音に加えるに突如とした爆発と停滞の繰り返しはオーケストラもついて行くのがやっとでアンサンブルも怪しくなりますがやはりユダヤ系の指揮者がその整理に向いており勝利感で盛り上がる部分ではバーンスタインの声?も聴き取れます。第2楽章は変わって山岳風景的なホルンや前述のカウ・ベルなどで抽象的ではありますが田園風景が想起される楽章です。途中美しいメロディアス部分もありますがただマーチ基調は各楽器に加えティンパニーもアクセント付けします。なお、この楽章はイメージとしては第4楽章と対をなしているとの事です。第3楽章の冒頭の不気味なスタートは印象的、やがて現れるグロテスクなテーマもマーラー独特の感触。ある退廃的な臭いをバーンスタインは抽出して行きます。第4楽章はヴァイオリン・ソロから入るのですが優しい雰囲気でマンドリンののどかさがホッとさせます。時折室内楽的雰囲気も捨てがたいですね。最後は消え入りそうに〆めます。連打ティンパニーがこの最終楽章の象徴で実に濃厚な脂ギラギラの阿鼻叫喚ぶりと勝利感的盛り上がり方はバーンスタインならではといったところ。鐘も大いに鳴らされフィナーレへの体勢は万全・・・ティンパニーが多用され正しく音量主義そのものでこの辺りがしんどくなるオールドな私ではあります。マーラー没後百年ということでバーンスタインによる第7番再録盤に挑戦しました。バーンスタインのマーラー演奏の凄さを認めつつ、とてつもないタイムのクレンペラー盤が私の中では一歩リード??。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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