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Symphony No, 6, : Dorati / Israel Philharmonic (1963)

Mahler (1860-1911)

User Review :2.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
HEL029642
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

The IPO Heritage Series
イスラエル・フィルの看板マーラー
ドラティの『悲劇的』ライヴ


作曲家歿後100年を迎える2011年に、またあらたに注目すべきマーラーのディスクが登場します。アンタル・ドラティがイスラエル・フィルを指揮してマーラーの第6交響曲を演奏したアルバムは、1963年に本拠テルアビブ、マン・オーディトリアムでの模様をライヴ収録したものです。
 ハンガリーに生まれたアメリカの名指揮者アンタル・ドラティ[1906-1988]は、戦後のダラス交響楽団の再編(1945〜49)を成し遂げたのに続いて、ミネアポリス交響楽団の音楽監督(1949〜1960)を務め、さらにデトロイト交響楽団音楽監督に就任(1977〜1981)と、「オーケストラ・トレーナー」としての手腕を高く評価された人物。
 1936年に始まるほとんど600近くに及ぶディスコグラフィには、ハイドンの交響曲全集や8 つのオペラなどの傑作も含まれていますが、これまでのところマーラーについては、首席指揮者(1966〜1974)に次いで、1981年より終身桂冠指揮者を務めたロイヤル・ストックホルム・フィルとの第5交響曲のライヴ録音(1973)と、ベルリン放送響を指揮してライヴ収録した第9交響曲(1984)のわずかに2曲が知られるのみとなっています。
 若き日にドラティは、フェレンツ・リスト音楽院でレオー・ヴェイネルに作曲を師事して本格的に音楽家の道を歩み始めています。同門には屈指のマーラー指揮者として名を馳せるショルティ[1912-1997]がおり、ドラティはまたマーラーを得意にしたバースタイン同様にすぐれた作曲家でもありましたが、ライナーノート(英語)では、マーラーとその音楽に対する、ドラティの深い造詣の一端を伺い知ることができます。ドラティのマーラーへの適性は上述の第9番から実証済みで、ここでの第6交響曲の出来ばえにも期待が持てますが、それがイスラエル・フィルとの顔合わせとくれば期待の大きさはなおさら膨らみます。
 そもそもイスラエル・フィルによるマーラー演奏といえば、さきごろのレヴァインとの『復活』(HEL029634)もそうでしたが、過去にクレツキ、バーンスタイン、メータらゆかりの指揮者とも求心力の強い、たいへんすぐれた演奏を聴かせていたことからも知られるように、このオーケストラがマーラーに寄せる共感には特別なものがあります。独自のマーラー演奏の伝統を培ってきたイスラエル・フィル、その意味でもこのたびのリリースは意義深いものといえますし、圧倒的な弦楽セクションのおおきな見せ場ともいえるアンダンテでは、美しくも濃厚な表現を存分に味わうことができるものとおもわれます。
 なお、ここでドラティは第2楽章をスケルツォ、第3楽章をアンダンテとする演奏順を採用しています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』

 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 アンタル・ドラティ(指揮)

 録音時期:1963年10月27日
 録音場所:テルアビブ、マン・オーディトリアム
 録音方式:モノラル(ライヴ)

=トラック・タイム= I.17:54+II.12:21+III.13:27+IV.27:25=TT.71:13

【The IPO Heritage Series(イスラエル・フィル・ヘリテイジ・シリーズ)】
名門イスラエル・フィルのレーベルとして注目を集める「helicon classics」にあらたなラインナップが登場します。「The IPO HeritageSeries(イスラエル・フィル・ヘリテイジ・シリーズ)」は、1936年以来の伝統を誇るオケが保有する過去の膨大な公演アーカイヴから、往年の巨匠たちと繰り広げた選りすぐりのライヴ演奏の数々をお届けするというもので、ここでしか聴くことのできない貴重な内容ばかり。
 第1弾はモントゥー、パレー、ドラティと、強力な顔ぶれによる3タイトル同時リリースです。(キングインターナショナル)

Customer Reviews

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ヒストリカル音源。1963年のライヴでし...

投稿日:2014/02/03 (月)

ヒストリカル音源。1963年のライヴでしかもこの大編成の曲ですから、ハンデはものすごくあります。音に鮮度はなく、ダイナミックレンジも狭い。バランスも不良で、打楽器の目立ち方がいかにも変だし、総じて録音はよくありません。全曲を約72分で終えておりますが、第1楽章の提示部の反復がないことと、総じて速めのテンポであることによります。各楽章の性格の描き分けを目指したものではなく、全曲をひたすら勢いで乗り切ろうとした、そんな感じもしまして、コンドラシンのライヴと似たような傾向であります。しかし、テンポが揺れ動き、特に第1楽章ではブレーキとアクセルの掛け方が変で、オケがきちんとついて行っていないところもあります。第2楽章は味わいに乏しいスケルツォ。第3楽章は抒情の不足。そして第4楽章では、ハンマーは相当ずしっと響きますが、弦や管が今一歩弱い。といふことで、正直、不満の多い出来となりました。イスラエルフィル・ヘリテージのシリーズに、演奏の弱さと録音の不備とが否めないこの古い録音がわざわざどうして選ばれたのか、なかなか理解に苦しみます。酷評という感じになってしまいましたが、致し方なし。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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モノラルとは言えもう少し音質がよければ!...

投稿日:2012/11/05 (月)

モノラルとは言えもう少し音質がよければ!と悔やまれる。

振野悪太 さん | 兵庫県 | 不明

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