Symphony No.4 : Haitink / Concertgebouw Orchestra, Ewing(S)(1982)

マーラー：交響曲第４番
ハイティンク＆コンセルトヘボウ管弦楽団、ユーイング

ハイティンクはマーラーの4番を得意としており、コンセルトヘボウ管弦楽団との4種類の演奏に加え、ベルリン・フィルとの2種類の演奏をすでにリリース済み。今回の映像リリースを含めた計6種類に及ぶそれらの演奏の内訳は下記の通りです。

　1967 RCO アーメリング [CD]
　1982 RCO ユーイング [CD・映像]
　1983 RCO アレグザンダー [CD]
　1991 BPO マクネアー [映像]
　1992 BPO マクネアー [CD]
　2006 RCO シェーファー [SACD]

ハイティンクはコンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者だった時期（1961-1988）の後半、毎年のようにクリスマスのマチネー・コンサートでマーラーの作品をとりあげており、今回登場する第4番もその際にライヴ収録されたものです。
　以前はCDやLDでもリリースされていたこの演奏は、首席指揮者着任20年を経て、オーケストラを意のままに操る円熟のハイティンクの指揮に加え、当時人気だった個性派ソプラノ、マリア・ユーイングの歌唱でも話題になったものでした。
　かつてLDで視聴した際には、映像作品ということもあってか、間接音の除去や高域強調がおこなわれていなかったため、コンセルトヘボウ大ホールの豊かな響きを背景に、実演ならではの高揚と陶酔などエモーショナルで自由度の高い表現を志向するハイティンク＆コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏を素晴らしいサウンドで楽しむことができました。今回も映像主体に運営されているレーベルということで、ライヴ収録そのままの音が聴ける可能性が高いと思われます。（HMV）

【収録情報】
● マーラー：交響曲第4番ト長調

　マリア・ユーイング（ソプラノ）
　ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
　ベルナルド・ハイティンク（指揮）

　収録時期：1982年
　収録場所：アムステルダム、コンセルトヘボウ（ライヴ）

　収録時間：62分
　画面：カラー、4:3
　音声：PCMステレオ
　字幕：独、英、仏
　NTSC
　Region All