SACD

Symphony No.3 : Francois-Xavier Roth / Gurzenich Orchestra, Mingardo, Schola Heidelberg, etc (Single Layer)

Mahler (1860-1911)

User Review :5.0
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
HMSA0055
Number of Discs
:
1
Format
:
SACD
Other
:
Limited

Product Description


マーラーが1902年に交響曲第3番を初演したオーケストラで、
あのロトが感動の名演を果した!


爆発的な人気を誇る指揮者ロトと、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によるマーラー3番がSACDシングルレイヤーで登場。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリースです。
 マーラーの交響曲第3番は、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団と、クレールフェルトの歌劇場のオーケストラとの共同メンバーにより1902年に初演されました。ロトはやや速めのテンポながらヴィブラート控え目、金管もまろやかに響かせるなど才気煥発ぶりが光ります。牧歌的な歌いまわしも絶妙です。このたびのSACD化により、強奏部での豊かな響きもより広がりをもって聴こえます。また、歌声の美しさも際立ちます。
 通常CDでは2枚組でのリリースでしたが、このSACDシングルレイヤーは1枚での発売です。(販売元情報)

【収録情報】
● マーラー:交響曲第3番ニ短調


 サラ・ミンガルド(コントラルト)
 スコラ・ハイデルベルク女声合唱団
 ケルン大聖堂児童合唱隊
 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

 録音時期:2018年10月
 録音場所:ケルン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 SACD Single Layer
 国内プレス
 日本独自企画
 限定盤
 日本語帯・解説・歌詞対訳付き

 SACD対応プレイヤーで再生できます。

【フランソワ=グザヴィエ・ロト】
1971年パリに生まれたフランスの指揮者。父はオルガニストで作曲家、教育者としても高名なダニエル・ロト。指揮者に転向する以前はフルートも学んでいたため、パリ音楽院でアラン・マリオンとヤーノシュ・フュルストのもとで研鑽を積み、ロンドンのドナテッラ・フリック指揮コンクールで第1位を獲得。この受賞により、ロンドン交響楽団のアシスタント・コンダクターに任命され、ジョン・エリオット・ガーディナーのアシスタント・コンダクターも務めることになる。
これに並行して、ロトはアンサンブル・アンテルコンタンポラン、カーン劇場と密接な関係を築き、さらにトゥールーズ・キャピトール管弦楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、パリ管弦楽団とも関わりを深め、2003年9月にパリ音楽院の指揮科教授となる。2011年9月にはドナウエッシンゲン音楽祭/フライブルク・コンツェルトハウスにて、ヴェーベルン、ブーレーズ、マーラーの交響曲第1番を指揮して、バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者としてデビューを果たす。
ロトのレパートリーは幅広く、17世紀から現代作品に至るまで、また交響曲、オペラ、室内楽など、精通するジャンルも多岐に亘る。2003年に、ピリオド楽器の室内オーケストラ「レ・シエクル」を創設、ときにはモダン楽器も柔軟に使用して多様なプログラムを取り上げている。「レ・シエクル」とは、日本のラ・フォル・ジュルネのほか、フランス、イタリア、ドイツ、イギリスで公演を行う。
2015年からはケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の音楽監督で、ケルン市音楽監督(GMD)も兼任。2017年にロンドン交響楽団の首席客演指揮者に就任、2018年にはフィラルモニ・ド・パリのアソシエイト・アーティストとなる。フィラルモニ・ド・パリは、彼の幅広い創作活動を称えて特別にこの役職を設けた。また2019年にアトリエ・リリック・ド・トゥールコワンの芸術監督にも就任している。(写真c Julien Mignot)(販売元情報)

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現在、最も活躍している指揮者のひとりのロ...

投稿日:2022/01/13 (木)

現在、最も活躍している指揮者のひとりのロト。 この指揮者のものは大体聴いてきたが、所謂ハズレは全くない。今回はマーラーの交響曲第3番。オケは、この作品の初演団体であるケルンのギュルツェニヒ管。実は、このオケは今まで聴いた覚えがなく、実質初お目見え。この3番は、個人的にマーラーの作品の中でも特別の存在としてある。冒頭のホルンのユニゾンから、すっと作品に入り込んだ。初演団体としての矜持が感じられるだけでなく、オケの能力としても一流であることが良く分かる。アンサンブルは室内楽的な緻密さをもち、全奏でも響きが混濁しない。第1楽章が最も良いが、最終楽章の盛り上げ方も抑制が効いていて、センスの良さを感じる。この作品の最も優れた演奏=録音のひとつである。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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マーラー交響曲第3番は、私の最もお気に入...

投稿日:2021/07/24 (土)

マーラー交響曲第3番は、私の最もお気に入りの交響曲。出会いは今から50年以上前になる。確か民放FMが土曜深夜に長尺のクラシック音楽番組をやっていた(はずである)。何回かに渡ってマーラー特集を組んでいた(はずである)。アナウンスで「牧神が目覚めて夏が始まる」とか「森の動物が私に語ること」「天使が私に語ること」「愛が私に語ること」と紹介がありホルンの咆哮。小学生の私は眠気と戦って、第6楽章のあのメロディにすっかり心を奪われてしまった。あれ以来、何人の指揮者の3番を聴いてきたのだろう。そういう曲なので、どの演奏も受け入れられる。この曲に限って、悪い演奏は存在しないのだ。真夜中に聴いたショルティ旧盤から始まり最近はクルレンツィスの非正規盤まで、どれも自分には名演奏なのだ。さて、ロト。もうひとつかの手兵であるギュルツェニヒを率いて、気持ち早めのテンポで自然賛歌を歌いあげていく。最終楽章は美しく繊細な色合いで紡ぎながらコーダへと進んでいく。公式動画(?)で最終楽章のみ視聴できるが、ロトの指揮ぶりが音楽のすべてを物語っているようだ。レ・シエクルを振るとどんな3番になるのか、そんな日が来るといい。

白文鳥 さん | 愛知県 | 不明

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長閑な牧歌性の底に鋭い牙を隠し持った”夏...

投稿日:2019/02/24 (日)

長閑な牧歌性の底に鋭い牙を隠し持った”夏の朝の交響曲” ”牧神が目醒める”ところから”愛が語る”ところに至るまで 自然と人間とそして見えざる力とが対話する音楽世界を行くのに ロトは最も信頼する案内人だろう 汎神論的世界観が隠しようもなく立ち現れる怪しい音楽を柔かい響きの中に包み込んで耳障りよくしてしまう マーラーの意は叶えられた 居もしない唯一神を描かずして居るかのように思い込ませる 異なるものを気づかせず受け入れさせる力をマーラーは持っている ロトはあくまでニュートラルの位置にいる それでこそマーラーの虚実が透けて見えてくると言うもの こうなると聴き手に操舵は任された つまりここから何を聴き取るかは聴衆一人ひとりの耳と目と精神に委ねられる マーラーとは何者か マーラー死して118年 わたしたちはマーラー音楽から何を聴こうというのか 明日もまたマーラーを聴く意味をどこに求めるのだ 異形にして究極の”第3交響曲”がここにある あなたも如何 

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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