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Symphony No.3, Adagio from Symphony No.10 : Schwarz / Royal Liverpool Philharmonic, Seattle Symphony Orchestra, etc (2CD)

Mahler (1860-1911)

User Review :4.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
AR00572
Number of Discs
:
2
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

マーラー:交響曲第3番、第10番〜『アダージョ』(2CD)
シュウォーツ&ロイヤル・リヴァプール・フィル、シアトル交響楽団


オーストリア人を両親にアメリカに生まれたジェラード・シュウォーツ(シュワルツ)は、2001年から2006年にかけてロイヤル・リヴァプール・フィルの音楽監督を務めており、在任中からARTEKレーベルによって開始されたマーラーの全集録音は、音楽監督がワシリー・ペトレンコに引き継がれた現在も継続中で、今回のアルバムが第5弾となります。
 トランペットの名手としても有名だったシュウォーツは、金管セクションにも説得力ある歌を要求するほど旋律の流れを大切にした演奏をすることでも知られており、これまでも独特の魅力を持つマーラー演奏を聴かせてくれていました。
 今回は、ソロも含めて金管大活躍の第3番ということで、高い機能を持つ現在のロイヤル・リヴァプール・フィルのサウンドの魅力と、カンタービレのセンスに優れたシュウォーツの解釈が期待できるものと思われます。
 なお、組み合わせの第10番アダージョはシアトル交響楽団との演奏で、クライマックスではトランペットが鳴り響くという作品をシュウォーツがどう扱うか楽しみなところでもあります。(HMV)

【収録情報】
・マーラー:交響曲第3番ニ短調

 キャサリン・ウィン=ロジャーズ(メゾ・ソプラノ)
 リヴァプール・フィルハーモニー・ユース合唱団
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー合唱団
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
 ジェラード・シュウォーツ(指揮)

・マーラー:交響曲第10番嬰へ短調〜第1楽章『アダージョ』

 シアトル交響楽団
 ジェラード・シュウォーツ(指揮)

Track List   

Disc   1

  • 01. Mahler: Symphony No. 3: I. Kraftig - Entschieden (32:43)
  • 02. II. Tempo di menuetto. Sehr massig (9:47)
  • 03. III. Comodo. Scherzando. Ohne Hast (16:56)
  • 04. IV. Sehr langsam. Misterioso (9:08)
  • 05. V. Lustig im Tempo und keck im Ausdruck (4:03)

Disc   2

  • 01. VI. Langsam. Ruhevoll. Empfunden (24:51)
  • 02. Symphony No. 10: I. Adagio (25:57)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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冒頭から力強く、なかなか快調に音楽は進み...

投稿日:2013/01/26 (土)

冒頭から力強く、なかなか快調に音楽は進みます。但し、ところどころで妙なアッチェレランドがかかって、一部のフレーズが編集ミスで飛んじゃったかと勘違いするくらいの極端なところもあって、いささか落ち着かない部分もあります。オケはしっかり付いていっていますから、気まぐれの加速ではないんでしょうけれどね、ちょっと不安定に聴こえるな。それさえ抜かせば、全般的に気力のある、確かな技術と意欲のある好演ではないでしょうか。声楽陣も結構でしょう。録音は、若干レンジが狭く、特にフルオーケストラでの盛り上がりがいまいちで、やや物足りない。第10番のアダージョはオケが交代。下手をすると不気味になっちゃう曲ですが、抒情性を活かしたもので、こちらも好演です。さあ、最後に言っておかなくちゃいけないのは面割。ディスク1は交響曲第3番の第1〜5楽章、ディスク2が交響曲第3番の第6楽章と第10番のアダージョ、という面割です。たいがいの人はお気づきですね。交響曲第3番の第4〜6楽章は連続して演奏することとなっておりまして、5楽章と6楽章でディスクを分断するのが愚行であることを。そして、あの美しく充実した気分で終わる第6楽章の直後、極めて短いインターバルでまるで雰囲気の違う(地獄を覗き込むような)第10番のアダージョが始まってしまうことの不条理に。常識的には、どうしてもこのカップリングにするのなら、ディスク1に第10番のアダージョと第3番の第1楽章、ディスク2に第3番の残り全部、というパターンが当然でしょう。このディスクの製作者は音楽に何の愛情も関心もない人なのでしょうか?このシリーズでは、第9番と第1番が一緒の2枚組になっていますが、実はそれぞれが1枚ずつに収まっていて何のために2枚組にしたのかわからないというケースもあります。一体どういうことなのでしょうね。演奏は十分水準に達していますが、製作者がどうしようもないボケナスのようなので、減点。泣けますなあ。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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注目の演奏。RLPOとの3番、長大な第1楽章...

投稿日:2012/02/18 (土)

注目の演奏。RLPOとの3番、長大な第1楽章でシュウォーツは誰よりも緩急の幅をとる。かといって単純な解釈ではなく、弦楽器の表情付けは見事である。ライヴの影響なのか彼自身の解釈なのかコーダの追い込みは凄い。中間楽章で聴き手はホッと一息。さて問題の終楽章です。誰よりもまるで旋律を慈しむかのようにゆったりと演奏は進みます。ただ聴き手は2度地獄落ちを経験することになるでしょう。コーダは気持ちテンポをあげて終わります。その余韻醒めやらぬうちに、シアトル響との10番がスーっと始まります。演出かどうか分かりませんが、ドキッとしたことを告白しなければなりません。10番も美しさの中に厭世感漂う名演。3番が02年、9番が09年の録音。残りはシアトルにバトンタッチしてでも全集を完成して欲しいものです。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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