CD

Sym, 8, : Gielen / Frankfurt Museum O Etc

Mahler (1860-1911)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SICC1690
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

2013 Japanese pressing. Sony Music.

Track List   

Customer Reviews

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キャリア後期の南西ドイツ放送響時代以降に...

投稿日:2017/07/10 (月)

キャリア後期の南西ドイツ放送響時代以降にはどっしりと身の詰まった音楽を聴かせたギーレンの棒が、壮年期には天才の息吹を発していた事がよく分かる録音(何せこの時期までは古典の商業録音がほとんどない。現代音楽は山ほどあるが)。全曲72分の短い演奏時間は主に速い部分をより速く駆け抜ける為で、それがペース配分にやや凸凹を感じさせるものの、細部まで骨格のはっきりした演奏である故に瑕にはなっていない。 声楽陣が高い水準で揃い、合唱もお腹に力の入った透明度の高い演奏を聴かせるし、その一方でアゴーギクを駆使しつつ要所に陶酔するような歌い込みをみせ、ソロの裏で時に空気のように軽く呼吸するオケを聴くにつけオペラ指揮者の面目躍如と思わざるを得ない。後年のほうが「解説的」な指揮ぶりではあるが、個人的にはこの時期までの方がずっと好きだ。 フランクフルト(市立)劇場はオーケストラの個性で知られる劇場ではないが、ここでは低声部が重すぎないながら、楽器の音色が溶け合うと鈍い銀のような輝きを放つドイツオケの美質を発揮している。マーラーの管弦楽法と相俟ってとても美しい響きだと思う。ライヴ録音の制約もあるのだろうが、録音には少し継ぎ接ぎ感があるのは残念。欠点を魅力が相殺しているだろうという事で、躊躇わず五つ星をつけておく。 烙印を押された人々の蘇演をもってシュレーカー・ルネサンスの先鞭をつけ、首席ドラマトゥルクのクラウス・ツェーラインを右腕にルート・ベルクハウスやハンス・ノイエンフェルスといった当時脂の乗った演出家たちを起用して論議を呼ぶレジーテアターの嚆矢となり、B.A.ツィンマーマンの軍人たちやノーノの音楽劇から果ては指環ツィクルスの上演で気を吐いた同劇場の「ギーレン時代」から残る商業録音がこれただ一つなのは残念だが、ドイツ中堅クラス劇場のメディア展開の限界を示してもいよう。それは今日でも基本的には変わらない。文化史がレコードで語られるべきものではない事は確かだ。

ombredouble さん | 東京都 | 不明

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これは凄い演奏だ。私はマラ8の中で一番気...

投稿日:2013/09/15 (日)

これは凄い演奏だ。私はマラ8の中で一番気に入っている演奏だ。「宇宙の鳴動」でも何でもない。荒れ狂わんばかりのマーラーである。「来たれ!創造主」とはまさにこの演奏のようなことを言うのだろう。1枚のCDにコンパクトにまとまっているのがいい。この演奏は絶対、買いである。ブーレーズのものとはまた違った意味で素晴らしく個性的、ユニークな演奏だ。第1楽章の出だしと終わりだけで十分である。この演奏が私の中でギーレンを絶対的なものにした。騙されたと思って一度聴いてみるといいかもしれない。

yukiyasu さん | 三重県 | 不明

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