SACD Import

Sym.4: Reiner / Cso Della Casa(S)

Mahler (1860-1911)

User Review :5.0
(8)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
82876679012
Number of Discs
:
1
:
International
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc,Import

Product Description

ライナー/マーラー:交響曲第4番

ライナーならではの新鮮な視点が光るマーラー解釈!ライナーは決してマーラー指揮者ではなかったし、作曲者との直接のコンタクトもなかったようだが、彼がシカゴ響在任時代に取り上げた交響曲第4番と「大地の歌」という2曲のマーラー作品は、彼らしいストレートな解釈で貫かれたユニークな演奏。定期演奏会で取り上げた直後のセッションで録音された古典的名盤で、「ハイドンの精神で演奏しながら、表現上の抑揚はロマン派のマーラーに相応しいスタイル」と称されるライナーらしいマーラー解釈の典型的な例である。第4楽章における名花デラ・カーザのリリカルな歌も聴きもの。

・マーラー:交響曲第4番
 1958年12月6,8日 シカゴ・オーケストラ・ホール【3トラック録音】

 リーザ・デラ・カーザ(S)
 フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団

Track List   

  • 01. Symphony no 4 in G major
  • 02. Symphony no 4 in G major
  • 03. Symphony no 4 in G major
  • 04. Symphony no 4 in G major

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Comprehensive Evaluation

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世紀末的な倒錯とか分裂的性向などとは無縁...

投稿日:2013/01/26 (土)

世紀末的な倒錯とか分裂的性向などとは無縁な、健康的なマーラー。これがマーラーかと言われれば、違う気がしてならない。しかし、とかく暗さを誇張される余り精緻なオーケストレーションの妙を蔑ろにされがちだったかつてのマーラー演奏の中では、特異かつ現代的な解釈と言えよう。今日においてようやく、バーンスタインやテンシュテットに代表される感情優先型の演奏から脱却しつつあるが、ライナーは半世紀も昔からその路線を行っていたのである。リヒャルト・シュトラウスから直々に教えを受け、当時の時代様式を吸収していたライナーの面目躍如と言えよう。

遊悠音詩人 さん | 埼玉県 | 不明

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 R・シュトラウスが得意なデラ・カーザが...

投稿日:2012/06/13 (水)

 R・シュトラウスが得意なデラ・カーザが、マーラーを歌っているのが珍しく思い聴いてみました。  演奏は全体的に早いテンポです。これを軽快と感じるか、忙しいと感じるかは個人の好みによると思います。  4楽章のデラ・カーサの歌声は、流れるように歌う歌手が多い中、歯切れの良い発声で歌い上げます。  CSOは金管のイメージが強い方も多いかと思いますが、この頃のCSOはそれほど金管は目立ちません。むしろ弦の合奏が素晴しいと感じました。58年の録音なので、さすがにテープノイズは仕方がありませんが、音は明瞭に聴こえます。  万人が納得する4番ではないかもしれませんが、私は十分満足できました。  

endless odyssey さん | 大阪府 | 不明

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ライナー&シカゴ交響楽団によるマーラーの...

投稿日:2011/07/10 (日)

ライナー&シカゴ交響楽団によるマーラーの交響曲の録音は、本盤におさめられた第4番と大地の歌の2曲しか遺されていない。しかしながら、遺された演奏は、いずれも一聴に値する名演であると評価したい。シカゴ交響楽団によるマーラーの演奏としては、後年のショルティによる全集が有名である。同じハンガリー人であることもあり、表向きは類似しているとも言えるところだ。両者ともに、全体を引き締まった造型で纏め上げるとともに、シカゴ交響楽団の卓越した技量を存分に駆使して、壮麗にオーケストラを鳴らしていくというアプローチを行っていると言える。もっとも、ショルティの演奏と大きく異なるのは、ライナーの演奏は、オーケストラの技量臭をいささかも感じさせないということであろう。ライナー時代のシカゴ交響楽団には、特に高弦において顕著であるが艶やかな美しさに満ち溢れていたと言える。したがって、本演奏においても、シカゴ交響楽団の持つ艶やかな音色が、ライナーの引き締まった剛直とも言える演奏に、適度の潤いと温かみを付加することに成功し、いささかも無機的には陥らない情感豊かな演奏に仕立て上げるのに大きく貢献していると言える。第4楽章におけるソプラノのリーザ・デラ・カーザも、最高の歌唱を披露していると高く評価したい。そして、何よりも素晴らしいのはXRCDによる極上の高音質である。本演奏は1958年のスタジオ録音であるが、今から50年以上も前の録音とは思えないような鮮度の高い音質に生まれ変わっており、当時のシカゴ交響楽団の艶やかな音色が鮮明に再現されるというのはほとんど驚異的ですらある。あらためてXRCDの潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、ライナーによる希少なマーラーの名演を、現在望み得る最高の高音質XRCDで味わうことができるのを大いに歓迎したい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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