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Sym, 3: Semkow / Sinfonia Varsovia Narodowejchor Zaremba(A)

Mahler (1860-1911)

User Review :4.0
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
DUX0664
Number of Discs
:
2
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

かつてVOXレーベルのシューマン交響曲全集がベストセラーとなり、なじみのない名前ながらその優れた演奏が大いに話題となったイェジー・セムコフは、1928年10月12日にポーランドのラドムスコに生まれているので、先日80歳を迎えたことになります。
 セムコフはポーランドで学んだ後、1951年にレニングラード音楽院に進み、ボリス・ハイキンに指揮を学びます。その後4年間、ムラヴィンスキーの助手を務めながらボリショイ劇場でも指揮をし、やがて、エーリヒ・クライバーやブルーノ・ワルター、トゥリオ・セラフィン、ジョージ・セルらにも師事しています。
 1959年からは母国ポーランドのワルシャワ国立歌劇場の芸術監督に就任、1966年にはデンマーク王立歌劇場の首席指揮者となり、1976年までその地位にあります。
 その間、1968年にボストン交響楽団を指揮してアメリカ・デビュー。以後、シカゴ響、クリーヴランド管、ニューヨーク・フィル、デトロイト響、シンシナティ響、ロチェスター・フィルなどに客演し、1976年にはセントルイス交響楽団の首席指揮者に就任。
 同じころ、ロンドンのコヴェントガーデン王立歌劇場で『ドン・ジョヴァンニ』を指揮、1979年にはヨーロッパに戻り、ローマのRAI交響楽団の音楽監督となります。そしてイタリアのほかにフランス各地のオーケストラやドイツ、イギリス、そして母国ポーランドなどでも指揮することが多くなったセムコフは、拠点をパリに移し、母国と往復する生活を送って現在に至ります。
 セムコフはその国際的な活躍にも関わらず、レコーディングにはあまり恵まれておらず、これまでにVOXで前述のシューマン交響曲全集やワーグナー管弦楽曲集、リムスキー=コルサコフの『シェエラザード』、ベートーヴェンの合唱曲集などがあったほか、EMIにボロディンのオペラ『イーゴリ公』、ムソルグスキーの『ボリス・ゴドゥノフ』、シマノフスキの作品、DGにショパンのコンチェルトの伴奏、Le Chant du mondeにモニューシュコのオペラ『ハルカ』、Muzaにモーツァルトの交響曲があったくらいで、しかもその多くが廃盤になっているので、今回の大作の登場は大いに歓迎されるところです。

・マーラー:交響曲第3番ニ長調 [97:38]
 I. Kräftig: Entschieden 34:29
 II. Tempo di Menuetto: Sehr mässig 9:01
 III. Comodo. Scherzando. Ohne Hast 17:20
 IV. Sehr langsam: Misterioso 9:48
 V. Lustig im Tempo und keck im Ausdruck 4:14
 VI. Langsam. Ruhevoll. Empfunden 22:46
 エレナ・ザレンバ(Ms)
 ワルシャワ少年合唱団
 ナロドウェイ・フィルハーモニー合唱団
 シンフォニア・ヴァルソヴィア
 イェジー・セムコフ(指揮)

Track List   

Disc   1

  • 01. マーラー:交響曲第3番 [97:38] I. Kräftig: Entschieden 34:29
  • 02. II. Tempo di Menuetto: Sehr mässig 9:01
  • 03. III. Comodo. Scherzando. Ohne Hast 17:20

Disc   2

  • 01. IV. Sehr langsam: Misterioso 9:48
  • 02. V. Lustig im Tempo und keck im Ausdruck 4:14
  • 03. VI. Langsam. Ruhevoll. Empfunden 22:46

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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音楽が前へ進まないところが多く、アンサン...

投稿日:2011/10/06 (木)

音楽が前へ進まないところが多く、アンサンブルの乱れもある。田舎っぽい演奏。しかし、聴き込めばスルメのように味がある。録音は優秀。同曲を何枚も聴いた人にお勧めする。

メルロ さん | 兵庫県 | 不明

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購入から半年以上経って、久々に聴き直して...

投稿日:2009/10/31 (土)

購入から半年以上経って、久々に聴き直してみたところ、素晴らしい演奏だった。前回「第4楽章など弱音部での幻想的な響きも大変魅力的」と書いたとおり、大変神秘的で、またユダヤ的でないクールな音響構成が、耳に心地良く鳴ったというのもある。一人で複数投稿するのは、適正な「評価」の星数を妨げるため好まないが、敢えてこうするのは、同じく前回「東欧のオケ(正教圏か?)」と書いた間違いを訂正したいためである。サウンドの雰囲気から推測でこんなことを書いたのだが、地理文化的には中欧、政治的にはNATO加盟など西欧寄り、少し前まではソ連構成国として東欧であったということで、一概に「東欧のオケ」と呼ぶのは誤りでした。また宗教的には、世界的にも立派なカトリック国であります。気付かなかったが、ヨハネ・パウロU世を生んだ国だったのですね。

あるまじろ さん | 神奈川県 | 不明

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先に欠点を挙げると、楽団がやや技量不足で...

投稿日:2009/02/08 (日)

先に欠点を挙げると、楽団がやや技量不足であること。打楽器が全体に不調で、小太鼓がパートの入りで転ける、ラストのダブル・ティンパニの打点がずれるなどがあり、また低弦が主題を奏でる場面の一部では、「聴き合」えていないのか、全体の縦線が乱れる。しかしLiveでこの程度の瑕はある種当然、素晴らしいのは、録音が非常に優秀、更に音楽の流れ、呼吸が自然なものであることだ。この曲で、これだけ「自然」さを表出できているのも稀で、それだけこれは「名盤」と呼べる。東欧のオケ(正教圏か?)だからか、第4楽章など弱音部での幻想的な響きも大変魅力的。

あるまじろ さん | 神奈川 | 不明

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