SHM-CD

Sym, 2, : Boulez / Vpo Schafer De Young Etc

Mahler (1860-1911)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCG50014
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SHM-CD

Product Description

Japanese only SHM-CD pressing. Part of the Grammophon Best 100 Series. Universal. 2011.

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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近所のラーメン屋さんの窓にチラシが貼って...

投稿日:2011/07/03 (日)

近所のラーメン屋さんの窓にチラシが貼ってあります。そこには「ご要望に応えマーラー復活」って書いてあります。このチラシを見たとき、ここはCD屋かと一瞬錯覚しました。さらにチラシには「麻辣味噌つけ麺」と書いてあり、写真まであります。思うにこのラーメン屋さんのご主人は熱心なマーラーファンなのでしょう。私は戦後生まれですが、中学校の音楽の教科書巻末には作曲家の年表がありましたが、そこにマーラーは記載されていませんでした。そのマーラーがこのラーメン屋さんのキャッチフレースにダジャレとして登場したことに隔世の感を覚えます。  さて、余談はさておき、このブーレーズの復活はSHM−CDのせいか、ウィーン・フィルの演奏のためなのか、響きの美しさが際立っています。またあらゆる楽器・歌唱が明瞭に聞き取れます。表情付も自然で、流れるように進行します。CD最初期のワルター盤に比べDレンジ・Fレンジ共に広く、音質が飛躍的に向上したことが分かります。価格も3分の1以下になっており、これまた隔世の感です。

カズニン さん | 東京都 | 不明

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本盤におさめられたマーラーの交響曲第2番...

投稿日:2011/05/31 (火)

本盤におさめられたマーラーの交響曲第2番は、ブーレーズによるマーラーチクルスが第6番の録音(1995年)を皮切りに開始されてからちょうど10年目の録音である。このように10年が経過しているにもかかわらず、ブーレーズのアプローチは殆ど変っていないように思われる。かつては、作曲家も兼ねる前衛的な指揮者として、聴き手を驚かすような怪演・豪演の数々を成し遂げていたブーレーズであるが、1990年代に入ってDGに録音を開始するとすっかりと好々爺になり、オーソドックスな演奏を行うようになったと言える。もっとも、これは表面上のこと。楽曲のスコアに対する追及の度合いは以前よりも一層鋭さを増しているようにも感じられるところであり、マーラーの交響曲の一連の録音においても、その鋭いスコアリーディングは健在であると言える。本演奏においても、そうした鋭いスコアリーディングの下、曲想を細部に至るまで徹底して精緻に描き出しており、他の演奏では殆ど聴き取ることができないような旋律や音型を聴き取ることが可能なのも、ブーレーズによるマーラー演奏の魅力の一つと言えるだろう。もっとも、あたかもレントゲンでマーラーの交響曲を撮影するような趣きも感じられるところであり、マーラーの音楽特有のパッションの爆発などは極力抑制するなど、きわめて知的な演奏との印象も受ける。したがって、第2で言えば、ドラマティックなバーンスタイン&ニューヨーク・フィル(1987年ライヴ)やテンシュテット&ロンドン・フィル(1989年ライヴ)の名演などとはあらゆる意味で対照的な演奏と言えるところである。もっとも、徹底して精緻な演奏であっても、例えばショルティのような無慈悲な演奏にはいささかも陥っておらず、どこをとっても音楽性の豊かさ、情感の豊かさを失っていないのも、ブーレーズによるマーラー演奏の素晴らしさであると考える。さらに、ウィーン・フィルの優美な演奏が、本演奏に適度の潤いと温もりを付加させていることも忘れてはならない。クリスティーネ・シェーファーやミシェル・デ・ヤングによる独唱やウィーン楽友協会合唱団も最高のパフォーマンスを示していると言える。なお、このような細部への拘りを徹底した精緻な演奏としては、最近ではホーネック&ピッツバーク交響楽団が第1番や第4番で見事な名演を成し遂げているが、ホーネックが今後第2番を手掛けた時に、本演奏を超える演奏を成し遂げることが可能かどうか興味は尽きないところである。録音は、今般のSHM−CD化によって従来盤よりも音質はやや鮮明になるとともに音場が広がることになったが、必ずしも抜本的な改善が図られているとは言い難い。いずれにしても、本演奏はマーラーの交響曲演奏に新風を吹き込むことに成功した素晴らしい名演でもあり、第3、第4及び大地の歌と同様にSACD化していただくことをこの場を借りて大いに望んでおきたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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