現代最高のシティポップだと断言できる。ブラジル音楽をはじめ様々な要素を実に巧みに消化した上で自分たちのサウンドを実現しているところがすごい。「1998」と「Fantsay」がこれまでありそうでなかった曲で気に入っている。

ファン投票でもっとも人気の高かった「さち子」が収録されている。個人的には他の作品よりこじんまりしてより内省的な曲が多い印象だが、飽きが来ないクオリティに安心する。

彼らのアルバムはずっと買い続けていますが、このアルバムは、ほとんどの曲が5分を超え、意欲的な曲が並んでいます。AOR、ボッサそして歌謡曲がMIXされたような彼らならではの独特な音世界は健在。